2023年08月03日
Hijiri Oda -Ostwind- Vol.6 「まっすぐ走るのは意外と難しい」
雑草が元気に育ち、自転車で通れるかな? と思うようなところもある江戸川サイクリングロード。
埼玉側はまだ除草作業が途中だが千葉県側は草刈りされて走りやすくなってきた。
草をバシバシしながら走るのは腕がかぶれてしまうし、なにより見通しの悪いサイクリングロードは怖いのでとても嬉しい。
そんな江戸川サイクリングロードの北上していくと特に景色が変わることもあまりなく、緑が多く橋もあまりなくなってくる。
走りやすいといえば走りやすいが、ただ走っているだけだとローラーかな? って思うほど進んでいる感覚がしない。
ひとりで行うエンデュランストレーニングの日は、ペダリングを意識したり白線の上を走ってみたりする。
「スピードを制御するテクニック」
重たいギアを高回転で回せばスピードが出ます。
ロードバイクやクロスバイクは車輪も大きく、ギアも付いていてスピードを出しやすい自転車だと思います。
スピードが出るからこそハンドリングテクニックも重要です。
そんなわけで、今回はテクニックを磨きながら「ふと思い立ったときにできる自転車の楽しみ方」をお伝えできればと思います。
「まっすぐ走るのは難しい」
まっすぐ走れているかなとふと考えたことありますか?
私はたまに考えることがあります。
スムーズに通れるラインがあまりなくタイヤ1つ分ずれたらガタガタみたいな道路でラインを外してしまったときに「あぁ、まっすぐ走れてないな」と思います。
特に疲労が溜まっている時などはまっすぐ走るのが難しいですよね。
そこで、道路にある白線の上を走ることを意識してトレーニングメニューをしてみたり、エンデュランストレーニングの時はどこまでこの白線が続いているだろうと走ったりしています。
一種のテクニック練習なのですが、結構面白いのでぜひ次のライドの時に意識していただけたらと思います。
「河川敷やサイクリングロードがおすすめ」
車道の路側帯にも白線はありますが交通量も多く、万が一のことがあると危険なので、見通しがよく人があまりいない河川敷などで行うのがおすすめです。
普通のライドにプラスアルファで「白線の上をまっすぐ走る」ということを意識しないといけないので考えることが1つ多くなります。
ですから安全なところでやっていただけたらと思います。
慣れてきたら車道の脇を走っているときにちょっと意識してみると面白いかもしれません。
「まずはシッティングでトライ」
シッティング状態で走る時は少し重めのギアにすると自転車が安定します。
慣れてきたら軽いギアでケイデンス上げてみると少し難易度アップ。
「シッティングの次はダンシング」
ダンシングで白線の上を走ろうとすると力んでぎこちなくなってしまうかもしれません。
身体の中心が白線のセンターにあると、肩の力を抜いて普段通りバイクを振っても案外白線の外にはみ出ないと思います。
「目線」
シッティング、ダンシングどちらでも真下を見るのではなく少し先を見ているとまっすぐ走れます。
イメージとしては自転車1〜2台分の先ぐらいを見てると安定します。
白線の上を走るという単純なことですが、自分の思い描いたラインを走るためには必要なことなのでぜひこの機会に試してみてください!
写真と文:織田聖
hijirioda.stores https://hijirioda.stores.jp/
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著者プロフィール
織田聖おだ ひじり
1998年生まれ。 2023年シクロクロス全日本チャンピオン。 ロードレースはマトリックスパワータグ、シクロクロスは弱虫ペダルサイクリングチームに所属。 レースなどの情報はInstagramやブログからどうぞ (https://hijirioda.com/)