2021年10月12日
パラチノース®︎が持久型スポーツに適している理由 「パラチノースってなんですか?」
みなさんは、運動中のパフォーマンスをサポートする『パラチノース』という名前を聞いたことがありますか?
サイクリングやマラソンに良いらしいのですが、どんな特徴をもっており、なぜ運動、それもサイクリングやマラソンといった持久系スポーツに適しているのでしょうか。
今回、パラチノースを販売している三井製糖で、マーケティングを担当している宮崎 大地さんに訊いてみました。
CONTENTS
テーマ:そもそもパラチノースってなんだろう
▷砂糖と同じ糖質の一種!?
▷なぜ吸収されるスピードが違うの?
そもそもパラチノースってなんだろう
-パラチノースは「糖質だ」ということは理解していますが、そもそもは何なのでしょうか?
宮崎さん(以下、宮):ほとんどの方は、普段の生活の中で「パラチノース」って言葉自体を聞いたことがないと思いますので、まず砂糖とパラチノースの大きな違いについてお答えしますね。
パラチノースとは、砂糖と同じ糖質の一種です。そして、その一番の違いは、身体に吸収されるスピードなんです。
例えば、いろいろなアミノ酸にはいろいろな種類があるのはご存知だとおもいますが、同じように糖質にもいろいろな種類があって、その中に砂糖やパラチノースというものがあるんです。
砂糖と同じ糖質の一種!?
-糖質であれば、エネルギーに変わるということは同じですよね?
宮:その通りで、いずれもエネルギーになるという性質があります。パラチノースは普通の糖質よりもゆっくりと身体に吸収され、エネルギーになります。これが一番の特徴であり、一般的な他の糖質と大きく違う点です。
なぜ吸収されるスピードが違うの?
-同じ糖質なのに、吸収されるスピードが異なる理由を教えてください!
宮:ヒトの身体(小腸、十二指腸)は糖を分解するさまざまな酵素をもっています(食べ物や種類によって分解を行う酵素が違うんです)。また酵素の働きには強弱があることもわかっています。
例えばお米に含まれる『でんぷん』のような人類の歴史上、よく食べられている物の場合、ヒトは進化の過程で非常に強力な酵素を持つようになりました。
そのため、食べた瞬間から酵素がすみやかに分解・消化吸収してくれます。これは太古の昔、十分に食べ物がなかった時代の名残りともいえます。少しの食べ物でもしっかり分解して力にするぞという、生き抜くための身体のシステムなんですね。
一方のパラチノースは天然の甘味料ですが、自然界にほとんど存在しません。例えば、ハチミツなどに1%に満たないわずかな量しか含まれていない希少な糖なんです。
ですからヒトや動物はパラチノースを強力に分解する酵素を持つ必要がなかったんです。
そのため酵素による吸収・分解スピードがそれほど強くありません。砂糖やでんぷんと比べて酵素の分解スピードがゆっくりなんです。
-なるほど! どれくらいスピードが違うものですか?
宮:摂取した量によっても違いますが、普通の糖とくらべると5倍以上も吸収に時間がかかるといわれています。
そういった性質を利用して、持久系スポーツのパフォーマンスのサポートに一役を買っているということです。
つづく
次回予告
なぜゆっくり吸収されることが、持久系スポーツに向いているんでしょうか?
その理由は次回明らかに!
※パラチノース®︎は三井製糖の登録商標です。
関連URL:ピュアパラ
https://www.palatinose.jp/purepala/
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写真:小野口健太
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。
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