「日々是好輪～第16回～サイクルセイフティ あの日の事故の反省と今後のために ～」

こんにちは、イラストレーターの寺崎です。
11月24日、サイクルセイフティへ行ってきました！

『サイクルセイフティと受講のきっかけ』

サイクルセイフティとは、サイクリングやイベント、レースなどで事故が起きたとき、どうしたらいいかを学べる講義です。
「ヘルメットを被っているときやうつ伏せのときってどうするの？」「ケガ人が何人もいたら？」「誰もいない峠で転んだら？」などサイクルスポーツ特有の事故のときに特化した初期救護対応（ファーストエイド）プログラムです。

私は過去に事故に遭ったことがあり、とっても困りました！
「まずは落車した人の状態を見るの？」
「助けを求めるの？」
「119番するの？していいの？」
と、わからないことだらけ…。

事故に遭ったのは2021年の春、私と夫のいっちーくんとサイクリングしてたらオートバイと出会い頭で衝突…という交通事故です。

そのときは全員意識もありもちろん今も生きていますが、事故のときの対応に「これでよかったのかなあ？」とふと思い出すことがあります。
その答えを見つけたいのと、もっとできることがあればいいなと思って参加してみました.

『サイクルセイフティってどんなことをするの？』

まずは座学。
スマートコーチングの安藤さんからサイクルセイフティの目的、自転車事故とその後の事例、自転車のイベントなどでの救急体制、これから学ぶファーストエイドの重要性などを、救急医の土屋さんからは実際の病院で起こっている救命救急のことなどを説明していただきました。

次は実習。
「安全確保」「初期評価CPR」「全身観察」「搬送」の4つのセクションを、それぞれ5、6人ずつに分かれて学習します。

「安全確保」ではグループライド中に公道で落車や事故を再現。ケガ人の様子や周囲の状況を確認したり、さらに二次災害を防ぐシュミレーションを何度もします。「初期評価CPR」では意識や呼吸の確認、そして心臓マッサージやAEDの使い方を、「搬送」はケガ人の運び方を、「全身観察」では外傷があるかの観察や確認などを学びました。

どのセクションでも、「頭を支えますね」「腕を触りますね」など、ケガ人に寄り添った声かけも重要だということが印象的。
だけど声かけを忘れたり、頭が重くて支える手が震えたり、やってみないとわからないことだらけでした！

最後は総合シナリオ実習。
4つのセクションをスムーズにできるかという実習ですが…できるようで何かが抜けたり、なかなか難しい！
「誰が後続のクルマを停めにいく？」
「119番はした？」
「リーダーはみんなに的確に指示を出せる？」

もう、やることがたくさんです。
しかも事故に同じ状況なんてないに等しいですし、柔軟な対応ができるようになりたいです。
できないからこそ学ぶ、これがとっても大事なのだなと感じました。

『これからはサイクルセイフティを！』

当事者への声かけは大切と学びましたが、本当にそう。
私の事故の場合、通りすがりのランナーが、怖くて震えてる私のそばで寄り添ってくださいました。
とても安心した記憶がしっかり残っています。

もう二度と事故には遭いたくないけど、今後もし事故に遭ったり遭遇したときにはサイクルセイフティを活かしたいと思います！

日々是好輪〜 連載中

第1回　たくさん仲間ができました
第2回　スプリントとは……？
第3回　思い切って逃げてみた！
第4回　私の練習日誌
第5回 やさしい真夏の1日
第6回 　“クルクルシャー”とはなんぞや。
第7回 　一大イベントに初参加。そして目標達成！
第8回　ダンシングの仕方を再確認！
第9回 〜全力で走れ！ 〜トラック記録会に行ってみた
第10回 軽井沢って思ってたより近いんですね ～ハルヒル試走して軽井沢でソフトクリーム食べてきた〜
第11回 ～ハルヒルはベストから2分弱更新！富士ヒルやいかに…？〜
第12回　ペーサーと走る富士ヒル！
第13回 ～この一体感がたまらない！～全日本選手権に行ってきました〜
第14回 ～みんなでハマろう、顔出しパネル〜
第15回～まえばし赤城山ヒルクライムにむけて日常の過ごし方を大切にした成果とは？～

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