2021年07月06日
【XPLOVA】NOZA S(ノザS)ブラッシュアップしたパフォーマンスに迫る&試乗レビュー


税込価格:107,800円
◇寸法(設置時):593.4×514.5×465.15mm ◇総重量(開梱時):17.0kg
◇フライホイール重量:5.9kg ◇騒音レベル:58dB(30Km/h)
◇最大出力:2500W(58Km/h)◇最大シミュレーション傾斜:18%
◇ブレーキタイプ:6極電磁式 ◇精度:±2.5%
◇自転車との互換性:ロードバイク650c、700c/マウンテンバイク24インチ、26インチ
◇ドライブトレイン:シマノ/SRAMのロード11s対応
◇接続性:ANT+, ANT+FE-C, Bluetooth Smart
◇ファームウェアのアップグレード:可能◇スピンダウン補正:可能
最新版のNOZA Sはより洗練されています。 一見すると前作と見分けがつかない外観ですが、設計を見直して異音の発生リスクを大幅に下げています。フライホイールの重さと、外径を大口径化させ、リアルな実走感により近づきました。また振動の発生を抑えるためにフライホイール回転時のバランスも整えられています。 安全性も高めており、フライホイールをプラスチック素材でカバー。通気口も設けられ、放熱性にも余念がありません。
最新 NOZA Sの特徴





試乗レビュー

リーズナブルなスマートトレーナーとして世に放たれたNOZA。2020年にモデルチェンジを果たしNOZA Sとなった。
当初からのスムーズな挙動はそのままに、最大の特徴は静寂性である。とくにペダリングを止めた時により顕著にわかるが、フライホイールの駆動音はまったく気にならず、フリーの空転音が非常に静かであった。ペダルを漕いでいるときも自転車の変速の操作音のほうが部屋に響いてはるかに気になるくらいである。
住宅事情によってこれまでスマートトレーナーの導入を見送っていた方には朗報といえる。当然振動も抑えられていて、専用のマットと組みあわせると下階への振動もわずかであることが想像できる。
トレーナー自体の安定性も高く、フライホイールの振動も最小限に抑えられていると感じた。負荷の演算は新しい独自のアルゴリズムを採用し物理的な故障リスクを軽減しているといい、バーチャル空間での走行感は自然で上りなどでは特に滑らかに負荷が変わりスムーズなライドを楽しめた。そして静寂さともうひとつの魅力は中級〜上級クラスの実力ながら10万円台という価格。競合モデルと比較すると優れたコストパフォーマンスを実現しているといえる。(山本)

写真:小野口健太

NOZA-Sのお取扱先
日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社
関連URL:https://www.xplova.com/jp/product/nozaS
著者プロフィール

山本 健一やまもと けんいち
FUNRiDEスタッフ兼サイクルジャーナリスト。学生時代から自転車にどっぷりとハマり、2016年まで実業団のトップカテゴリーで走った。自身の経験に裏付けされたインプレッション系記事を得意とする。日本体育協会公認自転車競技コーチ資格保有。2022年 全日本マスターズ自転車競技選手権トラック 個人追い抜き 全日本タイトル獲得