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2022年04月27日

パラチノース®︎ を使ったエンデュランスイベント攻略法

天然の糖質のひとつであるパラチノースは、ゆっくりと体に吸収される持続型エネルギー源としても注目されています。この吸収スピードは科学的な知見からアスリートのパフォーマンスをサポートできることがわかってきています。

長持ちするエネルギー

特にエンデュランススポーツ(マラソンや自転車、トライアスロンなど)に取り組むアスリートにとっては理想的なエネルギー源でしょう。ではどうしてゆっくり吸収されるのでしょうか(詳しくはこちらの記事へ)。

その特徴を活かした補給の仕方とは?

先日行われた自転車エンデューロイベントのオーソリティである、富士チャレンジ200で実際にパラチノースを使ったサポートチームのRoppongi Express(以下、RX)とサポートライダーに使用方法と感想を聞いてみましょう。

INDEX


▷パラチノースを使った効率の良いエネルギー補給の仕方


▷気温が高いときは薄め、低い時は濃いめに


▷サポートライダー・雑賀大輔さんの声

パラチノースを使った効率の良いエネルギー補給の仕方

普段のトレーニングからパラチノースを使用しているRoppongi Expressの菊川さん。

RX所属の菊川さんももちろんパラチノースを使用しています。今回の富士チャレのコンディションは、雨模様で気温も10度前後と低め。100km(22周)を大集団から逃げ切るという企画に参加していたので、補給はパラチノースのみで乗り切ります。
そのためボトル(700ml)にパラチノース・スティックを2本(40g)入れてスタート。「寒い日は濃いめにします」。低温だと水分補給も減ってしまうのでカロリーをしっかり摂ろうとした場合は、パラチノースの濃度を濃いめに設定します。「甘みがあっさりしているので飲みやすいですね」。同様の量の砂糖を入れた場合と比べて、半分程度の甘みなので、すっきりと飲みやすいのも特徴です。

水の温度が低いと溶けにくい場合もありますが、飲む前にボトルを攪拌すればしっかり摂れます。また水温を上げるなどして溶かしやすくするなど工夫をしてみてください。

スポーツドリンクに入れれば(注1)自分だけのスペシャルドリンクが作れます。
あっさりとした甘みなのでスポーツドリンクの飲みやすさも変わらないでしょう。
注1:パラチノースに加えて水も適量を追加してください。

ツール・ド・おきなわ140kmの優勝経験もある西山さんは、出走前にスペシャルドリンクを製作中。
「パラチノース60g、マルトデキストリン20g、BCAA10gをボトルに入れています。気温が低かったこともあり、2時間20分=100km走り切るとしてもボトル1本で十分という算段でこれだけでいきました。
ゆっくり吸収されるパラチノースと早めに吸収されるマルトデキストリン。疲労の回復サポートがあるBCAAと、それぞれの特徴が生かされるのを狙っています」。

気温が高いときは薄め、低い時は濃いめに

「パラチノースを入れる量は自転車用のボトル500~750mlくらいであれば20~40gくらいがおすすめです。スティックなら1~2本分くらいです」。
水分補給をたくさんする夏場はパラチノースを薄めにしてカロリーを摂りすぎないように気をつけましょう。
反対に寒い日や雨の日は発汗量も少ないので、それほど水分補給を必要としません(全く必要がないわけではありません)。そんな場合は、パラチノースを入れる量を増やして、カロリー不足にならないように調整をしてください。
詳しい内容はこちらの記事へ。

暑ければ1時間で500mlくらい消費することもあります。100kmほどのエンデュランスレースを想定している場合は、ボトル2本は最低必要になってくるでしょう。

サポートライダー・雑賀大輔さんの声

普段からパラチノースを利用されているという湾岸サイクリング・ユナイテッド所属の強豪レーサー、雑賀大輔さん。

「雨だったので補給を背中から取りづらいと思い、50gを600mlのボトルに入れて使っていました。 今回に限りませんが、エネルギー不足になりにくい感覚はあります」。
雨の日はレインジャケットを着用することもあるので、背中のポケットへのアクセスが悪くなってしまいます。すると補給食を取りにくくなってしまい補給がおろそかになってしまう場合もあります。そういった場面ではドリンクだけで必要なカロリーが摂取できるような体制を作ってもいいですね。

ドリンク以外にも、パラチノースを配合した補給食もたくさんあります。
ドリンクのみだとハンガーノックになるのではないかと不安な方は、こうした食品を組み合わせて使ってみてもいいでしょう。

ピュアパラシリーズ /
ピュアパラ(ノンフレーバー)1kg  1,980円(税込)/
ピュアパラスティック20g×10袋入り 980円(税込)

栄養成分(100gあたり) エネルギー :380kcal たんぱく質:0g 脂質:0g 炭水化物:94.9g 糖質:94.9g 食物繊維:0g 食塩相当量:0g

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写真:小野口健太、編集部 

前回までの記事はこちら
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