2019年04月03日
【FUNRiDE サイクルライフアンケート】2019年 自転車通勤をやっていますか?
- FUNRiDEがお届けするウィークリーメールマガジン[WEEKLY FUNRiDE] 2月28日配信の第162号では「自転車通勤 」について、読者の皆さんにアンケートをさせていただきました。
ようやくサイクリングをするのに適した季節になってきました。新生活を迎えるサイクリストも多いのでは? 4月から心機一転、自転車通勤=ジテツウにチャレンジ!爽やかでいいですよね。さて、サイクリストの皆さんは自転車通勤をどれくらい行なっているのでしょうか?
その回答結果をレポートします。
(有効回答数 54)
■自転車通勤を行なっていますか?
はい …………….32
いいえ・やりたくない……………12
やりたいができない…………….10
ご回答いただいた皆さんのうち、59%の方がジテツウを行なっているそうです。やりたくてもできないという方が18%と、自転車通勤に対して前向きに捉えている方は8割近くに及んでいます。
■自転車通勤の頻度は?(行なっている方のみ)
・毎日……………12
・ほぼ毎日……………8
・週1〜2日……………6
・気が向いたとき……………2
・その他……………2
実際にジテツウを行なっている皆さんのうち、なんと4割の方が、毎日通勤を行なっています。
ほぼ毎日、週に1〜2日とコンスタントに行なっている方は8割以上となりました。ジテツウ=習慣になっているということがわかります。気が向いたときに自転車で、というのはなんとなく爽やかな印象があるのは担当者だけでしょうか。
■自転車通勤のメリットを教えてください。
・健康維持(ダイエットなど)
・通勤費用節約
・競技力向上
・気分転換
「奥さまからガソリン代は毎月、決まった額をいただいているので車に乗らなきゃ貯まる。5月にホイールを買う予定です」よこさん。しっかり者ですね。ホイールゲット目指してジテツウ頑張ってください!
通勤時間の短縮なんていう方も。「自転車で行くのが、一番早い」こうクンさん。電車+徒歩を組みわせると自転車行った方が速いというケースもあります。
「帰りの寄り道が楽しい」「終電に乗れないのがわかっているとき」「体調と天候次第」「雨が降らない限り」とそれぞれの通勤スタイルがあるようですね。
■自転車通勤ができない理由を教えてください。
・会社が許可してくれない
・着替えが面倒
・通勤距離が短い
・通勤距離が長い
・ケガが不安
・道路状況が悪い
・
会社が許可をしてくれないケースが多数。
「以前はOKだったのですが、とあるスタッフが某メーカーのフラッグシップモデルが全損する事故にあい、通勤労災の額がすごいことになり、禁止になりました…」さーりゃんさん。
「駐輪場が無い。出勤時間が不特定である」サッカーマンさん。中々乗車出来ずストレスフルです…とのこと。
「自動車、特に大型車との併走になるので事故が怖い」DennyDennyさん。確かに、交通事故が起きてしまうことを考えると…。
会社に設備がない、着替えを持っていくのが大変など。
距離が長すぎるのも問題です。強くなりすぎてしまいますね! 短すぎても行く気になりませんね。担当は300m以上なら自転車を選びます……(汗。
回答者の近況・お悩み
「自転車通勤しながら休日にヒルクライムを楽しんでいますが、50歳を過ぎてから疲労回復が遅くなり困ってます」hiro-2さん。
疲労回復そして競技力向上のコツは、十分な休息(休養と睡眠)、栄養が大事です! トレーニング=ジテツウと同じくらい重要ですので、この3つをしっかりと意識してみてくださいね。
「毎朝、会社につくと服の中は汗だらだらで、かといってシャワーを浴びることもできず、いつも体をふく程度で済ませていますが、何かさっぱりとする方法はないものでしょうか?
家から会社近くの駐輪場まで一般市道を大体10キロで25分程度のペースで、シティーサイクルで通勤中です。赤信号、もちろん止まります。交差点や通学路では時速10キロ以下程度まで減速します」かっちゃんさん。
コンビニエンスストアやドラッグストアで購入できる汗拭きシートを多用します。清涼感の強い成分が入っているものなどもあって、火照った身体を拭うと気持ちが良いです。しかし夏ともなると、それでも汗はなかなか引いてくれませんが…。湿ったシャツを着ていると、今度は室内のエアコンで体が冷えすぎてしまいますので、アンダーウエアの着替えを何枚もストックしておくのが清潔に保てますしオススメです。
「花粉嫌だ!自転車乗れない!」kshino1さん。
担当者も花粉症で、この時期は苦労しています。でも乗っているときはなぜか平気なので、懲りずにライドしていますよ!
「片道13kmを10km位サイクリングロードで走りやすいです」アスタナカさん。
素晴らしい環境が羨ましいです……。
「乗る時間の捻出が難しい。雨でなければ毎日でも自転車通勤したいくらい」Shin Kashiさん。
フルタイムワーカーはなかなか練習時間が取れませんね。そんなときジテツウ練習時間の一部に当てられます。ときどき遠回りしたりして、ボリュームを稼ぐとよいですね。
「つい先日、朝の通勤途中に自動車と接触事故を起こしました。相手は、見通しが良いにも関わらず、こちらの存在に一切気が付かずに一旦停止の丁字路から出てきました。怪我と自転車の損傷は大したことなかったので良かったですが、いくらこちらがルールを守って走っていても、みんなが守っているわけではないということを痛感するとともに、通勤時間のような時間帯には常に危険を察知し回避できるよう緊張して走ろうと思いました」ミルクさん。
ジテツウでの事故は避けては通れない課題です。お大事になさってくださいね。
「富士ヒルクライムでなかなか1時間半切りが出来ません。
昨年、5回目の参戦にして自己ベスト(1時間31分台)が出たので、今年こそ念願の1時間半切りを目指すべく、日々のジテツウでも一定区間で負荷を掛けるなどのトレーニングを行っています」だぶるけいさん。
トレーニングとして考えるならとにかく乗ることが重要です! ジテツウ頑張ってください。
たくさんのご意見・ご回答ありがとうございました。
国交省もサイクル健康と題して、安全に自転車に乗るための環境づくりや自転車がもたらすカラダとココロの健康といったエビデンスを特集サイトを設置して、多くの人の理解を深めるべく、推進活動を行なっていますね。
ご回答にもあった事故、怪我が不安、道路状況…など、安全に走れる環境作りはまだまだ遅れています。自転車だけでなく自動車、人とのシェア・ザ・ロードを進めていくべきでしょうね。
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著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得