2017年09月01日
【U23ジャパンナショナルチームレースレポート】 U23世界最高峰レース「ツール・ド・ラヴニール(8/18-27)」レースレポート
【エキップアサダ/EQADSは有望な若者に世界進出のチャンスを提供致します】
自転車選手なら誰もが憧れる『ツール・ド・フランス』を頂点とする世界のチャンピオンスポーツ「自転車ロードレース」。欧米ではメジャースポーツの一つとして確立されており、世界175カ国にて日々レースがTV中継されています。
日本はこれまでもゆっくりながら着実に世界最前線のレベルに向けて進み続け、2009年以降は日本人選手・新城幸也や別府史之選手らが世界の大舞台で活躍し、2016年からは「U23選手のツール・ド・フランス」とされる『ツール・ド・ラヴニール』に出場できるまでになりました。そして今日グローバル化した世界の自転車ロードレース界において日本はもちろん、世界で待たれているのは、日本選手・チームによる組織的な世界の舞台での活躍です。
「ツール・ド・フランス」を目指す『エキップアサダ』プロジェクトの一環である若手選手発掘・強化チーム「EQADS」では、その目標を達成すべく世界トップクラスで戦える若き優秀な才能(23歳未満)を求めています。
<エキップアサダ/EQADS代表 浅田顕のコメント>
ツール・ド・フランスを代表とする華やかな世界のプロロードレース界。
しかしそこに到達するには、コツコツと地道な努力が必要です。国際大会で活躍できるまでは華やかさもご褒美もありません。あるのはプロを目指す連中との激しい競争です。本気で世界のロードレースを目指す勇気と体力のある若者を待ってます。
エキップアサダ一同
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■EQADS説明
【『EQADS』(エカーズ)とは?】=世界への挑戦機会を提供するチームです
世界のロードレース界や五輪にて活躍出来る選手を日本から輩出するには、出来るだけ若く才能あふれる選手を早い段階で見い出し、世界の舞台に向けた取り組みを行わせることが必須です。それに向けての具体的な活動をする日本のチーム、それが『エキップアサダ』(プロチーム。現在休止中)そしてその若手発掘強化Equipe Asada Développement Système(エキップアサダ強化システム)=『EQADS(エカーズ)』システムです。
『EQADS(エカーズ)』では、22歳までの若く才能のある選手に対し、極めて厳しい世界ロードレース界に到達するための具体的道筋を示し、そこに至るために必要な技術・環境を備え、本質的な力を伸ばす・確認するための「挑戦」機会を与えます。
<スタッフ>
実績のある監督(JCFロードヘッドコーチ浅田顕)、日体協公認コーチ、プロメカニック、UCI公認選手代理人など、日本と世界の自転車界を知り尽くしたスタッフが在籍し、有能な選手には惜しみないヘルプをいたします。
<フランス・日本に合宿所>
レースの本場フランスに合宿所を設け、世界でも有数なトレーニング・レース出場環境を提供可能。
<日本一の実績>
過去にUCI1クラスレースにて10勝以上、全日本選手権4回優勝、五輪選手3名輩出、日本ナショナルチームへの選手派遣、ツール・ド・フランス出場の新城幸也輩出など、日本及びアジアでもトップの実績・ノウハウを持つチーム組織です。
<プロジェクトを率いる浅田顕の紹介>
『エキップアサダ』プロジェクトを率いるのは浅田顕(あさだあきら)。1990年ロード日本チャンピオン、選手引退後も約20年に渡り日本ロード界の一線で監督・指導者として活動。2007年からは『エキップアサダ』監督、その運営会社株式会社シクリズムジャポン代表を務める。現在は日本ナショナルチームヘッドコーチも兼任し、海外での代表選(世界選手権、五輪)等の監督を務める。
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■世界自転車ロードレース界の現状
【23歳未満時代の重要性】
世界の自転車ロードレース界で活躍出来るか否か?の鍵は、すでに23歳未満の活動内容・成績で決まるといっても過言ではありません。ただでさえ世界のトップクラス国から出遅れている日本の選手達にとっては、1日でも早く欧州の環境に適応し、本場でのキャリアをスタートさせることが重要。エリート世代(23歳以上)になってからの世界デビューは日本よりも遥かに厳しい欧州レース界への肉体的な順応面や、生活環境の適応面で圧倒的に不利となります。また、人生のより早い段階で海外視野の活動を始め、選手各々の可能性や実力を測る事は、選手本人及び彼らを支える家族の人生キャリアプラン設計にとっても有利です。
【世界のプロ選手になれる確率はどの程度か?】
毎年野球の甲子園(春&夏)に出場出来る選手数は約650名、難関とされる東京大学の入学者数は毎年3,000人。そして世界トップのUCIプロチーム所属選手数は現在約630名、毎年度新たにプロとなる選手数は世界でたった50名程度です。なおフランスにおいては約71,000人の登録ロードレース選手がいますが、プロ選手として雇われているのは50名程度に過ぎません。つまり日本でも難関とされる甲子園や東大受験の比ではないほど激しい競争を勝ち抜かなければ世界のプロにはなれません。
よってそれに挑戦する選手には、尋常ではない精神力、才能、努力、運、そして覚悟が求められます。
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■募集要項
【2018年EQADS選手募集要項】
■1:EQADSの目的
日本を代表し世界のロードレースで活躍する選手の輩出
■2:応募対象者
A:U23カテゴリー(1999年~1996年生まれの男子)
EQADSの目的を理解のうえチーム拠点に通える地域に在住し競技活動を最優先した生活が可能な事(大学生は学業との両立のための調整をおこなう)
(1)競技実績による応募
全国大会入賞経験者 ブロック大会優勝経験者
(2)その他
本格的に自転車競技を始め2年未満の選手
B:ジュニア&U17カテゴリー(2000~2003年生まれの男子)
(1)正所属選手
毎週末の強化活動に参加できる選手
(2)準所属選手
次期EQADS所属を希望する高体連登録の高校に所属する選手で所属先の承諾が得られる選手
C:ユーストレーニング生
基礎を学ぶための定期開催のユーストレーニングに参加を希望する高校生以下の男女
■3:募集期間
A及びB:2017年9月1日~9月20日まで
C:随時
■4:申込み方法
氏名、住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、志願書(書式自由)を電子メールにてお送りください。活動要項と申込書を返送します。
送信先:office@cyclisme-japon.net
■5:採用方法
(1)1次選考(書類選考) 選考結果を10月上旬に通知
(2)2次選考(面接と体力テスト、実走チェック)10月9日(月)埼玉県東松山市(予定)
(3)3次選考(実走と模擬レース)11月5日 場所未定 合否発表
関連URL:http://www.cyclisme-japon.net/modules/information/details.php?bid=765
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。