2023年12月06日
アクセス抜群のスタジアムで、誰もが楽しめるレース体験!「チャレンジレース in 味スタ」参加した皆さんの声をお届け
2023年12月2日(土)、味の素スタジアム(東京都調布市)・味ペン広場で、レース初心者から経験者まで楽しめる「チャレンジレース in 味スタ」が初開催された。翌日のGRAND CYCLE TOKYOの多摩版である「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」を盛り上げるべく、アクセスのよい東京近郊のスタジアムで多くのサイクリストが冬の青空の下を駆け抜けた。
ここでは参加者の表情をお届けしよう。
レース未経験者でも気軽に参加できるイベントを
会場となった「味の素スタジアム」は、隣接する「武蔵野の森総合スポーツプラザ」とともに東京オリンピック・パラリンピックを始め様々なスポーツイベントが開催されてきたスポーツの聖地のひとつ。2020東京五輪・自転車ロードレースのスタート地点、さらに「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」のフィニッシュ地点である「武蔵野の森公園」も目と鼻の先だ。交通アクセスもよく、自走で気軽に参加した参加者も多く見られた。
この日は1周約1kmの外周路を舞台に、レース初心者がプロのコーチや選手から実技を学べる「サイクルスクール」、サポートライダーの先導で集団走行の醍醐味を味わえる「ガイド付きショートレース」、仲間と交代しながら周回数を競う「80分サイクルレース」を開催。レースに出るのはハードルが高いと思っていたサイクリストでも、気軽に参加できるイベントばかりだ。また翌日の「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」の前哨戦となる「エキジビションレース」ではエリート選手の迫力ある走りを観戦することができた。
偉大な先輩に続け!
「ガイド付きショートレース」で優勝した河井結也さんは、都立八王子桑志高校・自転車競技部の1年生。来季、UCIワールドチーム「EFエデュケーション・イージーポスト」加入で注目を集める留目夕陽選手の後輩にあたり、先輩に続けと気合十分。
「家から近かったので、参加しました(笑)。ショートレースはだんだんペースが上がっていくので。脚に負担なく走りやすかった。位置取りは上がったり下がったりしていたので、勝ったかどうかはわからなかったです。80分サイクルマラソンにも出場します。これからも競技を頑張っていきたいです」
イベント常連ショップも参加しやすい!
味の素スタジアムからわずか数km、多摩川サイクリングロードからも近い神奈川県川崎市のショップ「アトリエフルーブ」のみなさん。OB含む7チームでサイクルマラソンに参戦し、表彰台も獲得。
「平均年齢50歳オーバー、最年長は70歳のチームです。コロナでしばらくレースに出られなかったので、開催してもらってよかった。近くても大磯まで行かないとレースがなかったけど、ここでできるのはありがたいですね。都会のクローズドコースでコンパクトに走れて楽しかったです」
5年ぶりの味スタ! 勢いに乗っています!
「80分サイクルマラソン」で優勝した「5年ぶりに復活team CYS」のみなさん。5年前に同じく味スタで行われたイベントに出場したときのチーム名で、今回は参戦したという。
「今は『一匹狼』とチーム名が変わってますが、昔の名前で出ています。そのとき3、4人だったのが、今は40人ぐらいの大所帯で、どんどん群れになりました(笑)」
「当時はフラットペダルからビンディングに換えるかどうか」とまだビギナーだったが、それから自転車にのめり込み、中央の総長・滝口さんはマスターズのロード世界選手権に出場するほどの実力者に。
メンバーも中学生から大人まで幅広く、東京を拠点に彩湖(埼玉県)やZWIFTで日々練習しているとのこと。JBCFレースにも参戦しており「来年はJプロツアーに出たい!」とさらなる高みを目指している。
参加者の声
次の記事ではフォトギャラリーを公開いたします。
関連URL
THE ROADRACE TOKYO TAMA2023 HP
https://www.the-roadrace-tokyo.jp/
レポート
https://funride.jp/events/challengerace-1202/
著者プロフィール
光石 達哉みついし たつや
スポーツライターとしてモータースポーツ、プロ野球、自転車などを取材してきた。ロードバイク歴は約9年。たまにヒルクライムも走るけど、実力は並以下。最近は、いくら走っても体重が減らないのが悩み。佐賀県出身のミッドフォー(40代半ば)。