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2020年05月19日

【ELITE】DIRETO X と目指す富士ヒル自分史上最高記録 その4 DIRETO Xとその仲間たち

5月中旬、8都道府県では依然として緊急事態宣言は続いています。そんな中ですが自転車だからこそできる取り組みで「こんなこと(GWCチャレンジ)」を行なっていました。GW連休の8日間で200km走ろうという企画でしたが、一体インドアでどれくらい走れるものか試してみることに。結果、1452km走ることができました。トップの方は1800km以上ですから足元にも及びませんが、ELITE DIRETO Xと駆け巡った8日間はしばらくのあいだ記憶に残る出来事でした。

1日のなかで数回に分けて走ることができるのもインドアのメリット。なので1回あたり最長でも3時間ほどに。

DIRETO Xとロングライドについて
長い時には249kmのライドをDIRETO Xと共に過ごしたわけですが、パワー精度の高さによるマネジメント力はもちろんのこと、抑えられた振動や静音性などに助けられているのは間違いありません。
使うにあたって工夫といえば以下のとおり。「安全クッション(波型)」なるクッション材を適宜カットして敷いたところ、驚くほど快適性がアップ。クッションの沈み込みが程よく、ペダリングに合わせて左右上下に動きが生まれます。個人的には完全固定よりも遊びがあることで、機材や身体へのダメージが減るのではないかと考察しています。実際に連日6時間以上乗り続けることができたのはこれのおかげもあったのではないでしょうか。また下層階への影響は格段に低くなり、これを装着してからというものクレームはゼロに(注:家族です)。すごい。ネットやホムセンで買えます。

「安全クッション(波型)」とか「クッションロール」とかいう名前で売ってます。適宜カットして使用します。

といってもスマトレはしっかり固定されていることもあり、ライドポジションは一定になりがち。圧迫痛とサドルソア(炎症)が起こります。Zwifter同士のコミュニティ投稿を参考に、後半はダンシングを高頻度で織り交ぜて筋肉や臀部への圧迫負担を減らすよう心がけました。ビブショーツのパッドに塗布するワセリンやシャモアクリームは必須です。このテーマでも記事を近いうちに。

1日最長距離を走った時の補給食。もちろん3食の食事はしっかりと摂っています。最後は甘いものよりもしょっぱいものが欲しくなるという現象が。
手前は水羊羹5つ、シロップ漬けのあんず、100Kcalのスナック4つ、コーヒー。水分補給はスポドリとボトルの水1本。サプリメントは気が向いた時だけ。
カロリー調整でパラチノース(奥の怪しいフラスコ容器)を加えます。

どうしても単調な作業になるので補給も楽しみのひとつになります。次は何を食べよう…と日々、翌日のことを考えて多めに食料は摂取していたので、チャレンジ後の体重はほぼ減らず。うむ、体組成は変化しているだろうと淡い期待を込めて。

負荷のかかり方がペダリングに及ぼす影響は
屋内と実走でペダリングが違うか? という点について私見ですが、参考までに。
ダイレクトドライブの場合ではチェーンでリアホイールを回すという作業自体に一般的な自転車と差はありません。その上でダイレクトドライブの場合は実走に比べ▷ダンシングの急加速の反応がよい▷ケイデンスを極端に挙げた時のパワーの反応がよい、という事象が確認できました。一方で穏やかにパワーをかけ続けている分には、リアルに近い走行感だと思います。
というのもプロ選手などのあまりあるパワーや一流のスキルを持っていれば、実走行でこれらの動きを実現することができている。しかし固定されているが故、筆者を含め誰でも体現しやすいのではないか、と仮定しています。なにしろ転びませんからね。そういう意味では実走できないトレーニングの深堀りが可能ですし、むしろ外で走ることはスキルという意味でも大事だよね、ということですね。てなわけでどちらも重要。外で遊べる日までスマトレで体力を維持していきましょう。


DIRETO X以外の仲間たち(ラインナップ)は?

