2019年10月07日
速報!グランフォンドピナレロ八ヶ岳開催!「秋風を浴びて、サイクリストが駆ける」
10月5日、6日、今年で記念すべき10回目となった「グランフォンドピナレロ八ヶ岳」が開催。今回からイタリアのグランフォンドピナレロと正式な姉妹大会となり、大会名にも世界屈指のバイクブランド「ピナレロ」が入った。昨年は台風接近の影響のため中心となったものの、今年は秋晴れの空に恵まれ、グランフォンド、メディオフォンド、グルメフォンドの3種類のコースで約1250人のサイクリストが八ヶ岳のふもとで爽やかな汗を流した。
上り坂も、おもてなしもお腹いっぱい!
6日早朝、メイン会場の清里の森は薄く霧に包まれ、気温は13℃前後。サイクリストたちはウィンドブレーカーやアームウォーマーなど防寒装備を身に着けて、スタート地点に続々と集まってきた。
浅川力三大会会長から「八ヶ岳高原の1日を楽しんでほしい」とエールもらい、午後7時に113kmのグランフォンドがスタートした。
前半の見どころである赤い橋「東沢大橋」。徐々に雲も晴れ、山々の形が見えてきた。
当初は午後から雨の予報もあったが、一日を通して天気も崩れることなかった。昼間は、ウィンドブレーカーを脱いだ肌をじりじり焼くほど日差しも強くなった。しかし、自転車に乗りながら感じる風は、心地よく汗を吹き飛ばしてくれた。
沿道に咲くコスモス。木々の葉もちょっとずつ色づいてきて、高原の秋を実感。
残念ながら八ヶ岳は雲の中に頭を隠していたが、愛知県のショップ「りんきち」のみなさんが8つの山を再現!
約113kmのグランフォンドは、獲得標高約2200mの本格的な山岳コース。前半は下り基調で順調に距離を稼げるものの、後半は上り区間が続き、ラスト30kmで1000m近くを上る。そんな上り坂ではゲストのエース栗原さんが、参加者に声をかけたり、文字通り背中を押したりとサポート。「エースの応援に助けられた!」と感謝する人が続出!
グランフォンドピナレロ八ヶ岳の魅力は、なんといっても充実したホスピタリティ。エイドステーションは全部で8か所もあり、八ヶ岳エリアの食材を使ったグルメが充実。補給食を忘れても、まったく大丈夫なくらいだ。
第6エイド・高値体育館では、そばと高原レタスでおもてなし。ガールスカウトの女の子たちもお手伝い。
第8エイド・丘の公園ではソフトクリーム。清里といったらやっぱりこれ!
メカニックサポートは、マヴィック ジャパン協力による、ツール・ド・フランスなど自転車ロードレースではおなじみの黄色いマヴィックカー!
ちょっと寒くなってきたゴール地点では、あったかい豚汁が骨身に染みる!
お腹いっぱい上り坂とエイドステーションのグルメを楽しんでゴール。仲間と健闘をたたえあう!
ステージイベント、ピナレロブースも大盛況!
前日5日もイベント盛りだくさん。ステージには今中大介さん、エース栗原さん、ピナレロのセールスマネージャーのルチアーノ・フサポーリさん、ピナレロ・タイのみなさん、ちゃりん娘の太郎田水桜さん、詰田朱梨さん、トークショーゲストにサイクルショップ・ポジティーボの永井孝樹さん、綾野真さんが登場。
コースガイドやウェア選び、ピナレロの歴史や魅力など、様々なトークで参加者と楽しんだ
毎年大盛り上がりの抽選会。ピナレロの歴史の原点ともいえる黒いジャージ「マリア・ネラ(ジロ・デ・イタリア総合最下位)」、サイクリスト興味津々のカーボンドライジャパン・ビッグプーリーなど豪華賞品をかけて、熱気が渦巻いた。
ピナレロのブースでは、今年のツール・ド・フランスを制した(ピナレロはツール通算15勝目!)最新フラッグシップの「ドグマF12」など数多くの展示車、試乗車が並んだ。本国グランフォンドピナレロと同じくイタリアのドットアウト製大会オフィシャルジャージも大好評!
文:光石達哉 写真:海上浩幸
著者プロフィール
ファンライド編集部ふぁんらいど へんしゅうぶ
FUNRiDEでの情報発信、WEEKLY FUNRiDE(メールマガジン)の配信、Mt.富士ヒルクライムをはじめとしたファンライドイベントへの企画協力など幅広く活動中。もちろん編集部員は全員根っからのサイクリスト。