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2018年08月27日

【第18回アジア競技大会(2018ジャカルタ・パレンバン)現地レポート】 いよいよ自転車トラック競技が開幕! 注目選手とコーチにインタビュー

イアン・メルヴィンJCFトラック中距離ヘッドコーチの指導を受ける吉川

 

インドネシアで開催されているアジア競技大会も16日間の日程のおよそ半分が終了した。自転車競技は4種目中3種目を終え、ラストを飾るトラック競技が本日、27日から31日まで行われる。直前の練習で短距離ヘッドコーチのブノワ・ベトゥコーチと女子チームパシュートに出場予定の吉川美穂選手が意気込みを語ってくれた。

速報レポートはまとまり次第、順次公開していきます!

 


ブノワ・ベトゥ(JCFトラック短距離ヘッドコーチ)
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いつも優勝を目指して戦っている。選手の落車など準備段階では課題もあったが、大会が始まれば目標に向かって進むのみだ。結果についてはあとから判断すればいい。
ここにいる選手を信頼して、優勝するために戦っていく。新田も落車があったが、それでも参加を志願してきた。そういうところからも選手の熱意が伝わってくる。この体制で2年ほどやってきて、選手と私たちスタッフの信頼関係も構築されている。
今大会で勝ちを狙って、その結果をフィードバックして東京オリンピックに向かってさらに体制強化を図っていく。

 


吉川美穂(Live Garden Bicistelle)
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チームパシュートに出場予定の吉川美穂。ロードレースでも活躍している選手だ

仕上がりは?
伊豆ベロドローム以外の250mバンクが初めてなので、いまこの調子でレースをしたら未知の部分もありますが、精一杯力を出し切りたいです。

選手村の感想は?
思ったよりシンプルな施設ですね。外でお祭りみたいなのもやっていてよく聞こえてきます。ずっと廊下が明るくて、それで夜中も部屋中明るくなるので、それが気になります。

食事はしっかり食べていますか?
日本からも持ってきていますし、選手村の食事も美味しく食べられています。

自転車がFELTに変わりましたね?
アメリカ遠征後の7月から乗っています。よく走るバイクで気に入っています。

これまでロード競技をやっていましたが?
東京オリンピックに向けてトラック競技に専念しています。ロードは集団の中で休めたり多少はごまかせる部分もあったりしたのが、トラックは1列しかないから自分の力がより大事になりますね。
自分の基礎をもっと高めて、いまはチームパシュートの練習で3走を梶原選手の後ろで走らせてもらっています。強い選手の後ろですし、ペースもできるだけ落とさないようにしたいですし、しっかりパワーを発揮してチームの力になりたいです。


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チームスプリント、ケイリン、スプリントに出場予定の脇本雄太(日本競輪選手会福井支部)の練習走行

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女子チームパシュート、日本チームの練習風景

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中距離チームはバイクを7月からFELTにスイッチした

 

写真と文:猪俣健一
関連URL:https://www.joc.or.jp/games/asia/

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