2016年04月15日
「ガーミンEdge25J」モニターレポート【2】センサー拡張で広がる自転車ライフ
昨年秋にリリースされたガーミン「Edge25J」は、Edgeシリーズ最小・最軽量のコンパクトボディながら、高精度のGPSを搭載する注目のサイクルコンピューター。前回、「TOKYOエンデューロ2016in彩湖(3月12日開催)」でEdge25Jを初体験していただいたモニターお2人に、引き続きレポートしていただいた。
「こんな道を走っていたのか?」を確認する楽しみも(榎田さん)
ガーミンEdge25Jは、約4㎝四方の小さなボディで、初心者にも扱いやすい。シンプルなだけでなく、多彩な機能も備わっており、様々なセンサーや機器と接続することができる拡張性の高さも魅力だ。
モニター1人目の榎田隼一さん(38歳・埼玉県)は、ロードバイク歴1年ちょっと。今までサイコンは使ったことがなく、このガーミンEdge25Jが初めてのサイコンだという。今回、「スピードセンサー・ケイデンスセンサーセット」、「プレミアムハートレートセンサー」も新たに装着していただき、レポートしてもらった。
榎田さん「取り付け、設定は簡単でした。(設定画面で)ペアリングができないので、諦めて自転車を走り出したところ自動的に同期しました」
榎田さん(右から2人目)と自転車仲間のみなさん
モニターの方には、ガーミン・コネクトも利用してもらっている。ガーミン・コネクトとは、ガーミンの無償データ管理サービスで、自分の走行データなどをクラウドサーバーに保存して、いつでも見返すことができるものだ。
走行データをアップする方法は、PCとEdge25JをUSBケーブルで接続し、専用ソフト「ガーミン・エクスプレス」を利用するか、またはガーミン・コネクトのアプリをインストールしたスマートフォンとBluetoothで接続すればいい。
榎田さんも、自分の走行データを見返して参考にしているという。
榎田さん「ガーミン・コネクトの接続はとても簡単です。データとしては、今日は何km走ったのか? 前回のライドと比較してどうだったのか? 平均速度は? 今月は合計km走ったのか? などなど、すべての項目を見ています。(Edge25Jは)とにかく小さくて軽くて見やすいです! この3つが兼ね備えられていて、なおかつ必要な機能は十分! 大満足です。ガーミン・コネクトもあるので、走り終えてからも楽しめます!」
榎田さんには、ショップ仲間とのサイクリングの様子もレポートしてもらった。
榎田さん「3月27日、クロチェリスタ(青梅市のショップ)の主催する『梅の里、再生祭りに出かけるサイクリング』として奥多摩方面にのんびりとサイクリングしてきました。梅の里グルメマルシェでは、おいしいおやつを食べました。ファットバイクも混じって、ゆったりとしたスピードで、普段行かないような道を選んで進んだので、走行後、ガーミン・コネクトでこんな道を通っていたのか? などなど後から見返すのも楽しかったです。スピードを意識しない楽しみ方もあるのだと気づかされました」
GPS機能により走ったルートも自動で記録されるので、新たなコースの発見にも役立てられるのだ。
見知らぬ道を走ったときは、後でガーミン・コネクトのコースマップを見返すのも楽しみのひとつ
ガーミンEdgeシリーズに対応するスピードセンサー。ハブに装着して回転数を検知するため、スポークのマグネットは不要
ケイデンスセンサーもクランクの回転数を検知するため、マグネット不要。Edgeシリーズのサイコンとの同期も簡単だ
ヴァーチャルサイクリング「Zwift」導入!(鈴木さん)
もう一人のモニター、鈴木浩也さん(37歳・埼玉県)。ロードバイク歴は約3年で、以前はiPhoneのアプリをサイコン代わりに使っていたという。
TOKYOエンデューロを走る鈴木さん
鈴木さんにも「スピードセンサー・ケイデンスセンサーセット」、「プレミアムハートレートセンサー」を装着してもらった。
鈴木さん「両センサーとも、ガーミンEdge25Jとすぐにペアリングでき、難しい設定もありませんでした。(スピード・ケイデンスセンサーは)チェーンステー取り付けタイプのセンサーのような、難しいと聞いていた位置決めが必要なく、取り付けはすごくカンタンでした」
とくに鈴木さんは、ハートレートモニターを使用したことで、自分が高い心拍数で走っていたことがわかったという。
鈴木さん「ハートレートセンサーは胸の位置にベルトで付けるため、装着前は違和感があるのではと予想していましたが、バイクに乗っているとその違和感はまったくありませんでした。ハートレートを測ってみて、自分がどれだけ無理をして走っていたのかがわかり、これからの長距離走行時のパフォーマンス維持に役立ちそうです」
ガーミン・コネクトも活用し、スマホとPCを両方使って効率的にデータ確認している。
鈴木さん「データの同期は、スマホとBluetooth接続ができることもあり、すごく楽でした。走り終わったら、スマホのガーミンコネクトアプリにデータを送ると、自宅でPCを開くころにはデータがクラウドに上がっていて、すぐに走行データを確認できます。これは画期的ですね」
デローザ・オーナーの自転車仲間と荒川沿いの榎本牧場までサイクリング(右2人目が鈴木さん)。走行後のデータが、スマホのアプリ経由ですぐにアップされるのがガーミン・コネクトの醍醐味
また鈴木さんは外で走れない日の新たな試みとして、ヴァーチャルオンラインサイクリングのZwiftも導入。さっそく仮登録してみたという。
鈴木さん「自身が花粉症ということもあり、今の時期は外を走るのが少しストレスです。またこれから梅雨のシーズンにも入り、さらに走ることが難しくなります。そこで、ガーミン・USB ANT スティックを購入してみました。これを使って、いま話題のZwiftに挑戦してみようと思っています」
PCにUSB ANT スティック(写真上)を接続。ANT+対応のサイコン(Edge25J、写真下)とローラー台を接続すれば、Zwiftが使用できる
仮想コース内で、世界中の人々とレースできるZwift。さっそく鈴木さんもトライアルを開始した
榎田さん、鈴木さんには来月も引き続きEdge25Jについてレポートしていただく予定だ。
(写真提供:榎田隼一さん、鈴木浩也さん)
ガーミン Edge25J
価格:19,800円(税別)
サイズ:42×40mm
重量:25g
機能:ライドモード、コーストレーニング、自動ラップ、セグメント など
製品HP:http://www.iiyo.net/cproductdetail.aspx?sku=370902
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。