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2024年03月05日

Hijiri Oda -Ostwind- Vol.10 「オランダ遠征(番外編)」

前回のvol9ではオランダ遠征ではメインのレースのことでしたが、今回は番外編を。

オランダには日本人には珍しい自転車専用道路というものがある。
自転車道と聞いて「河川敷」を思い浮かべたあなた。私もそうでした。
でもオランダには至る所に自転車専用道路というものがあります。今回はそのことを。

初めて行った時は訳も分からず日本と同じ要領で車道の端を走っていたところクラクションを鳴らされまくり……。
看板の意味もわからなかったため苦労しました。

もしオランダを訪れる際は参考にしてみてください。

最寄り駅の駐輪場
ステイ先の方に自転車をお借りして休みの日はリフレッシュでフラフラと。
最近、目にすることのないコースターブレーキ仕様です。

大きく分けて3種類にわけられる自転車専用道路

①片側通行の自転車専用道路

個人的には1番走りやすいなと思っている片側通行の自転車レーン。
逆走してくる人にまだ出会ったことがない。オランダにも逆走してくる人はいるのだろうか。

②両側通行の自転車専用道路

これはたまに不思議な感覚になる自転車道。
進行方向によっては自分が逆走している気分になる。
急に車道の左側に案内されると、「あれ逆走じゃない?大丈夫?」みたいな不安に陥ること多々あり。

①②はバイパスのような大きな道路の脇に「自転車のため」につくられたような道路で、自転車専用道路がある場合は車道ではなくこの道路を走ります。

自転車専用道路がある場合、車道には以下のようなサインがあり、これは自転車侵入禁止のマーク。

見落としたりして侵入するとクラクションの嵐なのでお気をつけを

③車道脇の自転車レーン

日本の道路によくある「仕方がないから書きました」のような道路ではなく、ちゃんと点線で区切られた道路でこの点線をはみ出さなければ怒られないです。

自転車のスペースが広くて走りやすい。
このような道路は車の法定速度も低いのでほとんどの車は安全に抜いてくれます。

自転車専用信号機

自転車専用信号機のマークはもちろん自転車。
日本の歩行者信号に人のマークがあるのと同じ感じですね。
奥に見えるのが歩行者用信号です。

自転車専用信号の手押しボタンを押すと「WATCH」の表記が点灯。

カウントダウンもされるのでシクロクロスのスタートみたいな気持ちになります。

ちなみにユトレヒトにはミッフィーバージョンの歩行者信号があります

サイクリングルートを辿る

このような看板が街中の至る所にあります。

例えば今回は「27」の矢印を辿ってみました。
そうすると「27」の終点はここです!みたいな看板に到着。

この後は「95」と「12」のどちらにいきたいかという選択が待っております。
Fiets route netwerk(リンク)というウェブでルートを引くこともできるので便利に活用しています。

自転車大国と言われるオランダは、平日でもたくさんのサイクリストにすれ違いますし、自転車に優しい国だなと感じます。

土日になると街中のカフェテラスにたくさんのロードバイクが停まっているのを目にします。

ぜひオランダに行った際はこの記事を思い出していただき、安全で楽しいサイクリングをしてみてはいかがでしょうか。

写真と文:織田聖
hijirioda.stores https://hijirioda.stores.jp/
Instagram https://www.instagram.com/hijirioda/


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