ちょっと一般的にはありえない距離をサクサクと走れるロードバイク。ロードバイク本来の風をきって走る楽しみもありますが、このご時世室内トレーニング機器の需要が高まっていることもあり、スマトレ選びに興じる方が増えています。そこでELITEのラインナップを紹介しましょう。
DIRETO Xはオーソドックスなスマートトレーナーですが、本当に欠点がない優秀な機種。そのラインナップといえば知りたいですよね?? 今回はスマートトレーナーから厳選してご紹介しましょう。

DIRETO Xの詳細はこちら


DRIVO Ⅱ(ドライヴォ ツー)

測定値(±0.5%の高精度)と負荷強度にこだわった上級機種! ©︎カワシマサイクルサプライ

世界中で最も正確なインタラクティブトレーナー
最も高精度なパワーメーター(OTS [Optical Torque Sensor] と呼ばれる光学式パワーメーター)を内蔵。±0.5%の高い精度で、計算値ではないリアルな数値を計測する。電子制御マグネティック負荷ユニットは、100Vで駆動し一般的な負荷ユニットとは異なり、負荷ユニット自身が自然で滑らかな負荷を生み出し実際の上りに非常に類似した登板負荷を実現。

展開サイズ:幅約79x奥行76x高さ52cm
重量:約18kg
自動負荷・最大再現勾配24%
対応エンド幅:130-135mm QR、142mm TA
※カンパニョーロ10/11スピード用フリーハブボディは別売
※カセットスプロケットは付属しません
価格:¥155,400(税抜、My E-Training 36ヶ月利用ライセンス付)


SUITO(スイート)

SUITOを愛用する畑中選手が所属するTEAM UKYOは、チーム全員がSUITOを使用中。
一線を画す、超スリムなプロダクトデザインで省スペースを実現した新設計インタラクティブトレーナー。パワーメーターリンク搭載で、ご自身のバイクにすでに装着しているパワーメーターの計測した出力を受信し、その数値に合わせて負荷調整することが可能。ドライブシステムを改良することで格段に静穏性をアップすることに成功。
シマノ11スピードカセットが装着済なので追加購入の必要がなく、箱から出してコンセントに繋げばすぐにトレーニングを始められる。
©︎カワシマサイクルサプライ

設置サイズ:760×560×495mm、収納サイズ:560×150×495mm
重量:約14.5kg
自動負荷・最大再現勾配15%
ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、出力を送信)
パワーメーターリンク搭載
磁気抵抗ユニットによる出力計測(誤差±2.5%)
1130-135mmQR、142-12mmTA対応(アダプター使用で148x12mmに対応)
価格:94,800円(税抜、my E-Training、Zwiftの1年間無料利用ライセンス付)

TEAM UKYOの畑中勇介選手によるSUITOの印象は?
「ELITEのスマートローラーを使い始めて、ズイフトのレースイベントをより一層楽しめるようになりました。
画面内と連動するので上り坂で踏み遅れがなくなったのはもちろん、画面の情報のみで変化させていた前走者との距離の調整も自動負荷機能によってリアルな感覚に近づき走りやすくなりました。
オンラインライドをより楽しむためにも、現実とシンクロ率が上がるスマートローラーは欠かせません」 photo:Hiroyuki Orihara

TUO(トゥオ)

機能的でモダンなデザインをクリエイトし続けている「Adriano Design」の協力のもと開発。シックで独創的なイタリアンデザインが施され、リビングなど人目につく場所においてもインテリアの調和を崩すことはありません。ブナ材の脚、アルミニウムユニット、スチールフレームのコンビネーションは頑丈で美しい。
自動負荷調整機能とパワーメーターリンクを搭載しており、ヴァーチャルライドに完璧に対応したホイールオントレーナー。
※バイクにパワーメーターを取り付けていない場合は、磁気抵抗ユニットから誤差±3%で算出される正確な出力データを基に自動負荷調整機能が動作する。
独自のエラストゲル素材を採用したローラー部は非常に静寂性に優れ、タイヤの摩耗を20%削減します。©︎カワシマサイクルサプライ

サイズ:680×690×410mm(展開時)、430×315×560mm(収納時)
重量:10.3kg
自動負荷・最大再現勾配10%
ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信(スピード、ケイデンス、出力を送信)
パワーメーターリンク搭載
130-135mmQR、142-12mmTA 対応(アダプター使用で148x12mmに対応)
価格:55,400円(税抜、my E-Trainingの1年間無料利用ライセンス付)


TURNO(トゥルノ)

頑丈な筐体、静かな負荷方式で低騒音・低振動を実現。
とにかく静かでコストパフォーマンスに優れたホームトレーナー。ダイレクトトランスミッション方式のスマートトレーナーで、パワー計測を「MISURO B+センサー」のアルゴリズムを使用することによって、コストパフォーマンスが非常に高い。©︎カワシマサイクルサプライ

