2019年06月05日
【Mt.富士ヒルクライムに向けて】“上る”準備はもうお済みですか?
年に一度の富士ヒルまであと3日。ここまできたらトラブルは避けたいものですね。
機材はしっかりメンテナンスをしておきましょう。走るウエアは揃っていますか? 下山用の防寒着の準備もお忘れなく。
Mt.富士ヒルクライムに向けてチェックリストになる記事を作りました。走る準備を整えましょう!
【整備】自転車の点検をお忘れなく
自転車のチェックポイントはここ
1.タイヤ
もっとも多いトラブルはパンクです。タイヤに傷がないか、チューブが劣化していないか。チェック! 記録を狙う人はタイヤも新しいものに変えて万全の準備をしますが、少なくとも2〜3日前には交換をしておきましょう。直前の交換ミスはダメージ大です。
2.チェーン&チェーンリング/カセットスプロケット
チェーンを新品に交換するだけで、走りが軽くなるんです。チェーンリングやカセットスプロケットが古く歯が減っていると新品のチェーンに変えた途端に、うまく変速しなくなったりする場合があるので、双方の消耗具合をチェックしてみましょう。
3.ワイヤー類
ワイヤー類って、レースの日に限って切れたり、変速が悪くなったりするもの。事前チェックしておきましょう。
4.ブレーキシュー
盲点となりがちなのが、ブレーキシューです。
下山は安全確保のためにスピードを制限されています。ブレーキシューが減っていたり、ホイールをレース用へ交換したのにブレーキシューの位置調整を怠っていたり、リムの素材に適したブレーキシューに交換していないと、しっかりとした制動力を生み出すことができませんので、支障があります。保安部品ですので、しっかりとチェックをしてくださいね。
バーテープを交換して気持ち良く乗りたい
バーテープって一番視野に入る部分ですよね。キタナイままのより、新品にすることで気分も上がりますので、ベストな結果を出しやすくなるかもしれません。
洗車を行うとメカトラブルを未然に防ぐことができます。
バイクを洗うことで、それまで気がつかなかった傷や消耗を発見することができます。洗車をして注油をして、マイナスになることはないので、ピカピカにしてレースに臨みましょう。
富士ヒルの会場にもメカニックブースがありますが、対応できる人数と時間に限りがございます。
また現地ではプロショップのような設備はありませんので、手のかかるサービスが受けられるとも限りませんので、事前にしっかりと自転車の点検を行ってくださいね!
簡単な調整(サドル高調整など)をご自身の手で行えるセルフメンテナンスエリアを、TOPEAKの全面協力によって設けることができました。ぜひご利用ください。
『TOPEAK セルフメンテナンスブースの注意点』
○すべての作業が自己責任です。マナーを守って、お使いください。
・使用後は元の場所に戻してください。
・又貸しは紛失の原因になりますので、お止め下さい。
次に使う方のことを考えて、注意点を守ってご利用くださいね!
【忘れ物はないですか?】持ち物チェックリストでチェックしよう
オフィシャルサイトで公開されている持ち物チェックリスト。今一度確認してみてください。
イベント持ち物チェックリスト〜富士ヒルバージョン〜
https://www.fujihc.jp/wp-content/uploads/2019/05/things_to_bring_checklist.pdf
【安全装備の確認】ヘルメットとグローブ着用は必須です。
【下山グッズの用意も忘れずに】
ヒルクライムレースの下山には、ウインター・アイテムが活かされます。気温が低い時のイベントや、とくに標高の高い富士ヒルのようなレースでは重要です。
高度が100mごとに気温は約0.6℃下がります。スタート地点の富士北麓公園は1000m。そして富士山五合目は2305m。約10度ほど気温が低くなる計算になります。天候が悪くなると真冬のような寒さになることも。
ちょっと大げさかな? というくらいの防寒着を下山袋に入れておきましょう。また上りでかいた汗で身体が冷えるので、着替えのアンダーウエアをもっていくとよいです。
あ、忘れた…..。 そんなときはEXPOブースで調達できます。でも見ているうちにいろいろなものを調達してしまうので注意しましょう!!
【目標タイムの設定】
ただヤミクモに上るのではつまらない。目標タイムを設定しよう。
トップヒルクライマーなら1時間切りは当たり前という時代になり、今大会からプラチナカラーを用意。
フィニッシャーリングの設定時間は……
・~59分59秒 ……プラチナ
・1時間00分00秒~1時間04分59秒……ゴールド
・1時間05分00秒~1時間14分59秒……シルバー
・1時間15分00秒~1時間29分59秒……ブロンズ
・1時間30分00秒~制限時間内完走………ブルー(男子)/ ピンク(女子)
前日はリラックスした1日を! 1日で突然強くなることはありませんが、気が張りすぎたことでコンディションを崩して本来の走りができなくなることはよくあること。ショッピングしたり、美味しいものを食べたり、サイクルEXPOでNEWアイテムのチェックなどをしながら、のんびり過ごしましょう(やる気を高めるのは良いことです)。
自己ベストを目指してがんばりましょう!
Mt.富士ヒルクライム 公式ページ:https://www.fujihc.jp/
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。