2024年05月21日
【Mt.富士ヒルクライム】フィニッシュ後の下山は防寒と安全に配慮したスピードで
6月2日、いよいよ富士ヒル開催です。
イベントに向けて準備を進めているところだと思いますが、 「あいにく」の天候にそなえて、「防寒」「下山」について十分に対策を講じていただければと存じます。
防寒対策について
フィニッシュした直後は運動後で体も温まっていて寒さを感じにくいですが、ウエアの汗も冷えてきて次第に身体も冷えてきます。着替えにはインナーウエアを持っていき、濡れてしまったジャージを着替えましょう。
気温は100m高くなるごとに 0.6℃ずつ下がりますので、富士ヒルの場合スタート地点の気温から7.2℃ほど下がることになります。富士ヒルは標高1000mからのスタートですので、フィニッシュ地点は標高0m地点からは14度近く低いことになります。
暖かいウエアは多いぶんには困りませんので、十分な上着を用意しておきましょう。
▶️冬用のジャケット、雨なら水を弾くレインウエアがあると便利です。
▶️インナーウエアの着替え。イベント中も雨ならソックスの着替えもあると良いです。
▶️レッグウォーマー、雨なら防水パンツがあるとよいです。
▶️冬用のグローブは必須です
️シューズカバーもあればつま先の冷えが和らぎます、
▶️手首・足首、首筋を保温すると寒さが和らぎます。首元を防寒スルネックカバー、耳も寒さを感じやすいので、耳を寒さから守るカバーなどがあると便利です。
下山後もしばらく運動が続きます。低血糖にならないようにエネルギー補給も忘れないように。
過去大会の参加者の例をご紹介します。
この日は雨が降っていたので、下山はレインウエアを着用し、インナーも冬用に着替える。タイヤの空気圧も調整。「レースのときはパンパンに入れるけど、下山はグリップをよくするために少し空気を抜きます」
地元の地域密着型育成チーム「アヴニール山梨・山中湖」の瀬戸口さん。寒がりなのでソックスの上にビニール袋を履いて、その上からシューズを履いている。「雨でシューズも濡れているので、シューズカバーよりこっちの方がいいです」
トム・ボシスさん(元自転車ロードレース選手) のトム・ボシスさん。下山用のパンツはサイドがジッパーで開くようになっていて、レーパンやシューズを履いていても簡単に履くことができます。
雨対策はとにかくボディを濡らさないこと。体幹が冷えると身体の機能にも影響がでてきます。撥水性に自信があるレインジャケットやテンペスト素材のグッズはここ一番で役に立つでしょう。雨のみならず低温時の強い味方です。
下山について
下山は8時半から16組のグループに分かれて行います。スタート順ではなく準備が整った方から下山スタートエリアに順次移動を開始していただきます。下山開始位置は、フィニッシュ地点より2kmほどコースを下った場所にあります。現地スタッフの指示従ってください。
危険防止のため、個人で下山することは禁止いたします。
下山をまとめるビブスを着用したグループリーダーと、参加者の中から希望者を募った下山コントロール隊が下山走行をサポートします。
⚠️スピードを出しすぎないこと。走行速度は時速40kmを心掛けてください。
対向車線ではヒルクライムが続いていますので、中央からはみ出さないように走行してください。
⚠️ブレーキを握る手が疲れてきたら、疲れ切る前に下山コントロール隊にお伝えして路肩に停車するなどして小休止してください。下山は次のグループの最後尾につけるか、下山コントロール隊の方と一緒に下山するようにしてください。
⚠️下山最終グループで下山スタートできない選手、および下山の体力が残っていない選手につきましてはバスでの下山となります。
⚠️下山グループの先頭と最後尾には下山スタッフがつきます。先頭のスタッフを追い越したり、最後尾のスタッフより遅く行くことはできません。
⚠️下山時は必ず道路左側(左端)を走行してください。道路右側からは走行中の選手が上がってくるため、カーブは特に注意してください。
⚠️下山途中でトラブルが発生した場合は、下山スタッフに合図してください。
⚠️スバルライン最後の右カーブ(胎内交差点)とメイン会場に入る際の右カーブは、スピードが出て非常に危険です。十分に減速して曲がるようにしてください。
【下山に関する情報・記事】
▶️Mt.富士ヒルクライム下山対策 これで怖くない、疲れない下りの技術を伝授
https://funride.jp/column/downhill-skills-2/
「2000m以上の山は寒さが厳しいので、しっかり着込んでほしい。あと、下りに自信がある人でも、もうレースは終わっているので、気持ちを切り替えてコーナーに切り込むような動きはしないようにしましょう」
関連URL:Mt.富士ヒルクライム
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。