2019年02月07日
【SRAM】RED eTAP AXS リリース 無線変速12スピード その特筆すべき点とは
話題となっていたスラム無線変速12スピード コンポーネントが、日本時間の本日0時に情報解禁となった。その名もAXS(アクセス)。スラム レッド イータップ アクセスという名称であることがわかった。
販売開始は情報解禁と同様の2019年2月7日0時。順次、国内販売ショップの店頭に並ぶ。
この新型コンポーネントの特筆すべき特徴とはどこだろうか。その特徴をピックアップしてみよう。
詳報レポートはのちほどお届けします。
トラディショナルなギア構成(53/39×11-25T)とAXSの50/37×10-26Tを比較するとトップギアからローギアまでより広いギア比をカバーすることができている。ギアが1枚増えたことで、もっとも使用頻度が高いミドル群をクロスレシオ化することができ、スムースなギア構成を実現することができたのだ。
チェーンリングは50/37、48/35、46/33の3種類に設定している。
・オービット チェーン マネジメント
orbitテクノロジーはディレイラー内部のスプリングに超軽量のシリコンフルードを内蔵し、チェーンが暴れる垂直方向の衝撃にのみ減衰がを起こすシステムだ。この機構によって強力なスプリングテンションが必要なくなり、ホイール交換が容易となる。
・AXSアプリケーション
スマートフォンで行う、コンポーネント統合システム。現段階でIOSではアプリが確認できている。
バッテリー状態の確認、ディレイラーの動作変更、コントロールのカスタマイズ、コンポーネントからメンテナンス情報を取得したり、ファームウエアを更新することができる。
エンハンスド モード
フロントギアチェンジを行うと、リアディレイラーがオートシフトし、ギア比の補正を行うことで、ペダリングケイデンスの最適化を実現。リアの補正幅は任意で選択できるが、AXSでギア比を計算し補正して自動で1〜2コグのシフトを行う。
また、シフトボタン裏側のAXSボタン(モードのオン・オフスイッチ)を設けており走行中エンハンスドモードの切り替えも可能だ。右レバーがオン、左レバーがオフとなる。
グループセットのラインナップは全7種類となる。なお、クランク/カセット/チェーン/リムブレーキは別売りとなる。(税抜価格)
① Red AXS Road 2X Groupse 266,800円
② Red AXS Road 1X Groupset 206,800円(1XはFD無し)
③ Red AXS Aero Groupset 180,200円(AeroはFD,シフトレバー無し。BlipBox/Clics/Blips付属)
④ Red AXS HRD 2X Groupset Flat Mount 333,300円(HRDはDiscキャリパー付属)
⑤ Red AXS HRD 2X Groupset Post Mount 333,300円(HRDはDiscキャリパー付属)
⑥ Red AXS HRD 1X Groupset Flat Mount 273,400円(HRDはDiscキャリパー付属)
⑦ Red AXS HRD 1X Groupset Post Mount 273,400円(HRDはDiscキャリパー付属)
主要パーツ
チェーン 10,400円
カセット 44,000円
クランクセット 86,700円
クランクセット(パワーメーター付属)160,000円
クランクセット(1X)86,700円
クランクセット(1X、パワーメーター付属)160,000円
ローター 10,300円(センターロック、税抜)、7,950円(6ボルト、税抜)
ブレーキセット 21,800円(リムブレーキ)
問い合わせ:インターマックス
http://www.intermax.co.jp/products/sram/products/red_etap_axs.html
著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得