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2018年06月23日

【第87回全日本自転車競技選手権大会ロード・レース】2日目 結果

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11周156kmで行われた男子U23は、序盤に先行した7人が7周目に吸収。8周目に新たに10人が先行して9周目に入る。その中から、石上優大(AVC AIX EN PROVENCE)がアタックし、松田祥位(EQADS)が追従。2人が後続に1分以上の差をつけて逃げる。が、タイム差は大きく開かず、小康状態に。しかし最終周回の11周目、最後は全力で走ると決めていたという石上のアタックにより、上りで松田が遅れると、石上は残り10km以上をタイム差を広げながら独走で逃げ切って優勝。2位に松田、3位は集団スプリントの先頭を獲った大前翔(慶應義塾大学)が入った。

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以下、石上のコメント。「「偉そうですけど松田は僕よりも経験が浅いので、自分がフランスで言われてきたことを伝えながら走りました。最後の上りで飛び出した。全開で踏んだらひとりになった、松田に追いつかれそうでこわかった。U17ぶりの全日本での勝利でうれしいですね。一年、アドバンテージがあるうえで勝てたのがうれしい。フランスのチームに所属しているのでフランスのレースで優勝すること。今年はラブニールや、世界選手権に出られるなら、結果を残したい。

どうなるか最後の一周になるまでわからなかった。ずっとタイム差が開かなかったのでメイン集団に泳がせているのではないかという状況も考えて抑えて走った。が、最後の一周は全開で踏むことを決めていた。踏んだら松田がついてられず、一人になったときに行けるかなと思いました。
予行練習とは言えないですが、松田とも一緒に一週間前からここで準備をしていました。浅田監督から1周全力で走るという練習メニューがあったのですが、今日と全く同じ展開になりました。本当に松田の追走は怖かったですね。兄弟(夢乃さんと)で優勝はうれしいですね。僕がジュニアときに全日本を取れなかったので」と結んだ。

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女子ジュニア優勝の石上夢乃さん(横浜創学館高校)、父のひできさんとともに。

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3周43kmで行われた男子U17+15は、2周目に岩田聖矢(榛生昇陽高校)と津田悠義(三好高校)の2人が先行。最終周回に入ってすぐの登りで津田が単独で先行。1分以上の差をつけて独走のままフィニッシュして、U17連覇を決めた。
同時出走のU15は、梅沢幹太(エキップユーレーシング)が優勝した。

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14.2kmのコースを6周する85kmで行われた男子ジュニアは、レース中盤に先行した4人から、小野寺慶(ブラウ・ブリッツェン)と日野凌羽(松山城南高校)の2人が残り2周から逃げる。しかし最終周回に入って残り10km付近で後続集団に吸収され、最後はスプリント勝負に。残り200mから前に出た日野泰静(松山城南高校)が、2位以下を大きく引き離してフィニッシュ。ジュニア2連覇を達成した。

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3周43kmで行われた女子ジュニア+U17は、先行した7人の中から渡部春雅(駒沢大学高校)が登りでアタックし、30秒ほど先行する。しかし残り4km付近で後続の5人が追いつき、6人でのスプリント勝負へ。 先行した中冨尚子(京都産業大学)を僅差でかわした石上夢乃(横浜創学館高校)が優勝。個人タイムトライアルと併せて2冠を達成した。
同時出走のU15は、4位の渡部が優勝した。

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