2026年10月05日
【八ヶ岳高原ロングライド2026】ようやく訪れた秋晴れの中、約900人のサイクリストが八ヶ岳南麓で躍動!

日本各地で続いていた長雨がひと段落した10月4日、山梨県北杜市で「八ヶ岳高原ロングライド」が開催された。久しぶりの晴天の下、約900人のサイクリスト(エントリーは952名)が全長約105km、獲得標高は約2,200mの厳しいコースに挑んだ。
景色、おもてなし、激坂… 秋の高原を味わい尽くせ!
夏の後半から雨の日が多かった今年の日本列島、外を思い切り走れないもどかしさを抱えていた自転車好きも少なからずいただろう。しかし、10月最初の週末は全国的に晴天が広がり、久しぶりのレジャー日和に。八ヶ岳高原ロングライドが行われる北杜市の八ヶ岳南麓にも、秋晴れを待ちわびていた多くのサイクリストが集まった。
ロングライド当日の4日朝、スタート・フィニッシュ会場の「清里の森」の上には雲が広がり、気温は10℃台前半と肌寒い。しかし、下り区間の多いコース前半を進むうち、しだいに雲の隙間から太陽が見え始め、標高も下がったことで気温は20℃超まで上昇し、ジャージも汗ばむ陽気に。

甲斐駒ヶ岳など南アルプスの山々も雄姿を現し、遠くには富士山の姿も垣間見える。稲刈り時期の田んぼでは稲穂が黄金色に輝き、秋を彩るピンクのコスモスも咲き始めていた。

コース上ではエイドステーション8箇所、ウォーターステーション1箇所が置かれ、地域の農産物やグルメを提供。地元のみなさんが、サイクリストを暖かくおもてなししてくれた。


コース後半30kmは、標高差約900mを駆け上がる上り坂のオンパレード。明野の坂や海岸寺など名物の激坂もサイクリストの前に立ちはだかり、必死にペダルを踏みしめ、中には自転車を押しながら越えていく姿も。
午後になって雲が広がり、再び気温が低くなる中、清里の森にフィニッシュしたサイクリストからは達成感に満ちた笑顔が見られた。制限時間の午後5時を過ぎてもゴールを目指すサイクリストも、サポートライダーの助けを借りてフィニッシュし、大きな拍手で祝福されていた。

八ヶ岳の道は「富士ヒル」に通ず! STRAVAセグメントによる新企画も!

今年も「八ヶ岳高原ロングライド」は、「Road to 富士ヒル」を合言葉に富士ヒル公式イベントとして開催。ロングライド参加者全員に、来年開催される「第23回Mt.富士ヒルクライム」の優先エントリー権が付与された。

また前日3日のステージイベントでは「富士ヒル攻略に向けて」と題して、元富士ヒルコースレコードホルダーの別府匠さんによる講座が行われた。

新企画として、八ヶ岳のコース上で最難関の激坂「海岸寺峠」ではあらかじめ設定されているSTRAVAのセグメントを利用し、参加者限定のセグメントチャレンジを実施。当日の海岸寺セグメントの通過タイムをもとに割り出される平均上昇速度(VAM)のスクリーンショットを提出して申請することで、2027年度開催のMt.富士ヒルクライムの第1~第4スタートの出走時間を優先的に選べる権利が与えられる。詳細は以下の通り。
<スタート順/平均上昇速度(VAM)>
第1スタート(選抜男子)/1400m/h 以上
第2スタート(選抜女子)/1050m/h 以上
第3スタート/1200m/h 以上
第4スタート/1000m/h 以上
八ヶ岳で自らのヒルクライム能力の向上を狙う人にとっても、雄大な景色の中でのロングライドを楽しむ人にとっても、久しぶりの晴天の下で自転車の醍醐味を味わえた1日となった。
著者プロフィール
光石 達哉みついし たつや
スポーツライターとしてモータースポーツ、プロ野球、自転車などを取材してきた。ロードバイク歴は約9年。たまにヒルクライムも走るけど、実力は並以下。最近は、いくら走っても体重が減らないのが悩み。佐賀県出身のミッドフォー(40代半ば)。