2015年11月06日
3モデル インプレッション コルナゴ編 プロローグ
エアロ/スタンダード/エンデュランスの3モデルを一気乗り!
THREE MODELS IMPRESSION
3モデル インプレッション
◆3モデル インプレッションの定義◆
エアロロード、ノーマル、エンデュランスロードと3つのカテゴリーを有するブランドをセレクトし、この3つカテゴリーの代表モデルを各1台、合計3 台インプレッションするというもの。ブランドのイメージ、それぞれのカテゴリーに特化したバイクの評価、3モデルを総合した印象と比較など3人のライダー が多角的にレポートします。
第2回目はコルナゴ。言わずと知れたイタリア屈指のピュアレーシングブランド。歴史に残る多くの名勝負にコルナゴが関わり、近代ロードレースを盛り上げました。そして今もなお、最前線でプロチームを支えています。今回、セレクトしたのはC60、V1-r、CX-ZERO Aluの3モデルです。テストライダーは、前回と同じく菊地武洋、小高雄人、山本健一の3ライダーがそれぞれのニュアンスでお届けいたします。
TEST BIKES / COLNAGO
C60/コルナゴ社の創業60周年を記念して作られたフルカーボンフレーム。カーボンチューブとカーボンラグを用いたこれまでの製造方法を受け継ぐフレームながらも最新のスペックにブラッシュアップ。独自のBBシステムであるスレッドフィット82.5など話題を集めた。フレームにはひと目でコルナゴとわかる特徴的なアートなペイントが施されている。価格はフレームセットで665,000円(税抜)、ディスクブレーキ仕様フレームセットは695,000円(税抜)。
V1−r/エアロダイナミクスを追求したエアロロードバイク。横風の影響を軽減するカムテールデザインをフレームおよびシートポストに採用。もっとも風圧の影響を受けるフロントフォークにはダイレクトマウントブレーキを用いた。そしてコルナゴ史上最軽量を誇るフレームセットだ。フレームセットで価格は490,000円(税抜)、ディスクブレーキ仕様フレームセットは530,000円(税抜)。
CX-ZERO Alu/カーボンフレームの上級モデル、CX−ZEROのコンセプトを踏襲したアルミモデル。完成車はシマノ・アルテグラと105をそれぞれ搭載した2モデルをラインナップ。今回はシマノ・105アッセンブルモデルをテストライド。価格は205,000円(税抜)。なお、フレームセットとしても販売される。価格は165,000円(税抜)。
コルナゴのブランドイメージは…….
菊地:最初、すごく嫌いだったんだけど、じわじわと良いなあと思うようになった。何度となく買おうとしたけどタイミングを逃していて。だから最後に買うのはコルナゴにしよう、そう思っているブランド。
山本:コルナゴって思い入れのあるブランドなんですよね。20代の頃、中古で壊れかけのC40を譲ってもらい、なんとか直して乗っていた思い出がいつも甦ります。その当時からまったくイメージが変わらないブランド。
小高:ピナレロとはまた違ったイタリアンブランドのイメージがありますね。フェラーリとコラボレーションするのも早かった。
山本:よりレーシーなイメージ。フェラーリとのコラボは80年代後半から続いているからね。そういった技術協力のはしりといえるだろうね。
菊地:コルナゴとピナレロは、イタリア2大ブランドのひとつだよね、ここしばらくは。いい意味でも悪い意味でもこだわり屋さんだよね。規格とかポリシーなく流れることはない。
小高:だから選びやすいですね。
菊地:それが選ぶちゃんとした理由になるよね。
【総論はこちら】
コルナゴのお問い合わせ先/エヌビーエス http://www.colnago.co.jp/
お問い合わせフォーム http://www.colnago.co.jp/2016/contact/
(写真/和田やずか 文/編集部)
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。