2021年04月28日
【Olympic Virtual Series】国際自転車競技連合(UCI)と協力し、Zwiftでイベントを開催…期間:2021年6月1日から27日
世界の190ヶ国以上で利用されているオンラインフィットネスプラットフォームのZwiftは国際自転車競技連合(以下、UCI)と国際オリンピック委員会(IOC)が開催する新しい Olympic Virtual Series(以下、OVS)に参加します。
OVSは実体験のスポーツと擬似体験のバーチャルスポーツを同時に楽しめるオリンピックライセンスによる初のイベントで、世界中のバーチャルスポーツ、eスポーツ、ゲーム愛好家を動員して、オリンピックの新たな観客層を獲得するとともに、国際オリンピック委員会(IOC)の「オリンピック・アジェンダ 2020+5」の提言に沿って、実体験・擬似体験、両形態でのスポーツの発展を促すことを目的にしています。
今回、自転車競技の世界的な統括団体であるUCIと、世界の190ヶ国以上でサイクリストに利用されているオンラインフィットネスプラットフォームのZwiftは、ボート、野球・ソフトボール、セーリング、モータースポーツと並んで、OVSの第1回目のプログラムに参加する5つのスポーツの1つになりました。UCIとZwiftは、昨年12月に第1回UCI世界選手権を開催するなど、バーチャルサイクリングの発展を目的としたパートナーシップを結んできました。そして、今回のOVSシリーズでのコラボレーションでは、IOCと協力し多くの人々の参加を前提としたユニークなオリンピック体験を提供します。
UCI会長であり、IOCのEsports and Gaming Liaison Groupの責任者でもあるDavid Lappartient氏は、「OVSは、サイクリングとスポーツの幅広いコミュニティを集めて、オリンピックの価値と精神を共有し、包括的な参加に焦点を当てた4週間のエキサイティングなイベントを開催することを目的としています」と述べています。
また、バーチャル・サイクリングは、初心者からプロまで幅広い層に支持されており、外的要因に左右されず、自宅にいながらにしてトレーニングや大会への参加が可能なスポーツです。競技者にとってはチャレンジングで、ファンにとってはエキサイティングな真のスポーツであると同時に、健康増進にも貢献しています。数年前から世界的に人気を博していた自転車競技のesportsは、コロナウイルスの大流行に伴い、多くの国で外出や旅行が制限されたことで爆発的に普及しました。
UCIとZwiftにとって、Olympic Virtual Seriesは、あらゆるレベルのサイクリストがIOCの公式イベントに参加するユニークな機会を初めて提供することで、バーチャル・サイクリングの包括的な側面を強化します。
OVS の一環として開催される Olympic Virtual Series は、世界中のサイクリストに向けた参加型のイベントで、6月1日から27日まで開催されます。イベントの詳細や登録方法などの詳細は、5月末にZwift からお知らせいたします。
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著者プロフィール
山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得