2019年09月17日
【第74回ブエルタ・ア・エスパーニャ】プリモシュ・ログリッチェ選手、歓喜の総合優勝を飾る
©️サイクルヨーロッパジャパン株式会社
74回目を迎えたブエルタ・ア・エスパーニャ大会、3週間におよぶ熱戦を繰り広げてきた選手たちが終焉の地であるマドリードに帰ってきました。
9月15日(日曜日)に行われた最終第ステージ21(フエンラブラダ~マドリード106.6km)序盤では、Team JUMBO-VISMAの選手達を先頭に美しい街並みのマドリード市内を優雅にパレード走行でレースが始まりました。
プリモシュ・ログリッチェ選手をはじめ、各選手達がお互いの健闘を称えあいながら、乾杯や労いの言葉を掛けあい、沿道の市民からは惜しみない祝福の歓声がこだましていました。
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そんな和やかな雰囲気も一転、マドリードの周回コースに選手達が到着すると、レース開始を知らせる合図が響き各選手が一斉にレースモードに突入!
各チームのスプリンターがしのぎを削りあうなか、ファビオ・ヤコブセン選手(Deceuninck – Quick Step)がステージ優勝で全レース日程が終了しました。
今大会は、team Jumbo-Visma とログリッチェ選手にとって、優勝候補の筆頭に挙げられる大きな重圧と期待がかかった大きな大会でしたが、総合優勝を勝ち取るまでの道は決して平坦なものではありませんでした。
初戦のチームタイムトライアルではまさかの落車により、18位と大きく出遅れてしまい、ログリッチェ選手をはじめ、4人の選手が怪我を負ってしまいます。
その後なんとか、総合上位に食らいつきながらもなかなかステージ優勝が取れないもどかしいレース展開が続きました。
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その重苦しい状況を打開したのが、ステージ10の個人タイムトライアルでの目の覚める鮮やかなステージ優勝を成し遂げたエースであるログリッチェ選手の活躍でした。
今季ログリッチェ選手は個人タイムトライアルで圧倒的な強さをみせており、今年のジロ・デ・イタリアでは、ステージ1と9で2勝するなど圧倒的な走りと、決して諦めずに状況を打開する精神力でチームを牽引してきました。
この勝利でリーダージャージである“マイヨロホ”を獲得すると、その後一度も失うことなく総合優勝を手中におさめました。 歓喜の表彰式では、同じくスロベニア人で総合3位のタデイ・ポガチャル選手(UAE-Team Emirates)と共に壇上へ。
「今日の勝利はとても言葉だけでは表現できません。 私にとっても、チームにとっても、念願の総合優勝になりました。 また、スロベニア人の代表としてメジャーレースで優勝できたことは、大変誇りに感じています。」とログリッチェ選手はコメントしています。 ログリッチェ選手はさらにポイント賞でも優勝を飾っています。
TEAM LOTTO NL-JUMBO’S BIANCHI CV MODELS
ビアンキはTeam Jumbo-Vismaに 画期的な振動除去機能Bianchi CV システムを使用したモデルを供給しています。
OLTRE XR4 – maximize the aerodynamic advantage and control
最高のエアロダイナミック性能とコントロール性を誇る究極のエアロロードマシン ©️サイクルヨーロッパジャパン株式会社
AQUILA CV – more energy more control
カウンターヴェイルを搭載した究極のタイムトライアルマシン ©️サイクルヨーロッパジャパン株式会社
今大会の勝利を獲得できたのは、ログリッチェ選手が絶対的な信頼をおく、ビアンキが誇るカウンターヴェイル(振動除去機能)を搭載したOLTRE XR4 とAQUILA CVです。
ログリッチェ選手は日ごろから、「私にとってイノベーションとは、使うことのできる最高の技術と素材との出会いです。 Countervailを使用すると、自転車をより適切に制御でき、最終的にゴールラインを目指すためのエネルギーを節約できます。勝利を掴むためには、チームメイト、スタッフのサポートも重要な要素であることは言うまでもありません」と評価しています。
ログリッチェ選手が使用しているBianchi “AQUILA CV”は、彼のパフォーマンスのさらなる向上のため、カスタマイズが施されたスペシャルバージョンになっています。さらなる軽量化のため、通常よりも比重が軽い塗料をフレーム塗装に使用し、 またタイムトライアルマシーンの特徴ともいえるエアロハンドルバー、Bianchi社とパーツ供給をしているFSA/Vision社とのコラボレーションパーツを、ログリッチェ選手の腕の形状や操作性・安定性の向上を図るために、特別に作成されたものが使われています。
また、同じくCountervailシステムを搭載したOLTRE XR4使用し、空力の優位性とコントロールを最大限に引き出すように設計されています。
プレスリリース、写真と文:サイクルヨーロッパジャパン株式会社
関連URL:http://www.japan.bianchi.com
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。