2020年06月03日
【ELITE】DIRETO X と目指す富士ヒル自分史上最高記録 その5 まとめ（06/03）
【ELITE】DIRETO X と目指す富士ヒル自分史上最高記録 その4 DIRETO Xとその仲間たち
6月6日〜7日にひかえているバーチャル富士ヒルクライム。これをもってこれまで毎週木曜日にZwiftで取り組んできた富士ヒルクライム道場も大団円を迎えるわけですが、参加を予定されているみなさま、調子いかがでしょうか。
当記事「その5」はまとめとして毎週テーマを加筆していきます。
耕していって最後に収穫しましょう。
筆者はというと富士ヒルクライム道場よりELITE DIRETO Xを導入し、2月末より6月上旬までおよそ5200kmのトレーニングを積むことができました。練習量はゴールデンウィークで大きく稼ぎ出しましたが、5月の練習量は3000kmを超え疲労のピークを迎えています。Nowの今は、週末に向けて疲労困憊を抜け出すための努力を注いでいます。軽い刺激を加えて週末のAlpe du Zwiftに挑みたいところ。
5月はとにかく距離を乗ってみるというところにフォーカスし、これまで経験したことがないインドアでの3000kmという練習量でした。一定時間坦々とパワーを維持しながら走るテンポなども比較的多く取り入れていたので、多少疲労感があってもライド後半になってくると尻上がりに調子が良くなっていくという体験をしました。DIRETO Xはギアレシオが高いまま降車すると、漕ぎ出しが重たいというクセがありますが、ときどきローギアへの変速を忘れて降りてしまい、再びまたがったときの足の痛みには悶絶…..ということもありましたが、スマートローラーだかこそ、と思えるエピソードですね。
だからこそを掘り下げると、仮想空間走行中の勾配変化による負荷のかかり方などは、さすがにリアルと比べわずかなタイムラグがあります。当初はぎこちなく感じましたが、次第に乗り慣れてくるとスムースになるものです。先頭に出るためのローテーションもカクカクした動きだったのに流れるように前に出て、綺麗に先頭交代ができるようになりました。何事も訓練、バーチャル空間でも同じということを経験しました。心身一如、禅の世界に近づいているようです。
付属のアプリでトレーニングを掘り下げる
エリートのアプリケーションmy E-トレーニングは予想以上に面白い機能でした。ペダリング解析など、動きを可視化することができるほかに、何をしていいかわからないサイクリストのための機能が充実しています。パフォーマンスレベルを測定する“トレーニングテスト”を行うことでアプリがライダーに適したトレーニングプログラムを自動的に作成してくれます。
大きく3つに分けられ“平地”“ロードレース”“ヒルクライム”と分けられているので、目標にむけてトレーニングを積みやすい設計となっていました。競技が根付くヨーロッパらしい、実にトレーニング機器として成熟しています。
料金は年間1200円（税抜）とお手頃（購入時は1年間の無料利用ライセンス付き）。ひとつのデバイスで複数ユーザーの登録ができるので、家族やグループでの利用も可能です。
かのZwift空間はコロナ禍の寂寞から救ってくれた
引きこもりを強要推奨された、サイクリングに最高の5月という季節。晴れ渡る空をみて厳戒令が敷かれている地域の皆さんは、自分の意思で殻に閉じこもるしかありませんでした。そんな中で普段なら晴れた日は絶対に使わないと言い切れるローラー台に脚光が浴びます。DIRETO Xがいかに優れていようとも、野外を走る魅力が優っています。しかしこのタイミングでローラー台があり、Zwiftといったオンラインフラットフォームの存在が、サイクリストの寂しさを紛らわせました。公共放送でも紹介されたりと、一般からの注目も集めているようです。比較的ソフトな紹介ですが、こうしたタッチをコツコツと続けていくことで実を結ぶのでしょうね。
第17回Mt.富士ヒルクライムでは2月から、レース本番に向けたトレーニングイベント「Mt.Fuji Hill Climb DOJO」を開催してきましたが、かのコロナ禍に翻弄され、大会は中止・延期となりました。しかしDOJOは継続してなんとか皆さんの走る楽しみを提供し続けるという使命感をもって進めてまいりました。その集大成として6月6日〜7日にバーチャルレースを開催。
エントリーは直前まできますから、是非遊びにきてくださいね。情報はどんどん更新していきます。
イベントURL
6月6日（土曜日）
8:00 https://www.zwift.com/events/view/856831
16:00 https://www.zwift.com/events/view/856841 （FUNRIDE LIVE中継）
20:00 https://www.zwift.com/events/view/856856 （別府史之選手出走回 男女共通のEカテゴリーでの出走となります）
7日（日曜日）
8:00 https://www.zwift.com/events/view/856847
16:00 https://www.zwift.com/events/view/856853 （JBCF Jプロツアー出走スロット／JBCF LIVE中継）
20:00 https://www.zwift.com/events/view/856849
告知
募集期間は5月29日（金）～7月5日（日）
大会連動型アプリ「TATTA」 を用いて、ライドを楽しみながら走行距離を競ってみませんか。詳しくはこちら→ https://moshicom.com/41887
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ELITE DIRETO Xの問い合わせ：カワシマサイクルサプライ
関連URL：ELITE DIRETO X https://www.riogrande.co.jp/news/node/68489
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得
