2025年06月07日
富士ヒルEXPO潜入!会場を彩った注目ブースレポート【後編】


Mt.富士ヒルクライムEXPOレポート【後編】では、前編で紹介しきれなかったブースの魅力をさらに深掘りします。サイクリストの強い味方となる効果的なエネルギー補給アイテムや、喉を潤す爽やかなリフレッシュドリンク、そして高性能なロードバイクなど、各社が趣向を凝らした展示で来場者を楽しませていました。実際に試せる体験コーナーや、専門家によるアドバイスなど、充実した内容が提供されたEXPOの様子を紹介します!
【グリコ パワープロダクション】サイクリストを支える栄養補給のプロフェッショナル

スポーツをする上で、栄養補給って本当に大事ですよね。それをしっかりサポートしてくれるのが、グリコ パワープロダクションです。EXPOブースでは、ヒルクライム中のエネルギー源になるジェルや、レース後の疲れた体を回復させるプロテイン、アミノ酸サプリメントなど幅広い製品が紹介されていました。専門のスタッフがそれぞれの製品の特徴や、いつ、どうやって摂れば効果的なのかを丁寧にレクチャー。

鮮やかなパッケージのBCAAとプロテインが、サイクリストの視線を集めていました。BCAAはレース中の集中力維持とパフォーマンス向上に貢献し、上り切る力をサポート。一方、プロテインはゴール後の速やかなリカバリーに繋がり、次のレースやトレーニングへと繋がる重要な役割を果たします。ブースでは、摂取タイミングや量に関する専門的な情報も提供されていました。

富士ヒル完走・目標達成の秘訣! 金グリとエキストラ・バーナーなど、各種サプリメントも注目を集めていました。金グリこと「エキストラアミノアシッド」はリカバリーに最適なサイクリストにおなじみのキーアイテム。そして、体脂肪をエネルギーに変える手助けをする「エキストラ・バーナー」はより軽快な走りをサポートします。どちらもヒルクライムには欠かせない戦略的サプリメントとして、多くの参加者が購入していました。
【DRY ZERO】ライド後でも安心して飲める“ノンアル”ビールテイスト飲料

スバルラインを登り終えた後、喉の渇きを癒して気分をリフレッシュするのにぴったりなのが、アサヒビールのノンアルコールビールテイスト飲料、アサヒ ドライゼロです。EXPO会場には、その爽やかな飲み心地と、まるでビールのような本格的な味わいを試せるコーナーが設けられていて、多くの来場者がキンキンに冷えたドライゼロで喉を潤していました。

アルコールはゼロなのに、ライド後のリラックスタイムを充実させてくれるドライゼロは、健康を意識するサイクリストにとって最高の選択肢。参加賞として配布された1本は身体を酷使した後の乾いた喉に、心地よい刺激と爽快感を与え、大会の成功をみんなで祝う乾杯のシーンを彩ってくれました。

「もう一杯!」思わずそう言いたくなるような、一杯100円の「ドライゼロ生ビール」も大好評! グラスに注がれた瞬間の泡立ち、そして喉を通る時のキレは、ノンアルコールとは思えないほどのクオリティ。激坂を上り切った後の乾いた喉には、最高のご褒美。アルコールを気にせず、仲間と気軽に乾杯できるドライゼロ生ビールは、大会の素晴らしい締めくくりとなりました。
【TREK】挑戦と感動を共有!富士を象ったマドンにも注目!

トレックブースではサイクリストの熱い挑戦を後押しするユニークなキャンペーン「#ジブン超えチャレンジ」が開催されていました!このチャレンジは、参加者が自分自身で設定した目標タイムに挑み、その達成をトレックが全面的にサポートするというもの。レース前に目標タイムを登録し、そのタイムが記載された専用リストバンドを身につけてレースに臨むもの。

見事「ジブン超え」を達成した参加者には、アーティストTEO氏による特別な限定イラスト入りギフトがプレゼントされました。これは、単なる製品展示に留まらず、サイクリストのモチベーションを高め、達成感という最高の体験を提供するトレックならではの企画でした。ブースは終日、目標達成の喜びを分かち合うサイクリストたちの笑顔であふれていました。

トレックブースのもう一つのハイライトは、「プロジェクトワン」によって作られた「マドン GEN8」の展示です。「DAWN OVER FUJI」と名付けられた、今回のイベントにぴったりのスペシャルカラー。富士山の荘厳なブルーと、そこに咲き誇る桜を表現した繊細なグラフィックがフレーム全体を彩り、訪れるサイクリストの視線を釘付けにしていました。
【ダイアテック】名門ブランド集結。雨の日に温かいおもてなしも!

ダイヤテックのブースには、世界中のサイクリストから支持される多数の厳選ブランドが集結。その洗練されたデザインと上質な素材感で、多くのサイクリストの憧れの的となっているアソスのブースも。実際にウェアを手にとってその品質を確かめる人や、試着してサイズ感を確かめる人の姿が途切れませんでした。
アソスのユーザーには特別なサービスとして、大野善生氏がその場で丁寧にハンドドリップで淹れたASSOS COFFEEがプレゼントされていました。雨が降る気候の中で、淹れたての温かいコーヒーを味わう瞬間はまさに至福のひととき。

鮮やかなピンクのブースカラーで一際目を引いていたMuc-Offブースでは、愛車を常に最高の状態に保ちたいサイクリストのために豪華なプレゼントが用意されたほか、世界中のプロチームも愛用するMuc-Off製品の品質を気軽に見ることができるため、多くの来場者が列をなしていました。
【GIANT / Liv】激レア完走記念品でブース大盛況

国内外の自転車トップブランドがギュッと終結する中で、今年も展示&試乗でにぎわっていたのがGIANT/Livブース。GIANT/Livユーザーへの特別な完走特典と、驚きの価格をつけた限定バイクの展示が行われ、多くの話題を呼んでいました。

多くのブランドがディスクブレーキへ移行する中、GIANTの第10世代TCR(2025モデル〜)もディスクブレーキ専用に。機能性は格段にアップしたものの、物価上昇や円安でカーボンバイクの価格が高騰。手が届きにくくなったと感じるサイクリストもいるため、GIANTはリムブレーキの利点も考慮し、198,000円のモデルも用意! 機能性も十分、価格もお手頃なバイクの周りには多くのライダーが集まっていました。

完走タイムによってプラチナ、ゴールド、シルバー、ブロンズ、GIANTカラー、Livカラーの全6色がユーザープレゼントされていました! まさに完走の証であり、愛車を彩る唯一無二の“激レア”記念品。ブースには誇らしげにトップキャップを受け取るサイクリストの姿がありました。
第21回Mt.富士ヒルクライムEXPOは、単なる商品展示の場にとどまらない、サイクリストとブランド、そしてサイクリスト同士の交流の場として、大盛況のうちに幕を閉じました。最新のサイクルウェアから革新的な素材、バーチャルトレーニング、そして欠かせない栄養補給のアイテムまで、さまざまなものをサイクリストに届けました。来年のEXPOも、きっと新たな驚きが待っているでしょう!
写真:小野口健太、池ノ谷英朗 文:今 雄飛(こん ゆうひ)
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著者プロフィール

ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。