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2026年04月03日

TOMOYAの「どすこい」サイクリング Vol.17 Ronde Van Brugge

みなさんこんにちは、小山です。
今回の連載は、前回のツールド台湾振り返りに続いて、自身初のワールドツアーカテゴリーのレースとなったRonde Van Brugge(Tour of Bruges ME)を振り返っていこうと思います。

コースプロフィールは完全に平坦

コースプロフィールを見る限りは、完全に平坦(約200kmで獲得標高はわずか300m前後)で、特に難しいところが無さそうなコースでした。

実際に直近数年のリザルトを振り返ってみても、完走率が高く、カテゴリーがワールドツアーということで上位60位までUCIポイントが付与されることもあり、うまくまとめてUCIポイントを獲得できればという思いでスタートしました。出場しているUCIワールドツアーは16チーム、プロチームは6チームでした。

photo:Sprint Cycling

自身のYouTubeチャンネルで当日の雰囲気などをアップしているので、ぜひ覗いてみてください。

スタートしてみると・・・


なかなか厳しい状況でしたが、チームの雰囲内での立ち回りは良好。良いことばかりではない世界で、チーム内での関係の良さは大きな支えになります。

前述した通り、UCIポイントの獲得を目指してスタートしたわけですが、実際にスタートしてみると、理想とはほど遠い結果となりました。

まっすぐ走れないレベルの爆風(警報レベル)によって集団は一列棒状となり、ほぼ最前列でスタートしたにも関わらず一瞬で集団の最後尾に。

最初の1時間の平均速度が53~54km/hと爆速で進む集団を前に、横風区間でなす術なくドロップ。

そのままリタイアという結果に終わりました。

終わってみると、リタイアは前回は15名なのに対し、今回は50名でした。2年前は全員完走! とコースも違えばコンディションも大きく異なり、全く別のレースといえます。

しかし、ベルギーのレースは別物でした。

ふとした所に石畳があり(写真の石畳はかなりマシな方)雨で濡れると滑りやすく怖かったです。このレースからチューブレスタイヤが導入されていたのですがセッティングを煮詰めきれませんでした。

悔しいのか?

レースを冷静に振り返る中で、『悔しいのか?』と問われると、『それ以前の問題』というのが正直な感想です。

初めてのワールドツアーカテゴリーでしたし、初めてのベルギーでのレースだったので、何もできないままドロップしてレースが終わってしまったというのが現状です。

『悔しい』と感じる前に、レースから除外されているイメージです。

では、何が足りないのか?

『悔しいのか?』の次に『何が足りないのか?』と自問自答してみました。

しかし、これに関しても『全てが足りない』としか言いようがないのが正直なところです。

パワーとか、スキルとか、位置取りとか、色々とレースで重要な要素があると思いますが、そのどれをとっても全く足りてないと感じました。

個人的には結構位置取りは得意な方で、以前の連載で振り返ったチャレンジマヨルカの最終日などでは、世界トップのスプリンターたちと混じって位置取りができていたと思います(もちろんまだまだ力不足でしたが)。

「良い経験ができた」「今後に繋げていきたい」とありきたりなレースレポートで締めくくってしまえば簡単ではありますが、もはや良い経験になったかすら怪しいレベルです。

現状では、この先このようなレースで先頭集団で勝負する未来は全く見えないです。

これはネガティヴになっているわけではなく、実際に走ってみた正直な振り返りです。

さて、ここからどうやって強くなっていくのか、しっかり考えて少しでも前へ進めるように精進していきます。


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