2022年10月03日
青空の下でサイクリスト快走! グラベルフォンドも始動! 「グランフォンドピナレロ八ヶ岳supported by パラチノース」3年ぶり開催!
長引くコロナ禍の影響により、2年連続の中止を余儀なくされた「グランフォンドピナレロ八ヶ岳 supported by パラチノース」が、10月2日(日)、3年ぶりに復活開催!
大会当日は天候に恵まれ、広がる青空の下、山梨県北杜市・八ヶ岳南麓のコースに向かって約800人が快走。今回、一部未舗装路を走るグラベルフォンドという新種目も登場しました。
八ヶ岳、南アルプス、富士山… 山々に囲まれた高原で風を感じる
2011年に誕生した「グランフォンド八ヶ岳」。本場イタリアのグランフォンドを彷彿とさせる本格的な山岳コースを走り、雄大な景色、充実したエイドステーションも楽しめることから、サイクリストの人気を集めてきた。残念ながら過去2年はコロナ禍で中止となったが、今年は2019年以来3年ぶりの復活となった。
当日の天気は、見事な快晴。午前7時のスタート時、メイン会場の「清里の森」は気温10℃ちょっとの肌寒さだったが、太陽が昇るにつれて高原の差すような日差しが、肌をジリジリと焼く。それでも自転車を走らせていると、乾いた涼しい空気が身体を吹き抜けて、心地よくペダルを回すことができた。
目線を上げると、北に八ヶ岳、南に南アルプス、遠くには富士山のシルエットがくっきりと目に入ってくる。過去10年あまりの大会の中でも、最高レベルのいいお天気だ。さらに沿道の稲穂、トウモロコシ、コスモス、少し色づき始めた紅葉などが秋の訪れを感じさせる。
コース上に8カ所設けられたエイドステーションでは地元山梨のフルーツやスイーツ、また「アスリートのための持続性エネルギー」としてサイクリストの注目を集める「パラチノース」のスティックやパラチノースを含んだ補給食などを提供。エイドステーションのフードだけでも完走できるほどのエネルギーが得られるのではないかというくらいの充実ぶりだ。
今回のグランフォンドのコースは、全長約105km、標高差約1,000m、獲得標高約2,200m。前半の八ヶ岳高原ラインの一部が前月の大雨の影響で通行止めとなり、JR小海線沿いの泉ラインを走るルートに変更になった。前半約70kmは下り区間が多く、あっという間に距離を稼いでいくが、後半は約30kmで標高差1,000mを上っていく。大会の名所、海岸寺は最大勾配10%の上り坂となるが、ここを上り切ればゴールまであと一息。
再び「清里の森」に帰ってきたらゴールだ。「過去最高といえるぐらいの天気だった」「きつかったけど、気持ちよく走れて楽しかった」と完走したサイクリストは疲れを忘れて笑顔を見せていた。
グラベルフォンド誕生! 新たな自転車の楽しみを堪能!
サイクリストの間でブームが盛り上がりつつある未舗装路を走破できるグラベルロードバイク。そのグラベルロードで本格的なトレイルを走れるグラベルフォンドが初開催され、約70人が参加した。
参加者の自転車はグラベルロードだけでなく、マウンテンバイク、e-バイクなどバラエティ豊か。コースは117kmでグラベル区間は3セクター計約11km、ロード区間はグランフォンドとほぼ同じコースを走る。
セクター1は、武田信玄が北信濃攻略のために造った軍用道路という「信玄棒道」。普段は乗馬コースや地域の皆さんや観光客の散策コースとして親しまれている。コースはシングルトラックや激坂、担ぎで沢を渡る箇所もある。セクター2の「明野グラベル」は厳しい上りが続く難所、セクター3の「海岸寺グラベル」はグランフォンドの海岸寺の坂を上り切った先で分岐し、ほぼフラットな走りやすい道が続く……といった感じで、ひと言でグラベルといってもバラエティに富んでおり、オフロードを自転車で走る楽しみを存分に味わえる。参加したサイクリストは苦しい表情を見せながらも、力強いペダリングでグラベルを攻略し、新たな自転車の楽しみを堪能していた。
コースを監修したラファレーシング代表の矢野大介さんは「エイドステーションの関係でロード区間が長くなったけど、来年はグラベルの割合を増やしてより魅力を感じられるようにしたい」と今後に向けて意気込みを語ってくれた。
前日のウェルカムパーティも大盛況
10月1日(土)はメイン会場の清里の森で前日受付、ウェルカムパーティなどを開催。参加者のみなさんはトークショーで攻略法を学んだり、出展ブースで最新アイテムをチェックしたりと思い思いの時間を過ごした スウェーデン発のキャンピングカーブランド「KABE(カーべ)」によるメルセデスベンツをベースにしたキャンピングカー3台を展示。迫力の外観と豪華な内装が大きな注目を集めていた アスリートのための持続性エネルギー「パラチノース」のトークショーでは、ラファレーシングの矢野大介さん、tom’s cyclingの2人が自分なりのパラチノースの摂り方をアピール ピナレロトークショーではファウスト・ピナレロ氏も登壇。観覧しているファンから熱い視線が注がれた。
以降、フォトパーティや特集記事を公開しますので、お楽しみに!
関連URL:グランフォンドピナレロ八ヶ岳公式ページ:https://gf-yatsugatake.jp/
KABE JAPAN:https://kabejapan.com/
DM三井製糖:https://shop.mitsui-sugar.co.jp/spoon/goods/list.html?cid=pl_purepala
ピナレロジャパン:www.pinarello.jp
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。