2023年05月05日
Hijiri Oda -Ostwind- Vol.3 「サイクリングの補給食」
さてさて、暖かくなり長距離サイクリングに出かける方も多いのではないのでしょうか。
私は日本でロングライドをする時、筑波山周辺にあるセイコーマートで休憩することをちょっとした楽しみにしています。
セイコーマートは本社のある北海道、茨城県、埼玉県の3県のみで店舗展開されているコンビニエンスストア。他のコンビニとは違う商品が沢山あって面白いので気になる方はぜひ目的地にしてライドを楽しんでください。
日本にはコンビニがたくさんあり自動販売機もあるので補給食を持っていかなくても何かしらで栄養補給することができますし、補給食を持っていかずにコンビニ休憩やカフェ休憩を楽しむライドもサイクリングの楽しみ方だと思います。
しかしヨーロッパにはコンビニのような便利なものはあまり無く、日本でも補給の度に止まるわけにはいかないので私たちは補給食を持っていきます。
そこで今回のテーマは「サイクリングの時の補給食に何を持っていくか」。
「身体にとって何が良い」などは栄養士さんではないので分かりませんが、参考程度に私たちが何をポケットに入れているかをご覧ください。
まずは1番最初に思い浮かぶであろうエナジーバー。
エナジーバーと同じくレースの時に活躍するのがエナジージェル。
エナジージェルといっても何種類かあり、今手元にあったのがこの4つ。
緑色パッケージのISO GELというのは普通のジェルに比べて水分量が多く、水分補給感覚で摂ることができる。
1番右の茶色のパッケージはカフェイン入り。
カフェインジェルはレース後半などで使うが、睡眠に影響がでやすいので摂りすぎ注意。
ロードレースと言ったら……という補給食は
ライスケーキ。
甘いおにぎり。
一つあたりの単価も安く腹持ちも良い。
ヨーロッパ滞在中は1番補給食に使っているかもしれません。チョコレートやジャムを混ぜたりして味に変化をつけてトレーニング中のちょっとした楽しみにしています。
ライスが来たら次はパン。
手軽に作れてコスパも良いのでこちらもよくポケットに入ってます。
食パンやホットケーキに蜂蜜やジャム、チョコレートを塗ってラップやアルミホイルで包む。
日本だと「ミニあんぱん」という素晴らしい商品があるのでそのまま背中に入ってることも。
お次は果物。
バナナは準備の手間もなく便利な上に、カリウムも豊富で攣り防止にもなるスーパー補給食。
パンやライスケーキ+バナナみたいな組み合わせで持っていくこともあります。
また日本ならではの羊羹やもみじ饅頭のような和菓子も補給食で持っていくこともありますし、グミをポケットに忍ばせてることも。
トレーニングではハンドルバーバッグなどを活用して背中のポケットを軽くする選手もいます。
私はこの日ライスケーキを持っていきました。
選手によって補給食もそれぞれなので面白い。
レース中やトレーニング中に何を食べているかに注目して観てみるのも面白いかもしれません。
それでは本日もトレーニングに行ってきます!
写真と文:織田 聖 https://hijirioda.com/
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著者プロフィール
織田聖おだ ひじり
1998年生まれ。 2023年シクロクロス全日本チャンピオン。 ロードレースはマトリックスパワータグ、シクロクロスは弱虫ペダルサイクリングチームに所属。 レースなどの情報はInstagramやブログからどうぞ (https://hijirioda.com/)