2019年10月01日
【ELITE】コンパクトさと静粛性に磨きをかけた 最新インタラクティブトレーナー SUITO(スイート)登場
豊富なホームトレーナーラインナップを有し、TEAM SunwebやMITCHELTON SCOTT、MOVISTAR、Groupama FDJ、BAHRAIN MERIDAなど数多くのトップカテゴリーチームにも採用されている、ダイレクト・トランスミッションホームトレーナーのパイオニア「ELITE」から、日本の住宅事情にマッチする超薄型・静音設計の新型インタラクティブトレーナー「SUITO(スイート)」が発表された。
収納時の幅が従来のダイレクト・トランスミッションホームトレーナーに対して圧倒的にスリムな筐体は、ドライブシステムの改良により駆動音もさらに静かになった。
SUITOはカセットスプロケットが装着された状態で出荷され、箱から取り出しすぐに使用することが可能。付属の2つのヴァーチャルライドのトライアルライセンスを使用しヴァーチャルライドの世界を体感することができる。
また注目の新機能パワーメーターリンクを搭載しており、自転車にすでに装着済みのパワーメーターの数字をトレーナーが受信し、その数字に基づいて自動負荷調整機能を行う(my E-Trainingのみ)。
優れた静穏性とヴァーチャルライドの走行状況を再現する自動負荷調整、出力を測定するパワーメーターを内蔵するなど、昨今人気を集めるヴァーチャルトレーニング向けといえる。
高機能なダイレクト・トランスミッションホームトレーナーは比較的高価でサイズも大きくかさばりがちであるが、新しく登場したSUITOは今までのダイレクト・トランスミッションホームトレーナーの常識を覆すほどスリムな筐体を持ち、収納時には僅か15cmという幅に収めることができる。
これは多くのダイレクト・トランスミッションホームトレーナーの半分程度もしくはそれ以下の幅しかなく、僅かな隙間に滑り込むように収納できる。
非常にスリムなSUITOは脚を収納すると幅僅か15cm。
スリムでありながら強力なパワーを受け止める筐体はスチール製。
SUITOはさまざまな通信規格に対応する双方向通信機能を備え、エリート純正の高機能トレーニングアプリ「my-E-Training」やサードパーティ製の「ZWIFT」、「TrainerRoad」などアプリを使ったさまざまなトレーニングが可能だが、その際に必要不可欠なデータがパワー値だ。
SUITOはダイレクト・トランスミッションホームトレーナーで初めて「POWER METER LINK(パワーメーターリンク)」を搭載したモデルで、普段のバイクに既に取り付けられているパワーメーターのデータを利用し自動負荷調整を作動させることが可能で、自転車とホームトレーナーのパワーメーターが異なることで生じてしまう数字の乖離を完全に取り払い、つねに一貫性を持ったデータをベースにトレーニングすることが可能になります。
自転車にパワーメーターを取り付けていない場合は、SUITOに搭載されている磁気抵抗ユニットとELITE独自のアルゴリズムを用いた計算値でパワーを導き出し、そのデータをヴァーチャルライドに利用します。
計算値の精度は±2.5%以内の誤差に収まるよう1台1台丁寧にキャリブレーションされている。
ダイレクト・トランスミッションホームトレーナーならではの非常に優れた静粛性は、ドライブトレインの改良と筐体のサイドにスチールを採用することでさらに磨きをかけ、日本の集合住宅などでも周囲を気にすることなく使用可能だ。
ダイレクト・トランスミッションホームトレーナーとして初のパワーメーターリンク搭載機種
SUITOの電子制御マグネティック負荷ユニットは100Vで駆動し、低ケイデンス・高負荷に対応。動作速度は自然で滑らかな反応を実現し、ヴァーチャルライドでも実走と遜色のないリアルな走行感を実現した。
スリムな筐体ながら最大15%の登板負荷は、さまざまなヴァーチャルライドはもちろんハードなインターバル・トレーニングなどにも必要十分な負荷を再現できる。
双方向通信機能を備えたダイレクト・トランスミッショントレーナーとしては他を圧倒するスリムなサイズのSUITOは重量も比較的軽量で約14.5kg。上部の大きなハンドルは握りやすく簡単に持ち運べ、様々なスペースに収納できる。
SUITOにはシマノ105仕様のカセットスプロケット(11-28T)が付属されるだけでなく、フリーボディに取り付けてから梱包し出荷される。ご購入後、箱から出したらすぐに愛車をセットし、トレーニングをすることができる。またELITE純正の高機能トレーニングアプリ「my E-Training」の1年間無料ライセンスと「ZWIFT」1ヵ月無料ライセンスが付属する。
大幅なアップデートを行った「my E-Training」では、任意のパワーを継続できるようケイデンスに合わせて負荷を自動で調整する「パワーモード」、任意で好みの負荷に調整できる「レベルモード」、ELITEが提案する数十種類のトレーニングプログラムを選ぶことで、そのプログラムに合わせて負荷が変化する「プログラムモード」などのトレーニングモードの他に、自身のFTP(FUNCTIONAL THRESHOLD POWER)を正確に測定できる「FTP test」や、ペダリング解析(アプリ内課金が必要)といった評価プログラムも利用可能になった。
さまざまな通信規格に対応し、あらゆるトレーニングが自宅で簡単に行うことが可能に。
SUITO(スイート)
設置サイズ:760×560×495mm、収納サイズ:560×150×495mm
重量:約14.5kg
自動負荷・最大再現勾配15%
ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、出力を送信)
パワーメーターリンク搭載
磁気抵抗ユニットによる出力計測(誤差±2.5%)
130-135mmQR、142-142mmTA 対応
付属品:my E-Training1年間無料ライセンス、ZWIFT1ヶ月間無料ライセンス、ライザーブロック、シマノ11速カセット(105)※取付済
税抜定価:948,00円
※10月初旬入荷予定
※心拍データを利用する場合は、別途「心拍ベルト」をお買い求めください。
※カンパニョーロ10/11スピード用フリーハブボディは別売
※使用する自転車によっては変速調整が必要な場合があります。
※騒音や振動は、建物の構造により感じ方が異なります。
※写真はサンプルを撮影したもので、スペックやカラーなど実際の製品と異なる場合があります。
※色調はモニター画面と実物では多少差異がございます。あらかじめご了承ください。
※表示価格は税抜価格でシーズン途中で変更される場合もあります。最新情報は販売店でお確かめください。
関連URL:http://www.pinarello.jp/
なお、グランフォンドピナレロ八ヶ岳(10月5〜6日開催)で出展予定のエリートブースで試乗コーナーを用意。
エリートの新型トレーナーを3モデル(DIRETO X、SUITO、TUO)を持ち込む予定。
このSUITOはZWIFTでデモが出来るよう準備中だ。
グランフォンドピナレロ八ヶ岳 公式ホームページ
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。