2021年08月27日
【CANNONDALE】ダート走行に特化した最速のSuperSix EVO CX & SuperSix EVO SE 登場。その違いとは?
キャノンデールは2022年モデルとして、ダートをより速く駆け抜けるために進化を遂げた新型ロードバイク「SuperSix EVO CX(スーパーシックスエボシーエックス)」と「SuperSix EVO SE(スーパーシックスエボエスイー)」を発表。
この2モデルの違いはどこにあるのでしょうか。
SuperSix EVO CXはシクロクロス、SuperSix EVO SEはグラベルのカテゴリーに分けられています。
フレームとフォークは同様で、ジオメトリーはより高い安定性とコントロール、強力なグリップ力に加え、正確なハンドリングと敏捷性を備え、オフロードで走るために必要なすべてを揃えています。
ヘッドアングル70°(ロードバイクとしては寝た角度)のため優れた安定性があり、55 mmの非常に長いフォークオフセットは俊敏でイキイキとしたハンドリングが特徴。
キャノンデールのAi(アシンメトリックインテグレーション)オフセットドライブトレインにより、422mmの短いチェーンステーと 45mm幅のタイヤを悠々飲み込むタイヤクリアランスを実現しています。
エアロダイナミクス形状にも注力
エアロダイナミクスはすべてのライディングにおいて、あらゆるスピード域で重要なことを我々は知っています。レースにおいては、スピードがすべてです。
今回の新しいフレームはSystemSix や SuperSix EVO の開発で培ったエアロチューブプロファイルとフレームレイアウトを応用し、シクロクロスとハードなグラベルレースで必要な剛性と耐久性を高めて微調整を加えました。
ロードレースホイールを装着すると、ほとんどのロードレースバイクを凌ぐ性能を発揮するため、このバイクは最も用途の広いレースバイクと言えるでしょう。
大きなタイヤクリアランス
45mm幅のタイヤを取り付けられるタイヤクリアランス。シクロクロスUCI規定の33mm幅のレースタイヤを装着しても、左右に 13mm以上の余裕があり、泥詰まりや余計なピットストップの必要がありません。
ライドシーンに合わせてさまざまなサイズのタイヤを選択することができ、一切の妥協をすることなく走りたい場所を、走りたいだけ楽しむことができます。
ポイントはシチュエーションに特化したパーツアッセンブル
大きな違いは同じようで異なるシチュエーションに対応するためにパーツアッセンブルが異なっています。よって異なる分野で優れた性能を発揮します。
CXは新世代のシクロクロスバイクとしてスムーズな乗り心地と大きなタイヤクリアランスを特徴としたシクロクロスレーシングバイク。1xドライブトレイン、33mm幅のシクロクロスタイヤ、ダイレクトなパワー伝達を可能とするゼロオフセットシートポストを搭載。
SEは近年高速化しているクレイジーなグラベルレースのために開発されたグラベルレーシングバイク。2x ドライブトレイン、40mm 幅のタイヤ、100kmを越えるライドでも快適に過ごせるセットバックシートポストを搭載しています。
SuperSix EVO CX(スーパーシックスエボシーエックス)
このバイクのカテゴライズはシクロクロス。
変速:SRAM Force 1
ギア:フロント 40T, リヤ 11-36, 11-speed
タイヤ:Vittoria Terreno Mix, 700 x 33c, チューブレスレディ対応 カラー:パープルヘイズ
サイズ:46, 51, 54
価格:\ 440,000(税込)
SuperSix EVO SE(スーパーシックスエボエスイー)
このバイクのカテゴライズはグラベル。
変速:SRAM Rival eTap AXS
ギア:フロント 46/33, リヤ 10-36, 12-speed
タイヤ:Vittoria Terreno Dry, 700 x 40c, チューブレスレディ対応 カラー:クールミント
サイズ:46, 51, 54
価格:\ 528,000(税込)
関連URL:SuperSix EVO CX / SE:https://bit.ly/38jSEkJ
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。