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2024年06月17日

『日々是好輪 第12回 ~ペーサーと走る富士ヒル!〜』

いよいよ富士ヒル。
早速ですが完走タイムは1時間24分57秒でした(昨年は1時間27分58秒)。
90分ペーサーについていったけど途中で千切れて、でも自己ベスト、という結果でした。


「ペーサーと走る!」

第4スタートの90分ペーサーはJCL TEAM UKYOの山本大喜選手と石橋学選手。
スタートの時点ではペーサーの後ろには100人? 200人? とにかくいっぱい並んでいました。
すごい人気なんですね~。
私は去年ペーサーと走った友人が楽しかったって言っていたので一緒に走ってみました!

さて、料金所までは練習通りのペース。
それからはグイグイとちょっとずつペースが上がってきます。
ハンドルに貼ったタイム表(前回の記事参照)よりかなり速いな…と思いつつ、ついていけるところまで頑張ろうと思いました。
体感ですが、徐々にペースが上がっていくような感じで、途中からタイム表もパワメを見る余裕もなくなっていきました。

私はペーサーの後ろの後ろに着いていたので、ペーサーのお2人の会話も聞こえてきます。
コースは全長24キロ。 16キロ地点の手前で、「あと30W上げる?」「85分くらいのペースにして少しずつ上げてこうか」と話してるんですが、これ以上ペースが上がるときつい……。

というわけで、そんな中ちょこっとペースを上げられた途端、千切れちゃいました!
序盤からペースが速いなあと感じていたので想定内ってところでしょうか。でもくやしい!
そのときにペーサーに着いてきていたのは10~15人くらいかな? 思ったよりも小さい集団になっててびっくり…。

残りの8キロはずっとひとりで淡々と上りました。
試走したことで感覚が残っていたのか、そこからペースは特に垂れることなく無事フィニッシュ。
ペーサーと一緒に着いて行った方々はどのくらいのタイムだったのか、そして最後まで残ったのは何人だったのでしょうか。
…とても気になります。
ああ、最後まで着いていって、山本選手と石橋選手にお礼を言いたかったなあ!

ところで上りをトレインで走るのは初めてだったのですが、ペースが速いと思った割に楽に感じました。

特に勾配の変わるところ。

勾配が緩くなるところは、ゆっくり加速する感じだったのに思ったより速度は出てたみたいだし、逆にきつい登板はみんなと走れば単純に楽しかったです。
風をほとんど感じなかったのも集団で走ってたからか、ひとりぼっちになったときは風が吹いてるなあと感じました。
平均時速は17キロ。試走より4分速いのに平均パワーは1Wしか増えてないので、ペーサーと集団、両方のおかげでいつもよりパワーを使わないで走れたのかなと思います。

「90分ペーサーとは?」

90分ペーサーって
「90分ギリギリ・ブロンズを取れるかどうか、という人をブロンズのペースで引く」 だと思っていたのですが、
「90分切れる人をさらに引っ張る」
という役割だったのかなと今回感じました。
3分の2で千切れた私にはちょっと厳しかったかな!

「下山コントロール隊に入隊!」

それと下山コントロール隊にも参加。

1グループあたりの人数は事前に500名と聞いてたけど……。10時発のグループを見送りましたが、ものすごい人数でした!
下山の開始を待っているとき、上っている人を応援している人もいて、よい雰囲気でした。

さて、『下山コントロール隊』とは参加者のみなさんを安全にグループ下山していただくためのスタッフ。
ピンクのビブスを着ている方は下山リーダーで、先頭と最後尾に。
下山コントロール隊は参加者有志。エントリーのときにチェック欄にチェックした方々です。
そして安全なスピードで大会会場まで導きます。

私はというと先頭のリーダーの後ろで降りました。
前が詰まっていると後ろも詰まるから車間をとって降りるように、と指示を受けて下山開始。
無事下山して、ほっとしました。


富士ヒルは当日だけでなくて試走も楽しいですよね。
今年は開催前にスラッシュ雪崩が発生したりと心配でしたが、無事開催できたこと、本当にありがとうございました。

イラストと文:寺崎愛


日々是好輪〜 連載中

第1回 たくさん仲間ができました
第2回 スプリントとは……?
第3回 思い切って逃げてみた!
第4回 私の練習日誌
第5回 やさしい真夏の1日
第6回  “クルクルシャー”とはなんぞや。
第7回  一大イベントに初参加。そして目標達成!
第8回 ダンシングの仕方を再確認!
第9回 〜全力で走れ! 〜トラック記録会に行ってみた
第10回 軽井沢って思ってたより近いんですね ~ハルヒル試走して軽井沢でソフトクリーム食べてきた〜
第11回 ~ハルヒルはベストから2分弱更新!富士ヒルやいかに…?〜

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