2026年10月28日
世界のハンドメイドバイシクルショー BESPOKED OSAKA2026 アジアで初開催

英国発のハンドメイド自転車ショー「BESPOKED」が、ついに日本へ上陸した。「BESPOKED OSAKA 2026」は10月23日から25日の3日間、大阪港エリアの赤レンガ倉庫「GLION MUSEUM」で開催された。2011年にブリストルで始まったBESPOKEDにとって、アジア開催は今回が初めて。ロンドン、ドレスデンに続く舞台として大阪が選ばれ、会場は3日間を通して多くの来場者でにぎわった。
会場には国内外から70を超えるビルダーとブランドが集まった。日本からはCHERUBIM、グランボアといったフレームビルダーに、Nitto、MKS(三ヶ島製作所)、和泉チエン、東京サンエスなどのパーツメーカーが参加。海外からはStayer Cycles、Moots、Brooks England、Silca、Tailfin、White Industriesなどが並んだ。初日のプレスデーには、シンガポール、中国、タイ、台湾、韓国などアジア各国のメディアやショップ関係者も訪れ、国境を越えた交流の場となった。
展示だけではなく、作り手の技に触れる企画も充実していた。MKSは定番ペダル「SYLVAN STREAM」の組み立て実演と体験コーナーを実施し、BLUE LUGは会場にミシンを持ち込んで三角形リフレクターをその場で製作し、GHOOOSTとの会場限定コラボTシャツも販売された。Silcaはブランド初のタイヤシリーズ「PROTOCOL」を国内初公開。
関連企画では、日本のスチールフレームを追ったドキュメンタリー映画『TAMAHAGANE』の世界初上映や、舞洲での固定ギアクリット「Natural Machine Vol.15」も行われた。


















アワードでは日本人も多数受賞
BESPOKEDアワードの授賞式も行われ、最高賞のBest in ShowにはProject D Bicyclesが選ばれた。Peoples ChoiceとBest Off-RoadはAYABIKES、Peers ChoiceはHEYM8CYCLEが受賞した。
部門別では、Best Road BikeにCRUMBWORKSの「Futen」、Best Mountain BikeにProva Cycle Worksの「Senza」、Best TouringにD3Labの「MORIDGE」、Best FinishにCHERUBIMの「Racer Cr-Mo」が選ばれた。ほかにも、Best HeadtubeはVigore、Best AccessoryはCRUMBWORKSの「Mini Chunk」、Best UtilityはMorralitoの「7 bikes in one」、Best SinglespeedはIsland Vault/BROTURESの「TABOO FUNNY」が受賞した。
日本のものづくりが世界へ発信され、海外の文化が日本へ流れ込む。その双方向の交流を体現した3日間は、日本のハンドメイド自転車文化の新たな第一歩となった。2027年の大阪開催もすでに発表されており、来年以降、このショーに日本が加わったことでどのように醸成されているのか、非常に興味深い。










関連URL:https://bespoked.cc/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。