2018年10月01日
【CERVELO】NEW S5 & S3リリース そして来季チームサンウェブへのバイク供給を発表
2018年10月1日、サーヴェロSシリーズのトップモデルであるS5、セカンドモデルのS3のフルモデルチェンジが公式サイトより発表された。そして2019年1月1日よりチームサンウェブとのパートナーシップ契約を結んだと発表した。
その内容の一部を紹介しよう。
S5ディスク
Sシリーズ史上、もっとも剛性(Stiffness)にあふれ、エアロダイナミクスに特化したモデルが誕生した。そのうえ前作同様にライドクオリティ(Ride Quality)とユーザービリティ(Usability)は保たれている。ディスクブレーキの調整システムを考慮して、作成した専用のハンドル・ステムはこれまでにない形状となった。新しいS5のハンドル・フロントフォークまわりは、ステムの新しい空力概念を中心に大胆に再設計された。これらにより従来よりも抵抗となるドラッグを42g軽減し、5.5ワットのパワーセーブを可能にした。ハンドルバーにはもちろんコンピュータマウントを搭載できる仕組みもある。ステム長さ、ハンドルの角度も微調整できる。
特徴的なのはハンドルとフォーク部分、そして大胆な設計のステムだ。メインフレームに関しては従来のS5を踏襲した形となる。これが意味するのは大きく改善する必要がないほど、フレーム形状が完成されている証だろう。大胆にフレーム形状を変更するメーカーが多い中、コンセプトを貫くサーヴェロの潔さを感じる部分だ。
デュラエース Di2ディスク完成車で158万円、フレームセットで59万円の予定だ。現在のフルラインナップ・サイズやスペックはこちら。
ステムの高さは5mm単位で30mmまで延長できる。ハンドルバーの高さはステムとは別に2.5mm高くすることが可能だ。ハンドルバーの角度は0度と2.5度と5度の3段階で調節が可能。
Ride Quality
・LONGER TRAIL
高い安定性の実現。・UNIFIED TRAIL
すべてのフレームサイズで同じハンドリング特性の実現。・LOWER BB
ライダーの重心を下げ、安定性が向上。
S5は、激戦を共に闘う信頼に値するバイクです。フレーム剛性とジオメトリが連携し、精密で安定したハンドリングとペダリング効率を実現。
高速コーナリング時や、力強くクランクを踏み抜くときに滑らかな乗り心地に。
路面からの振動は、フレームのカーボンレイアップとチューブの形状によって吸収される。
幅28mmまでのタイヤが使用できるクリアランスと相まって、長時間蓄積する疲労を軽減する。
Stiffness
・25%IMPROVEMENT
前作のS5と比べて、ボトムブラケットの剛性25%アップ。・13%STIFFER
前作のS5と比べて、ヘッドチューブのねじり剛性13%アップ。Usability
新しいS5のハンドル・フロントフォークまわりは、ステムの新しい空力概念を中心に大胆に再設計された。
S3ディスク
フレームにデザインにおけるUCIのレギュレーションが改定されたことで、S3のデザインは限界まで引きあげておこなうことができた。コンポーネントが機械式か電動式かに関わらず、完全に内蔵できるコックピットシステムとなった。このフレームを持ってすればすべてのユーザーが優れたエアロダイナミクスの恩恵に授かることができる。前作のS3ディスクと比べ最新バージョンは102g(13ワット)も抵抗となるドラッグを削減することができるという。リムブレーキとディスクブレーキバージョンを用意。S3アルテグラDi2ディスク完成車で89万円、S3アルテグラDi2完成車は85万円(リムブレーキ)。フレームセットで38万円(ディスクブレーキ、リムブレーキともに)となる。その他のラインナップ・サイズやスペックはこちら。
チームサンウェブとの新しいパートナーシップを正式に発表
かねてから噂があった、サーヴェロ とチームサンウェブのパートナーシップが正式に発表となった。2019年1月1日より、チームサンウェブの男女チーム、そしてコンチネンタルチームにもバイク供給を行う。
サーヴェロのスポーツマーケティングディレクターのRichard Keeskamp氏は、
「チームサンウェブとパートナーシップを結ぶことは非常にうれしいこと。大いなる野望とパフォーマンスの完璧な組み合わせです。 「チームは男女、U23プログラムと幅広い分野で活躍しています。そしてワンデイレース、タイムトライアル、スプリント、グランツールと、すべてにおいて競争力がある。このチームに新しい最先端の技術を開発し提供する上で、チームの水準をさらに引き上げることができるでしょう」
という。トム・デュムラン擁するチームの陣形のすべては明らかになっていないが、引く続き強い勢力を維持していくだろう。
インプレッションなど詳細情報は、追ってレポートします。
写真と文:CERVELO CYCLES Inc
お問い合わせ:東商会
関連URL:http://www.eastwood.co.jp/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。