2022年10月17日

高級感と機能性を兼ね備えた北欧発のキャンピングカー「KABE」/ サイクリスト注目の３つのポイントとは

北欧スウェーデン発のキャンピングカーブランド「KABE（カーべ）」は、高級感ある内外装、充実した機能を兼ね備える至極のキャンピングカーだ。
サイクリストにとっては、レース・イベント前の準備やその後のケアなども快適に行える設備が魅力だろう。このたび「グランフォンドピナレロ八ヶ岳」の会場にも「KABE」のキャンピングカーが展示され、大きな注目を集めていた。

３つのPOINT

【１】レース・イベントを快適なコンディションで！

【２】収納・車内設備も充実！　ラグジュアリーな内装で快適空間

【３】メルセデスベンツ・スプリンターをベースにした魅力的な３モデル

KABEは、1957年にスウェーデンで誕生したキャンピングカー＆トレーラーのブランド。欧州を中心に多くのユーザーに愛用されてきたが、今年「KABE JAPAN」が設立され、日本でも本格導入が始まる。

KABEはメルセデスベンツのスプリンターという商用車（バン）をベース車両としており、高い安全性と優れた走行性能を併せ持つ。長距離移動でも快適な乗り心地で、ドライバーも同乗者も疲労を最小限にできる。

【１】レース・イベントを快適なコンディションで！

車内は広々としていて、4～6名が乗車・就寝可能で、キッチンやシャワー、トイレなども最新設備を完備。また北欧の過酷な環境でも快適に過ごせることをテーマに設計されており、外気温が－50℃～＋50℃でも床暖房やエアコンなどで、車内は最適な温度に保たれる。

車内後部の寝室は、クイーンサイズベッドを設置（Imperial i910 QB 、Royal x880 LQB）

ホテルのような快適さで、ライド前後もストレスなく過ごせる設備だ。
サイクリストの「しっかり睡眠をとって万全の体調でレースに臨みたい」、「ライド後はすぐにシャワーを浴びて、ボディケアをしたい」といった要望も叶えてくれる。キッチンもあるので水分や栄養補給も即座に行える。

会場近くのホテルがとれなくて、早朝から長距離の運転をしなければならないといった心配も無用になる。
KABEのキャンピングカーならそうしたタイムロスも最小限にして、スタート直前までリラックスして過ごせるのもメリットだ。

運転席・助手席を回転すれば、テーブルを囲んで食事やミーティングなども行える（写真はImperial i910 QB）

【２】収納・車内設備も充実！　ラグジュアリーな内装で快適空間

内装は、家具などでも定評のある北欧デザイン。木材をふんだんに使用し、曲面を多用した明るく柔らかい印象で、シートやベッドも最高級なものを使用。メルセデスベンツのクオリティをキャンピングカーで体現しており、まさに動くホテルといった感じだ。

Van 690 LB 2WDは小型テーブルを内蔵。また、乗降用のステップは電動で展開する（3車種共通）

車体後部のトランクは最大でロードバイク3台を車輪を外さずに収納可能（Imperial i910 QB 、Royal x880 LQBのみ）。毛布やストラップを使用すれば、傷つけずに固定できる。車内のスペースを活用すれば、さらに多くの自転車を積載できる

3車種とも電動ターフを装備。ターフの下でローラー台でのウォームアップやメンテナンス作業もでき気分はプロチーム。もちろんテーブルとチェアを出して、食事やコーヒーなども楽しめる

Van 690 LB 2WDはリアハッチが開閉。ベッドを収納すれば、自転車などの大きな荷物も積載可能

収納も充実しており、自転車数台とウェア、アクセサリー類、ローラー台、メンテナンス台、工具なども余裕をもって運べる。家族やチームで移動する際も、多くの荷物を整理して収納することが可能だ。

【３】メルセデスベンツ・スプリンターをベースにした魅力的な３モデル

今回、グランフォンドの会場で展示されたのは、大きな車体で内装も含めラグジュアリー感満載の「Travel Master Imperial i910 QB」「Travel Master Royal x880 LQB」、コンパクトな車体でより扱いやすい「KABE Van 690 LB 2WD」の3車種。いずれも受注生産でスウェーデンから輸入される。