2019年04月12日
【PINARELLO】初の電子制御フルサスペンション・ロード DOGMA FSデビュー
ピナレロよりニューモデルDOGMA FSのニュースリリースが届きましたので、お届けします。
ピナレロは、新しい電子制御アクティブサスペンションを前後に搭載したロードバイク「DOGMA FS」をパリ・ルーべに投入します。
DOGMA FSは、パリ・ルーべのような石畳で荒れた路面でも無敵のピナレロハンドリングと最高のレースパフォーマンスを発揮します。そのフレームとフォークは、電子制御アクティブサスペンションと統合するため、完全に新しくデザインされました。
新しいDSAS(DOGMA SMART ADAPTIVE SYSTEM)は、バイクの安定性を高めるため、フロントとリアの電子制御アクティブサスペンションシステムを統合し、フレーム剛性を自動調整します。DSASは、様々な路面状況に応じてサスペンションの挙動を自動的に調整、ロックやアンロックも制御し、滑らかな路面では最大の剛性と走行性能を、凸凹した路面ではトルクフルな走りを実現するため最大限のトラクションを確保します。
フロントサスペンションは金属製のコイルスプリングを中心としたシステムです。 ダンピングは、サスペンションの状態を走行状況によってロックとアンロックを電子的に自動制御します。ロック状態では平滑なアスファルト路面で最高の剛性と動力伝達を可能にします。
リアサスペンションは、DOGMA K10-S eDSSで実績のある電子制御アクティブサスペンションシステムを組み込んでいます。前後のサスペンションは、サスペンション制御アルゴリズムを実行するCPUにより完全に制御されます。ジャイロスコープや加速度計からデータを収集して道路の状態を識別し、サスペンション自体の状態を変えることができます。ライダーインターフェイスにより、マニュアル操作で動作を制御することも可能です。
DSASシステムは、路面からの振動を平均42%を吸収することができます。これは快適さと安定性の向上に直結します。 チームスカイは、パリ・ルーベの有名な石畳セクション「Carrefour de l’Arbre」でスタンダードなロードバイクとDOGMA FSを比較しました。その結果、Dogma FSは、スタンダードなロードバイクに対して2キロの石畳区間で15秒のタイム差を稼ぐことができました。
Pinarello Dogma FS
- Carbon Torayca T1100 1K Dream Carbon with Nanoalloy Technology Asymmetric Frame
- Fork ONDA with ForkFlapTM
- Think2 System with E-LinkTM
- ICRTM Internal Cable Routing
- Drop in Bearing System 1” 1/4 – 1”1/2
- Italian thread BB
- Seatclamp TripleForce
- 3XAirTM two positions available for the second bottle Dogma Smart Adaptive System
- FlatBack Profile
- Max Tyre 700x28mm
- 4 sizes available: 530, 550, 560, 575
価格やカラーは発表され次第、レポートします。
問い合わせ:カワシマサイクルサプライ
関連URL:http://www.pinarello.jp/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。