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2016年03月16日

3モデル インプレッション Vol.12/WILIER編 プロローグ

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3モデル インプレッション VOL.12 WILIER

◆3モデル インプレッションの定義◆

エアロロード、ノーマル、エン デュランスロードと3つのカテゴリーを有するブランドをセレクトし、この3カテゴリーの代表モデルを各1台、合計3台インプレッションするというもの。ブ ランドのイメージ、それぞれのカテゴリーに特化したバイクの評価、3モデルを総合した印象と比較など3人のライダーが多角的にレポートします。

12回目を数える今回は、イタリアンブランドのウィリエール トリエスティーナだ。紆余曲折を経つつ100年以上続く、由緒正しきブランド。品質も高く人気もあり、プロチームヘの供給も積極的に行なうのが特長だろう。スチール、アルミ、カーボンと近代ではめまぐるしく移り変わっているが、見事に対応し現在でも変わらずにトレンドの先端を突き進んでいる。それも拠点の近くにはカンパニョーロなどが近隣に構える北イタリアで、協力体制にあるメーカーが多いこともプラスに働いているはずだ。

今回のテストバイクは、エアロロードバイクとしてチェントウノ・エアーを、スタンダードモデルとして、ゼロ・セッテを、エンデュランスモデルとして、グランツーリスモR SLをチョイス。イタリア屈指のブランドが手がけた3モデルをテストライドした。

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チェント1エアー■高い振動吸収性と路面追従性を兼ね備えたハイエンドエアロフレーム。価格:826,000円(シマノ・デュラエースDI2完成車、税抜)、630,000円(シマノ・デュラエース完成車、税抜)、530,000円(シマノ・アルテグラ完成車、税抜)、480,000円(フレームセット、カラー:ライムイエロー、ユナイテッド。付属品:シートポスト、ヘッドパーツ、BBカップ、BBベアリング、税抜)、410,000円(フレームセット、カラー:ブラック/レッド、ダーク、ネイビー。付属品:シートポスト、ヘッドパーツ、BBカップ、BBベアリング、税抜)

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ゼロ セッテ■ウィリエール史上もっとも軽量なカーボンフレーム。山岳向けではあるが平地や下りでも卓越した運動性能を発揮してくれる。価格:1,300,000円(シマノ・デュラエースDI2完成車、税抜)、860,000円(シマノ・デュラエース完成車、税抜)、610,000円(フレームセット、カラー:ライムイエロー、コロンビア、イタリアントリコロール、ユナイテッド。付属品:シートポスト、ヘッドパーツ、BB カップ、BBベアリング、税抜)、540,000円(フレームセット、カラー:マットブラック。付属品:シートポスト、ヘッドパーツ、BBカップ、BBベアリング、税抜)

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グランツーリスモR SL■リーズナブルな価格に抑えたオールラウンド系カーボンフレーム。グランフォンドなどを楽しむのに最適。価格:486,000円(シマノ・デュラエースMIX完成車、税抜)、400,000円(シマノ・アルテグラ完成車、税抜)、363,000円(シマノ・105完成車、税抜)、300,000円(フレームセット、カラー:カーボンレッド/マット、イエロー/レッド、アシッドグリーン。付属品:シートポスト、ヘッドパーツ、税抜)


WILIERのイメージは……

山本:ウィリエールってカンパニョーロなどとご近所さんで、あの辺りの情報が密にかわされているんだろうなあ、って。

小高:歴史もあって、イタリアではすごく人気があるブランドらしいですね。僕は前から気になっているブランドですね。色使いとかもかっこ良くて。

菊地:僕の中では近すぎてね、親近感があるというか身近なメーカーかな、デザインを決めているのは友達だったりするし。カーボン時代になって、大きく言うとイタリアメーカーって後退してしまったよね。クロモリ時代に燦然と輝いていたメーカーがいくつもなくなった。それはアジアや台湾圏で作ってもらうときに、ノウハウを上手く引き継げなかったのも原因があるんだけど、ウィリエールは上手く引き出せた。現在の自転車の作り方を上手に形にできたから良いのかなあと。大元でいくとパンターニがグランツールで勝っ たときにウィリエールを乗っていたけど、あのときに日本ではブレークできなくて、今になってじわじわ来ているでしょ。モノ作りが変わってきた中で、現在フィットしているブランドだね。

山本:カーボンフレーム化してから印象がいいというのは確かですね。かつてのハイエンドモデルのル・ロワから後継モデルのほとんどを試乗させていただきましたけど、その時代、時代でほとんどがイイものだった。ル・ロワは理屈抜きで良いバイクだったし。そういう魅力がありますね。

菊地:ゲロルシュタイナーというチームに供給しているときに、ものすごく投資しているなあって思った。そのときにトップ集団に追いついて、そのまま維持している感じだよね。どんな会社なんだろうって最初は思ったけど。

山本:カンパニョーロが新製品のローンチなどで組み付けるフレームがウィリエールだったり、いち早くスラムのEタップを導入したり。そういうプレミアムな場で用いられるのが、なぜウィリエールなんだろう、って思うけど、それが実力を証明しているんですよね。

菊地:あまり大きくなってほしくないよね。ヨーロッパ系のブランドは大ブランドが似合わない。小さくて個性的で、っていうのがいい。

小高:こだわりを貫くというか。

菊地:そういう意味ではカチッとした乗り心地の性格で貫いているよね。

山本:バイクのイメージはレーシーそのものですごく好印象ですね。ロードバイク然としたモデルを作っています。

菊地:日本でも、もう少し注目されても良いブランドだと思うよ。

 


(写真:和田やずか)

ウィリエールのお問い合わせ先:服部産業スポーツ事業部 TEL.06-6981-3960

http://www.wilier.jp/road/


 

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