2024年09月20日
Hijiri Oda -Ostwind- Vol.12 「猛暑を避けて北海道走り込み、お気に入りの峠」
猛暑を避けて北海道へ
毎年のように過去1番の暑さとか猛暑日連続何日目というようなニュースが報道され続ける関東地方。
じりじりと突き刺すような日差しもだが、湿度がとても高く、ただ外にいるだけでも汗だくになるような不快な暑さの日が多かった。
そんな中CXでお世話になっている弱虫ペダルサイクリングチームが北海道で合宿をすると聞きご一緒させてもらった。
弱虫ペダルの拠点であるつくば市から大洗港まで車で移動して夕方のフェリーに乗り、翌日のお昼頃に苫小牧港に到着。
波も穏やかで、ご飯も美味しく快適な船旅だった。
そこから車で北見市まで。
今回拠点は北見市自然休暇村センター
JR北見駅から南東に10km行ったところにある宿泊施設でスキー場と遊園地が併設されている。
他の自転車チームや選手も合宿地に使用しており、自転車に理解もあり優しい宿だった。
私たちの合宿中は自転車選手はいなかったが、大学のカーリング部が宿泊していた。
倉庫一つを自転車置き場として使わせていただき、自転車ラックはもちろん靴乾燥機まで用意されていた。
合宿は9日間
今回は9日間を目一杯使い、4日間トレーニングを行い1日休み、また4日間トレーニングというプラン。
関東地方では暑すぎてできなかった長距離の乗り込みトレーニングを中心に行うことにした。
気候が自転車には最適で合宿中1番暑い日でも31度。
31度でも湿度があると不快だが、湿度も低く汗をかいてもすぐに乾くので長時間トレーニングも快適にこなすことができた。
合宿地周辺は信号も少なく、雪国ならではの道作りで道幅も広くとても走りやすく十分な補給さえあれば4時間5時間止まらずに走ることができる。
道路の本数はそこまで多くはないが9日間走って「またここの道か…」のような感情にはならずコースバリエーションも豊富だ。
私のお気に入り峠
1つ目は美幌峠(8.5km 4.3%)
距離はあるが勾配が緩いのでトレーニングにもちょうど良い。
トレーニングメニューを行うために、ここを3往復する日もあった。
ただ上るのであれば他にもたくさんあったがここはなんと言っても景色がいい。
頂上から屈斜路湖が一望でき、頑張って上って来て良かったと思わせてくれるそんな景色だ。
2つ目は小清水高原(11.95km 4.3%)
今回の合宿中は最終日に一度だけしか上ることができなかったが、次回もまた上りたいなと思う峠だった。
シーズン後半戦やシクロクロスシーズンに向けて充実したトレーニングを行うことができた。
選手の避暑合宿地としてはもちろん、サイクリングで訪れても楽しい場所だと思います!
写真と文:織田聖
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過去の記事
Vol.1「織田 聖」
Vol.2「Ελλάδα(ギリシャ遠征)」
Vol.3 「サイクリングの補給食」
Vol.4 「チームの公用語」
Vol.5 「筑波山をご案内」
Vol.6 「まっすぐ走るのは意外と難しい」
Vol.7 「チームハウスでの食生活」
Vol.8「チューブレスとチューブラーどちらも好き」
Vol.9 「オランダ遠征」
Vol.10 「オランダ遠征(番外編)」
Vol.11 「鹿児島合宿」
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著者プロフィール
織田聖おだ ひじり
1998年生まれ。 2023年シクロクロス全日本チャンピオン。 ロードレースはマトリックスパワータグ、シクロクロスは弱虫ペダルサイクリングチームに所属。 レースなどの情報はInstagramやブログからどうぞ (https://hijirioda.com/)