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2021年11月19日

【TREK】第3世代となる「新型Speed Concept SLR」を発表

2013年の第2世代の発表以来、約8年ぶりのフルモデルチェンジとなったトライアスロンバイクのスピードコンセプト。
アイアンマンレースでは前作よりも6分も短縮できる空力性、最大40%向上した快適性、空力性を損なわない収納力、トライアスロンに必要な要素の全てがアップグレードされた”トレック史上最速のトライアスロンバイク”だ。

また、Trek Segefredoのレーサー、エレン・ファン・ダイクをして、2021年UCIロード世界選手権のエリートタイムトライアルでSpeed Conceptに乗り、表彰台の頂点に立っている。

<数量限定モデル>
Speed Concept SLR 7:1,207,800円(税込) 
<プロジェクトワン>
・スタート価格:1,120,900円(税込)~
・フレームセット:638,000円(税込)~
※プロジェクトワンは11月19日からオーダー頂けます。

さらに速く走るためのデザイン

6分。これは、このSpeed Conceptがアイアンマンコースで、従来モデルより速く走れる差である。順位を競うレースでは、これは大きなアドバンテージとなる。しかし、このような成果を得るのは簡単ではない。このバイクの燃えるような速さのデザインを完璧にするまでには何年もかかった。何度も風洞実験を行い、何千回もテストを繰り返して、可能な限りのワット数とオンス数を見つけ出した。

エアロ形状と超軽量カーボン
空気抵抗を減らすカムテール・バーチャル・フォイル=KVFチューブ形状は空気を切り裂き、超軽量800シリーズOCLVカーボンは軽さを妥協することなく高速エアロ形状の造形を可能にした。
再設計されたエアロフレーム
フォークからヘッドチューブ、シートステーに至るまで、Speed Conceptのフレームはエアロ効果での利点を得るため綿密に設計され、従来フレームより180gも軽量化されている。
重くならないディスクブレーキ
今回のSpeed Conceptはフォークとホイールの設計を最適化したため、増えたのはわずか170gだった。

姿勢を崩すことなく補給が可能

素材や形状だけが、あなたを速くするのではない。競技中、いかなるときでもパフォーマンスを損うことないよう直感的な補給システムを作り上げるために知恵を絞った。速さを逃さず、ライドとランを全力で挑むことが可能になる。

完全一体型収納ボックス
トップチューブに直接埋め込まれたボトルには、レースで使う補給分を入れられる。取り外し可能な仕切りで整理整頓でき、硬いシリコン製のトップにはスロットが付きエアロ性能を犠牲にすることなく簡単にアクセスできる。
ダウンチューブストレージ
ダウンチューブのボトルの下には、パンク修理キットを収納できるストレージが隠されている。CO2カートリッジ、ボントレガーBITSツール、チューブを収納できる。
エアロダウンチューブボトル
ドリンクミックス用の設計で、補給を自分向けに完璧に調整できる。BTAのシリコンポートに少しずつ絞り入れるだけで、適切な比率に。
腕の間のBTAボトル
エアロ性能と水分補給に特化したデザイン。付属ホースで簡単に飲め、補給が必要なときは補給所でボトルを取り、シリコンポートを介してボトル内に絞るだけ。

より快適でしなやかなライドを

ほとんどのトライアスロンバイクは、控えめに言っても硬さを感じるもの。しかしこのバイクは違う。
路面からの振動を緩和するIsoSpeedが搭載され、これまでより最大40%柔軟性を高めている。
トライアスリートはサドル前方に近い位置に自然と座るので、IsoSpeedの最適な配置場所を見つけるまで多くの試験を行った。その結果、新しいトライアスロン専用のIsoSpeedは、ピボット位置が他のロードバイクよりも大きく前方に位置している。そして実際に快適な乗り心地がパフォーマンスの向上につながるのか。
この質問の答えは「イエス」だ。トレックのパフォーマンス・リサーチ・ラボで行われた実地テストでは、よりしなやかなな乗り心地は体への負担を軽減し、フレッシュな状態でランに臨めることがわかった。

完璧なフィット感のために

トライアスリートにとって、バイクの優れたフィット感は非常に重要だ。エアロポジションのまま走り続けるからである。だからこそ新型Speed Conceptのフィットウィンドウはとても大きく、フィットを幅広く調整できる。バー、エクステンション、タワー、パッドなど、あらゆる部分をカスタマイズでき、調整もすばやく簡単に行える。

遠征も簡単に

完璧なフィットだったのに、遠征のためバイクを分解しなければならないのは、とても残念なこと。それはもう過去となる。
ベースバーとエクステンションを簡単に取り外せるようにしたので、遠征先でSpeed Conceptを組み立てるときにも、フィットポジションを完璧に再現できる。

関連URL:トレック・ジャパン スピードコンセプト特集ページ

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