記事ARTICLE

2026年06月08日

【第22回Mt.富士ヒルクライム】富士ヒルライドツアーが誕生! 新たな仲間と山中湖をサイクリング!

「第22回Mt.富士ヒルクライム」を2日後に控えた6月5日、今年誕生した新イベント「富士ヒルライドツアー2026」が山梨県・山中湖周辺のコースで開催。曇り空でのライドとなったものの、国内外から20人のサイクリストが参加し、親交を深めながらライドした。

東京五輪ゆかりのスポットもサイクリング!

富士ヒル本番を前に、富士山を望む雄大な景色を楽しみながら、サイクリスト同士の交流を図る目的で初開催された「富士ヒルライドツアー2026」。

コースは富士山パーキングをスタートして山中湖へ向かい、山中湖明神山パノラマ台まで上った後、再び山中湖周辺を走ってスタート地点に戻る約43km。第1回とあって参加人数は20人にとどまったが、日本各地からだけでなく、中国や台湾などからもサイクリストが集結。ほとんどの参加者が2日後の富士ヒル本番にも参加するとあって、ちょっとした足慣らしにもなった。

参加者は少人数のグループに分かれ、(一社)日本サイクリングガイド協会理事の田代恭崇さんをはじめとする公認サイクリングガイドがそれぞれ先導してコースへ。この日は曇り空で富士山の雄姿は拝めず、気温も肌寒かったが、まずは東進して山中湖へ。

スタート地点は富士山パーキング。公認サイクリングガイド(右)が参加者をサポート

最初に立ち寄ったのは、山中湖畔の明神前交差点。ここには山中湖周辺が2020東京五輪・自転車ロードレースのコースとなったことを記念した自転車型のモニュメントがあり、みんなで記念撮影タイム。

2020東京五輪の自転車型モニュメント。スーパーマンポーズで撮るのが、サイクリストのお約束!?

さらに山中湖を半周して平野交差点を右折し、東京五輪でも勝負どころとなった明神峠へと向かうルートへ(当時のコースは反対の静岡側から上って、山梨側へ下る)。参加者はここから約3km、標高差約100mとちょっとしたヒルクライムをこなし、絶景ポイントとして知られる「山中湖明神山パノラマ台」へ。晴れていれば富士山が真正面にそびえる雄大な景色が見られたが、それでも眼下に広がる山中湖のパノラマがここまでの疲れを癒してくれた。

2020東京五輪でも舞台となった明神峠。山梨側は比較的勾配は緩いものの、富士ヒルをイメージして上っていく
ウッドデッキの展望台が美しい「山中湖明神山パノラマ台」。雲の向こうの富士山を想像して記念撮影

ここで折り返して坂を下り、湖畔の「山中湖交流プラザ きらら」前の芝生でランチタイム。

地元のお店「REAF CAFE」から提供いただいたキーマカレーを食べながら、一緒に走った仲間とともに自転車談議に花を咲かせる
ランチ休憩で立ち寄った「山中湖交流プラザ きらら」近くには、もうひとつの2020東京五輪モニュメントがあり、愛車を立てて写真が撮れる人気スポット

ランチ後は湖畔のサイクリングロードを走って山中湖を一周した後、スタート地点の富士山パーキングで全員無事にフィニッシュした。

山中湖畔はほぼ1周に渡りサイクリングロードが整備されている歩行者やランナーに気をつけて走ろう!
山中湖親水公園には湖の名前を刻んだ石碑がある。晴れて風が穏やかな日は、逆さ富士の絶景ポイント

曇り空の下でのライドとなったが、一緒に走ったサイクリスト同士絆を深め、富士ヒル本番に向けてより気持ちが高まる1日となった。

いつもの仲間とでも新たな仲間とでも自転車は楽しい!

