2025年06月07日
富士ヒルEXPO潜入！会場を彩った注目ブースレポート【前編】
Mt.富士ヒルクライムのメイン会場、富士北麓公園には国内外のブランドがブースを構え、最新ギアの展示や試着、体験会、さらには会場限定の特別価格での販売が行われました。また特に、大会を強力にサポートしたメイン協賛各社のブースは、ひときわ大きな注目を集めていました。ここでは、第21回Mt.富士ヒルクライムEXPOを盛り上げた協賛ブランドの魅力と、そこで展開された最新情報をご紹介します。
【BIORACER】プロ仕様がもたらす最高のパフォーマンス
ベルギー生まれのサイクルウェアブランド、ビオレーサーは、その革新的な技術と抜群のフィット感で、トッププロからホビーライダーまで幅広く愛されています。EXPO会場のブースでは最新のサイクルジャージ、エアロダイナミクスを追求したエアロスーツがずらりと並び、多くの来場者がその高い品質と快適さが感じられるアイテムを実際に手に取っていました。
やはり注目度が高いのが毎年人気な富士ヒル限定のジャージです。公式EPICエアロジャージは、クライマーたちのシルエットがコラージュしてあり、アスリートたちの思いが詰まったデザインが特徴となっています。
“日本”の美しさがデザインされているのが、この公式ICONジャージ。富士山をイメージした青と、桜をイメージした桜がグラデーションで美しく表現されているのが特徴です。背面にはプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、ブルーの大胆なストライプが入っているなど、富士ヒルを走るライダーを応援する思いが込められています。
富士山を前面に出したデザインの公認ICONジャージ。めでたいダイヤモンド富士とカタカナが使われているため、インバウンドのライダーにはお土産として特に人気があったとか。
【PIECLEX（ピエクレックス）】高機能素材が変える未来の環境
ピエクレックスは村田製作所がもつエネルギー電気制御技術と、帝人フロンティアの高度な繊維技術によって生まれた高機能素材。繊維内で微弱な電気を発生し、それが細菌の増殖を抑制する抗菌効果をもつほか、使用後はたい肥化され、土に還すことができるなど、サイクリストが走る美しい富士の自然も守ってくれます。
こちらは参加賞として配布された「ピエクレックス ハンドタオル」と「洗濯まぐちゃん」。タオルは大阪・泉州地域の伝統製法により肌ざわりが優しく、しかも繊維自体の抗菌性でニオイなどを防いでくれます。また洗濯マグちゃんは洗濯機に入れるだけで水道水を洗浄力のある弱アルカリ水に変化させる効果があり、洗濯後の排水などで環境を汚しません！
多くのサイクリストが興味津々に手にしていたのは、新開発のピエクレックス素材を使ったTシャツ。汗をかいてもベタつきにくく、常にドライな着心地を保ちます。ほとんどコットンと変わらない優しい肌触りに参加者は、次世代ウェアへ期待しているようでした。
ブースにはピエクレックスが“たい肥化”されるまでの過程が分かるサンプルや、そのたい肥を使って作られた野菜が展示されていました。
【ZWIFT】バーチャルライドでサイクリングの楽しさが広がる！
富士ヒルの出場者にとっては、すでにおなじみのズイフト。自宅にいながら世界中のサイクリストと一緒にバーチャル空間を走れる大人気のプラットフォームですが、EXPO会場ではZwift Ride
+ KICKR COREの試乗体験が行われていました。たくさんの参加者がそのリアルな没入感と、バーチャル空間でのヒルクライムを楽しんでいました。
ブースではトレーニングプログラムに関する情報も提供されていて、効率的なパフォーマンスアップを目指すサイクリストにとって、すごく役立つ情報収集の場になっていました。
【wahoo】ヒルクライムに挑むサイクリスト必見の最新ギアを体験！
サイクルコンピューターやスマートトレーナー、GPSウォッチなど、革新的なサイクリングデバイスで有名なWahoo（ワフー）。EXPO会場では、最新のサイクルコンピューター「ELEMNT ROAM V2」や、家で本格的なトレーニングができるスマートトレーナー「KICKR」シリーズが展示。
実走感あふれる「KICKR BIKE」や、実車と同じように左右に動く「KICKR MOVE」、そして発売予定の「KICKR CORE Zwift One」を実際に試乗できました。さらに、先日登場したばかりのWahoo最新サイクルコンピューターも展示。ヒルクライムのトレーニングを強化したい方や、データに基づいた効率的なライドを目指す参加者がテント内にぎっしり集まっていました！
大人気だったのが、「Wahoo × 富士ヒル」限定サコッシュのプレゼント企画！ 公式アカウントのフォロー画面を見せるだけで手に入るとあって、開場と同時に長蛇の列ができました。昨年も即配布終了したこの限定サコッシュ。今年も新デザインを採用していて、その注目度は例年以上でしたね。来年のデザインも今から楽しみですね！
【うどんブース】疲れた身体に染み渡る！富士ヒルの温かいご褒美
コンディションが良かったとはいえ、下りで身体が冷えるのが富士ヒルというもの。地元の皆さんが作ってくれた温かい味で身体も心も癒やす吉田うどんブースも大人気！ 醤油と味噌の風味が絶妙に調和した出汁が効いた一杯は、ヒルクライムの激戦を終えたサイクリストたちにとって、エネルギー補給以上の存在です。
疲れた心と身体をほっと和ませてくれる、どこか懐かしく温かい味が多くの参加者を笑顔にしていました。疲れた身体に染み渡る、心温まる優しい味わいはいつもながら最高の癒やしですね！
【後編に続く】
写真：小野口健太、池ノ谷英朗 文：今 雄飛（こん ゆうひ）
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著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE（メールマガジン）の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。
