2025年08月18日
Hijiri Oda -Ostwind- Vol.15 グラベルレースに挑戦!

「グラベルクラシックやくらい」で今年から本格的なグラベルレースが開催されるということで挑戦してみる。
元チームメイトや、シクロクロスで知り合った選手が2、3年前からグラベルレースを始めており気になってはいたものの、日本でグラベルイベントはあってもレースがなかったのもあり、躊躇していた。
今年の「グラベルクラシックやくらい」は2026年にグラベルのUCIレース開催を見据えた大会ということで、ここ数年の世界的なグラベル人気が気になっていた私にとって挑戦する後押しになった。
レースの舞台は、仙台より北西に位置する宮城県加美町。仙台から車で1時間ほどのところ。
私自身、初のグラベルレース参加ということもあり、インターネットの情報を頼りに準備をして、先日「グラベルクラシックやくらい」の公式試走に参加してきた。
タイヤに関しては、シクロクロスよりも幅広な40cから45cくらいで、マッドタイヤも使うことがあるとのことだったが、主催者の菅田さんにお聞きしてサイドノブがありセンターノブは低めのタイヤをチョイス。
ペダルはロードペダルもオフロードペダルも使うみたいだが、試走ということで歩くこともあるかもしれないと思ったのでオフロードペダルをチョイスした。
結果的に降りることはなかったが、バランスの取りやすいオフロードペダルで良かった。
公式試走とはいえ、平日開催だし20〜30人くらいかなと想像していたものの、まさかの70人超え。この日がイベント当日なのではないかと錯覚するくらいの大盛況。8月30、31日のレース・イベントがとても楽しみだ。
試走の参加者の中には海外のグラベルレースを走ったことのある選手やグラベルイベントを走っている経験者の方々がいたのでアドバイスをいただきながら充実した試走時間になった。
いざ走ってみると、シクロクロスともロードレースとも違う新たな競技という印象。どちらかといえばロードレースに近いのではないかと思ったが、上りのトラクションコントロールや下りのバイクコントロールはオフロード競技者のアドバンテージが大きい。
ただ、競技時間が長い競技ということでロードレースの持久力は必須。
今回のレースは8月ということで暑さ対策も必須だろう。私自身暑さが得意なわけではないのでこの課題はクリアしなくてはならない。
8月末が初レースなのでまた終わったら色々と分かるのだろう。ただ試走だけでも気づくことがたくさんあって本当に楽しい。
新しいことに挑戦するのは面白いですね。
機材編/ビアンキの完成車をベースにホイール、タイヤを変更。
グラベルレースはシクロクロス同様に「弱虫ペダルサイクリングチーム」からの参戦。
フレーム BIANCHI IMPULSO
タイヤ VITTORIA T50 TLR 40c
ホイール FORMOSA × INDUSTRY NINEペダル CRANKBROTHERS・CANDY
コンポーネント SHIMANO・GRX
ペダルはオフロードペダルとオンロードペダルどちらを使えばいいか悩みましたが、今回のグラベルクラシックやくらいのコースはオフロードペダルで走ろうと思っています。
空気圧に関してはとても悩ましいが、1.8〜2.0barの間で調整してみます。
持ち物は電動ポンプと刺すタイプのプラグ、TPUチューブの予定。
「こんなもの持って行った方がいいよ!」アドバイスがあれば教えてください!
レースは8月30日(土)でライドイベントは8月31日(日)。
写真と文:織田聖
hijirioda.stores https://hijirioda.stores.jp/
Instagram https://www.instagram.com/hijirioda/
過去の記事
Vol.1「織田 聖」
Vol.2「Ελλάδα(ギリシャ遠征)」
Vol.3 「サイクリングの補給食」
Vol.4 「チームの公用語」
Vol.5 「筑波山をご案内」
Vol.6 「まっすぐ走るのは意外と難しい」
Vol.7 「チームハウスでの食生活」
Vol.8「チューブレスとチューブラーどちらも好き」
Vol.9 「オランダ遠征」
Vol.10 「オランダ遠征(番外編)」
Vol.11 「鹿児島合宿」
Vol.12 「猛暑を避けて北海道走り込み、お気に入りの峠」
Vol.13「イタリア遠征①」
Vol.14「イタリア遠征②」
著者プロフィール

織田聖おだ ひじり
1998年生まれ。 2023年シクロクロス全日本チャンピオン。 ロードレースはマトリックスパワータグ、シクロクロスは弱虫ペダルサイクリングチームに所属。 レースなどの情報はInstagramやブログからどうぞ (https://hijirioda.com/)