東京から参加の自転車や登山の仲間、Kさん(左)Tさん(右)。ゴール後は記念品として地元・富士吉田市の老舗和菓子店「金多留満(きんだるま)」の羊羹が参加者全員に渡された

「コースは地味に坂が多かったですね。クルマも多かったけど、トラックもよけてくれたりして安全に走れました。ガイドが先導してくれたので安心でした」(Tさん)

「展望台も晴れていたら景色がよかったはずだけど、今日は雲が多かったですね。少し上りもあったので、富士ヒル前にちょっと練習した気分で、こんな感じで上るのかなと心の準備ができました。自然を見ながらこうやって走るのもいいですよね」(Kさん)

お2人とも富士ヒルは初挑戦で、まずは完走が目標。「周りに一緒に走っている人が多いから、つられて一緒に登れるかなと思います」。

三重県の拝郷光晃さん(左)と埼玉県の金澤英雄さん(右)

この日一緒のグループで走ったことで意気投合した2人。連絡先を交換して、富士ヒルの健闘も誓い合った。

「来てよかったです。初めて会う人と話しながら走れるのは、すごく楽しかったです。山中湖や明神峠は、実は去年の富士ヒルの翌日に僕一人で行ったコースだったんですが、みんなで走った今日の方が圧倒的に楽しかったですね」(拝郷さん)

「富士ヒルは3回ぐらい参加していますが、山中湖の方は走ったことなかったんです。今日はオリンピックのコースをちょっと走れたのはよかったですね。(拝郷さんとは)同じ年で、同じようなサイクリングイベントにも参加していて共通点が多くて縁を感じました。途中で田代さんのグループと合流して、オリンピアンと一緒に走れたのは貴重な経験でした」(金澤さん)

中国・上海から参加したジー・ホウさん(左)。台湾・台北から参加のリ・ショウリョウさん(中央)とリョ・バクコクさん(右)

「景色はとてもきれいだけど、上海は30℃あるから私にとってはちょっと寒かった(笑)。富士ヒルは初めてだけど、タイやベトナム、いろんな国へ自転車で行きました」とジーさん。

リさんとリョさんは富士ヒルは3、4度目の参加で「僕たちにとっても寒かったね。今日参加したのは自転車に乗るのを楽しむため。今年の富士ヒルの目標は、去年よりいい成績。日本は北海道、沖縄、日光も行ったことがあるよ。ニセコクラシックにも参加したんだ」と自らの自転車ライフについて語ってくれた。

イベントを統括し、自らもサイクリングガイドとして参加者と一緒に走った田代恭崇さん(右)。アテネ五輪代表の元プロ選手としてもお馴染み

田代さんは「初めてのライドツアーだったんですが、初対面の人と一日一緒に走ることで仲間意識を作ってできたのが少人数のグループライドのよさでしたね。帰ってきたらみんな仲よくなって連絡先交換したりしているのを見て、富士ヒルを上る前に少し雰囲気が柔らかくなったり、脚もちょっとほぐれたりして、よかったなと思いました」と笑顔で振り返っていた。

取材:光石達哉 写真:小野口健太


information

第3回八ヶ岳高原ロングライド 参加者募集中

2026年10月4日開催の八ヶ岳高原ロングライドは富士ヒル公式のイベントとなりエントリーは好調です。
ヒルクライムは他者ではなく自分との競走であり、この八ヶ岳高原ロングライドもレースではなく、自分と向き合うサイクリングイベントです。
イベントのテーマはRoad to 富士ヒル。コーチには長らくコースレコードを保持していた別府匠さんをお招きし、富士ヒルまでの過ごし方をお伝えします。会場レイアウトも一新し皆さまをおもてなしします。
次回の富士ヒルへのスタートはここ八ヶ岳から!


information

スルガ・セゾンCUP2026 in富士スピードウェイ 参加者募集中

富士スピードウェイを舞台とした自転車イベント! 仲間とワイワイ、ママチャリをタスキ代わりに2時間のエンデューロレース「ママチャリ駅伝」、スポーツバイク対象の2時間エンデューロの二部構成です。真夏の思い出にいかがでしょうか。開催日は8月29日(日)
申込期間 2026年5月19日(火)~7月29日(水)

記事の文字サイズを変更する

記事をシェアする