【コロナ禍中における自転車チームの今：J Proツアー】キナンサイクリングチーム　／Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team

コンテンツ
▷1 キナンサイクリングチーム　～自宅でできるトレーニング動画公開～
▷2 Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team～データトレーニングへの理解を深める～

「新型コロナウイルスに負けない！」　当面のレースもなく、屋外でのトレーニングも制限される状況だが、国内最高峰のJプロツアーに参戦する各チームは前向きにこの危機を乗り越えようとしている。キナンサイクリングチームは、自宅でできるトレーニングを動画配信し話題だ。

海外選手もロックダウン解除

和歌山県に拠点を置くキナンサイクリングチーム。2018年にはマルコス・ガルシア選手がツアー・オブ・ジャパン総合優勝、山本元喜選手が全日本選手権優勝とビッグタイトルを獲得し、同年のUCIアジアツアー・チームランキング1位となり、国内屈指の強豪チームへと成長を続けている。

しかし、レースがない今の状況で、石田哲也監督は「レース再開の予定が立てられない現在は、例年だと年間通してレース続きで十分な時間が充てられなかった体のケアやベース作り、治療などに専念してレースの再開に備えています」と選手たちの様子を教えてくれた。

また、チームに所属する海外選手も自国でのロックダウンがようやく解除されたという。

「スペインに住むマルコス・ガルシアとサルバドール・グアルディオラは5月3日まで外出規制がかかっており、日本よりもさらに大変な環境下で生活しておりましたが、彼らもようやく外出ができ、屋外でのトレーニングが再開できるようになりました。彼らと日本に住む選手の体調と安全を確保しながら段階的にレース再開の時期を迎えたいと思います」

1週間日替わりでトレーニング動画配信

この間、チームとして様々なメディアを通じてファンとの交流を図ってきた。

「チームとしての活動は、ラジオ等のリモート出演、室内で出来る運動の動画配信や質問形式のライブ配信、選手のインタビュー記事などを発信しています。今後も我々にできる取り組みから試行錯誤しながら進めていきたいと、皆で知恵を出し合いながら進めています」

その中で、5月11日から公式You Tubeで配信している「1 week challenge」では、1週間、選手が日替わりで登場し、「プッシュアップ（腕立て伏せ）」「体幹トレーニング前の呼吸法」など自宅でできるトレーニングを公開。おうち時間を過ごすサイクリストにとっても、参考になる内容だ。

石田監督はファンと思いを共有しつつ、レース再開後の活躍を誓っている。

「どなたも本当に大変な状況下におられると思います。そんな中で私たちが今できることを探し、少しでも皆さまに楽しんでいただける活動を続けていきたいと考えております。そして、レースやイベントが再開される際には多くの会場へ出向き、ファンの皆さまとの交流を楽しみにしています」

「今後レースが再開されたとしても、あっという間に終わってしまうシーズンとなりますので、その数少ないチャンスの一つ一つを掴んでいけるように選手は日々準備を続けています。ぜひファンの皆さまには会場でお会いできたら私たちも大変嬉しいです！」

■KINAN Cycling Team.tv（公式You Tube）

https://www.youtube.com/channel/UC2puVZ4eHdNPU1FWBw9myQA

石田哲也監督　©️キナンサイクリングチーム

正式名称	KINAN Cycling Team
正式名称（カナ）	キナンサイクリングチーム
欧文表記	KINAN Cycling Team
創立日	2015年1月1日
ホームタウン	和歌山県新宮市
公式HPアドレス	https://kinan-cycling.com/team
メインスポンサー名	株式会社 キナン
使用バイク	YONEX
使用コンポーネント	Campagnolo

関連URL：
Twitter https://twitter.com/teamKINAN
Facebook https://www.facebook.com/KINANCyclingTeam
JBCF https://www.jbcf.or.jp/

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～データトレーニングへの理解を深める～