2019年07月26日
【TREK】エンデュランスロードのDomaneの第3世代、新型Domane SLR発表
Domaneカーボンモデルのラインアップを完全に一新、最も快適で多才なエンデュランスバイクのDomane SLRとDomane SLは、第三世代に突入。
ISOスピードの進化、T47BB採用、荒れた路面での走行性能に優れた、ワイドタイヤを32mmまでとより幅広いレンジの装備を可能にしている。
以下、プレスリリースをお届けします。
新しいDomaneは、史上最速。エアロなチューブ形状はMadoneと見間違えるほどです。さらにインテグレーテッドケーブルの採用により、Domaneは旧モデルと比べ、1時間のライドで1分短縮します。
バイクとボントレガーチームの長年の研究から、荒れた路面では太めのタイヤをやや低圧にセットして走り、路面を確実に捉えながら走る方が速いことが判明しました。Domaneの広いタイヤクリアランスや32mmタイヤとワイドリムの組み合わせなら、路面が荒れ出しても速く走れます。
もちろん、IsoSpeedも進化しました。Domane SLRは、Madone SLRと共通のトップチューブ調整式IsoSpeedを採用、走り方に合わせたセッティングが可能です。さらに、そのIsoSpeedは減衰を高めてあるので、振動吸収性は完璧に制御されています。Domane SLは従来と同じシートチューブ方式のIsoSpeedを採用します。
■ジオメトリーは?
従来と同じエンデュランスジオメトリーを採用します。Project Oneで展開していたプロエンデュランスジオメトリーは、数か月後を目途にラインアップに追加される予定です。新しいプロエンデュランスジオメトリーは、より多くのライダーをカバーするため、H1.5の新しいフィットを採用します。
■SLとSLRの違いは?
Domane SLは500 Series OCLV カーボンと、調整式でない従来のシートチューブ IsoSpeedを採用します。それ以外は、同じ素晴らしい特徴を共有します。
■最大タイヤサイズは?
Domaneには、最大38cまでのタイヤを履かせられます。
ほとんどのDomaneは、内幅25mmのリムに32mmのタイヤを履かせて出荷されるため、トラクションと快適性はさらに太いタイヤを履かせることで向上できます。
■Domaneにフェンダーを付けられる?
フェンダーを付けた状態で最大35cのタイヤを履かせられます。
■内蔵ストレージにはどんな物を入れられる?
BITS バッグとマルチツールをおすすめします。どのモデルもBITS バッグが付属しますが、マルチツールやパンク修理キットは付属しません。お客様にそれらのツールを紹介できるよう、在庫することをおすすめします。
■T47とは?
優れた整備性と走行体験を提供するために、Chris Kingらによって開発されたT47 新規格を採用しました。T47を使うことで、ねじ切りBBの丈夫さや整備性の高さがもたらされます。BBをお買い求めの際は、ベアリング内装式のBBをお探しください。
■トレックが新たなT47 規格を作ったの?
BB シェルの両側を0.5mm削り、OE BB カップ用工具をたくさん買わないで済むようにしました。最新のクランクシステムには1mm以上の許容誤差があるため、他のT47 BBでもDomaneに問題なく装着できます。
■IsoSpeedの調整域は?
旧モデルと比べ、Domane SLRはより快適になるよう作られています。最も固いセッティングでは、振動吸収性が14%向上し、最も柔らかいセッティングでは、27%向上しています。SLRのIsoSpeed ユニットに減衰機構を追加し、リバウンドの速さを制御したので、振動吸収性を高めにセットすることができます。Domane SLは、旧モデルとほぼ同じ振動吸収性を持ち、この吸収量がサイズや走り方の異なるライダーに最適の妥協点であることがわかっています。
■フレーム重量は?
Domane SLRは、フレーム、ダウンチューブストレージ、IsoSpeed 取付金具を含めて1335gです。Domane SLは、フレーム、ダウンチューブストレージ、IsoSpeed 取付金具を含めて1365gです。
また、Domane SLR, SL両方のタイヤクリアランスは、十分なクリアランスを残しながら38mmのタイヤを履かせることができます。タイヤクリアランスを広げたことで、Domaneはより多様なライドに対応でき、隠れたフェンダーマウント(35cタイヤとフェンダーのクリアランスは確保)で一年中、雨の中でも走れるようになります。
新たにフレーム内蔵ストレージを採用し、ツールやギアをフレームの内部に収納できるようにしました。ボントレガー Integrated Tool System (BITS)は、チューブ、タイヤレバー、CO2、CO2 ヘッドをダウンチューブ内の包みに収めます。サドルバッグよりもバイクの重心が下がり、走行性能も安定します。ボトルケージは開けやすいストレージドアの上に取り付けられ、BITS マルチツールを保持し、メカトラブル発生時に素早く取り出せるようにします。
Madoneと共通のFlare テールライト用マウントを自動車から最も視認されやすい位置に、邪魔なストラップを使わず取り付けられます。
Domane SLR7 ¥792,000(税抜、シマノ・アルテグラDi2)
• トップチューブ調整式IsoSpeed
• フロントIsoSpeed
• OCLV 700カーボンフレーム
• セミインテグレートケーブル
• ダウンチューブのツールストレージ
• ディスクブレーキのみ
• 38cのタイヤクリアランス
• T47ねじ切りBB
• フェンダーマウント
• Project One
Domane SL6 ¥408,000(税抜、シマノ・アルテグラDi2)
Domane SL5 ¥318,000(税抜、シマノ・105)
• シートチューブに伸びるIsoSpee、調整機構はなし
• フロントIsoSpeed
• OCLV 500カーボンフレーム
• セミインテグレートケーブル
• ダウンチューブのツールストレージ
• ディスクブレーキのみ
• 38cのタイヤクリアランス
• T47ねじ切りBB
• フェンダーマウント
問い合わせ:トレック・ジャパン
関連URL:https://www.trekbikes.com/jp/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。