都内開催！　新しい市民サイクルスポーツイベント「チャレンジレースin味スタ」

自転車ロードレース「THE ROAD RACE TOKYO TAMA2023」初開催を控えた12月2日（土）、フィニッシュエリア付近の味の素スタジアム外周の特設コースで「チャレンジレース in 味スタ」が開催されました。
この日は、レース未経験者・初心者向けの「サイクルスクール」、初心者でも集団走行の醍醐味が味わえる「ガイド付ショートレース」、エリート選手による「エキジビジョンレース」、仲間と楽しむ耐久レース「80分サイクルマラソン」が行われました。12月にもかかわらず暖かな日差しが降り注ぐ中、500人以上のサイクリストがロードレースの魅力と触れ合う1日となりました。

サイクルスクール

今後レースやイベントに出てみたい、走行技術を向上させたい人たちのためのスクールには約100人がエントリーしました。初心者からプロ選手まで幅広く指導する安藤隼人コーチ（スマートコーチング）をはじめ、唐見美世子さん（アテネ五輪・自転車ロード代表）、平塚吉光さん、岸崇仁さん、畑中勇介選手（キナンレーシングチーム）ら元選手・現役選手らを含む経験豊富な講師陣が参加者の指導にあたりました。

最初に自転車の点検やヘルメットのかぶり方の確認を行った後は、レース経験者、レース初心者、レース未経験者の3クラス・4グループに分かれて、実技へ。クラスごとにブレーキングやスラローム、集団走行などを行い、参加者は各講師からのアドバイスを聞きながら、自らの走りを修正していました。

ガイド付きショートレース

ロードレース初心者でもプロのような集団走行を体験できる「ガイド付きショートレース」が行われ、こちらも約100人がエントリーしました。参加者はレース未経験者・初心者、経験者、女子、中学生に分かれて3ヒート7レースを行い、味の素スタジアムの外周路1周950mを20分間ずつ走行しました。

レースは畑中選手らガイド（サポートライダー）が参加者のレベルに合わせて一定ペースで牽引し、徐々にペースアップ。集団走行で空気抵抗が減少した中、高速をキープする走りを体感します。ラスト1周は、参加者同士で勝負してロードレース気分を味わいました。

高速での集団走行やエキシビションレース

12月3日の「THE ROAD RACE TOKYO」エリート男子にエントリーしているチームから各1～2選手、計45選手が出場するエキジビジョンレースが、味の素スタジアム外周の特設コース（1周1.15kmｘ12周）で行われました。

高速での集団走行やアタックや駆け引きなどエリート選手ならではのスピード感あるレース展開の中、最後は集団から飛び出した横塚浩平選手（VC FUKUOKA）が後続を振り切って先頭でゴールラインを切りました。

80分サイクルマラソン

この日、最後に行われた「80分間サイクルマラソン」は、2～5人1組のチームで交代しながら80分間を走り、できるだけ多くの周回数を走ることを目指すレースです。ゴール前の争いを避けるため、同一周回数は同順位とするルールで争われました。

レースは2ヒート制で行われ、男子チーム・男女混成チーム合計約90チームがエントリー。上位を目指して真剣に走るチーム、マイペースでレースを楽しむチームそれぞれある中、ピットからの仲間の声援を受けながら周回を重ねていきました。

元オリンピアンのチームブリヂストンOBチーム、藤田晃三さんと飯島誠さんのペアは、いまだ闘争心衰えぬ走りで見事優勝。武田真一さん（キャスター）、ゴリさん（ガレッジセール）、登坂絵莉さん（リオ五輪レスリング金メダリスト）、早川優衣さん（BMX選手）、城彰二さん（元サッカー日本代表）らの異色の組み合わせのチームも、懸命にバトンを繋いで参加者とともにレースを楽しんでいました