設置サイズ:710×570×510mm、収納サイズ:740×320×390mm
1台づつキャリブレーションされた「MISURO B+ センサー」搭載でパワー、ケイデンス、スピードデータを送信
ANT+ 、Bluetooth Smart 通信対応
130-135mmQR、135-142mmTA 対応
価格:77,200円(税抜、my E-Trainingの1年間無料利用ライセンス付)


VOLANO 2017(ヴォラーノ)

インテグレーテッド・フルード負荷テクノロジーを持つ、コストパフォーマンスの高いダイレクトトランスミッショントレーナー。
従来モデルと比較して、内蔵フライホイール重量を5.9kgから3kgに縮小、負荷は下がるが軽量、省スペース化を実現。
スピードの増加に従って徐々に負荷が増え、スムーズな加速、実走感の高いペダリング感覚が実現可能なフルード式。安定感が高く折りたたみ可能なフレーム構造。©︎カワシマサイクルサプライ

ホイールサイズは26インチ、700c、29インチ、エンドは130mm幅クイック、135mm幅クイック、142mmx12mmスルーアクスルに対応。
価格44,800円(税抜)


QUBO(キューボ) デジタルスマート B+

QUBO(キューボ) デジタルスマート B+は、手軽な価格でフルにZWIFTを楽しむ事ができる、自動負荷タイヤドライブトレーナー。
20-29インチに対応し、キッズロードや小径車でも利用可能。安定性のあるQUBOフレームに自転車の装着が容易なファストフィキシングシステム。
BluetoothとANT+両方の通信規格に対応、my E-Trainingアプリや、ZWIFTなども利用可能です。※シングルスピード、一般車など「付属の専用クイックリリース」を使用できない自転車では使用不可©︎カワシマサイクルサプライ

通信規格:ANT+、Bluetooth
対応サイズ:20-29インチ
自動負荷装置内蔵
価格:52,200円(税抜)


NERO(ネロ)

トレーナー自体が前後にフロートすることで、他を圧倒する実走感と乗りやすさを兼ね備えたQUICK MOTIONの最高の機能を取り入れデザインをブラッシュアップ。二つのフライホイールを実装したことでNEROの走行感は驚くほど実走に近い。
双方向通信・自動負荷機能を備えており、他のELITEインタラクティブトレーナーと同様に様々なPCやデバイスのアプリと通信可能。アプリやヴァーチャルライドの状況に応じて負荷を調整しデータを送信できる。またELITE純正のmy E-Trainingの1年間無料ライセンスが付属。
POWER METER LINK
使用されるバイクに取付されているパワーメーターのデータをNEROが受信し利用できる。©︎カワシマサイクルサプライ

展開サイズ:全長124~143x幅63x高さ21cm
収納サイズ:63x52x33cm
重量:19kg
フレーム素材:アルミニウム / プラスチック
ローラー素材:帯電防止ポリプロピレン製
自動負荷・最大再現勾配7%
ANT+ FE-C、Bluetooth Smart 双方向通信
価格:101,000円(税抜き、my E-Trainingの1年間無料利用ライセンス付)

いかがでしょうか。ラインナップが豊富で、どんなサイクリストでも使用用途にぴったりのトレーナーが見つけられるハズ。

6月6-7日の2日間に亘って、初の試みとなるバーチャルMt.富士ヒルクライムを実施しますので、奮ってご参加いただければと思います。
もちろん筆者も富士ヒル完走タイム65分相当を狙って走ります。

#mtfujihillclimb
#Zwift
#teamukyo
#elitecycling
#MtFujiHillClimbDojo

関連URL :
ELITE DERETO X /カワシマサイクルサプライ:https://www.riogrande.co.jp/brand/node/2437

Mt.富士ヒルクライム公式ページ https://www.fujihc.jp/
バーチャルヒルクライムについて https://funride.jp/events/fujjixzwift-virtual-race2020/
FACEBOOK:https://www.facebook.com/funridepost/
TWITTER:https://twitter.com/funridejp
Instagram:https://www.instagram.com/funridejp/

Zwift https://zwift.com/ja
Zwift Japan Official Club:https://www.strava.com/clubs/gozwiftjp

TEAM UKYO http://www.teamukyo.com/

ELITE CYCLING:https://www.riogrande.co.jp/brand/node/2437

扉の写真:小野口健太
問い合わせ:カワシマサイクルサプライ

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