2025年05月14日
TOMOYAの「どすこい」サイクリング Vol.7 月の半分?レース三昧(前編)Tour of Hainan(2.Pro)

ご無沙汰しております、小山です。
ここ一ヶ月間で約半分(13日間)レースに出場していたので、更新ができておりませんでした。
連戦がひと段落したので、前後編に分けて振り返ってみようと思います。
Tour of Hainan(2.Pro) 2025/04/07~2025/04/11
中国最南端に位置し「中国のハワイ」「東洋のハワイ」などと呼ばれている温暖なハイナン島にて5日間で行われたUCI ProクラスのステージレースTour of Hainanに出場。
全5ステージのコースプロフィールは上のとおりで、1、2、5ステージが平坦ステージ、3、4ステージが山岳ステージでした。
チームから課された課題
「今回チームから課された課題は」
・各ステージで勝負する選手のアシスト。
・アシストをしつつも山岳ステージ含むすべてのステージを完走
の2つでした。
展開によっては平坦ステージでは自身のスプリントを狙うことも指示されましたが、レースのレベルと、チームメイトのレベル的にも、小山はアシストしつつしっかり完走が個人的な目標としても妥当だったと思います。

基本的にWTチームのXDS ASTANAがレースを掌握する中で、その次点にチームとして位置取りレースを進めて行きました。
チームとして隊列を組む際には、その先頭で、補給の必要がある際はチームカーまで下がって補給をしたり、アシストに徹しました。
平坦ステージではアシストとして走れた実感はありましたが、山岳ステージでは耐えるレースとなったのが正直なところです。
昨年までと比べて「タイムアウトの怯える」ことはなくなったものの、優勝する選手や先頭集団の選手との力の差は大きいと痛感させられました。
平坦系の選手たちの動きを見ながら、どのように山岳ステージを乗りきるかが少しずつわかってきたような気がする反面、もっと勝負できる集団に残りたいという気持ちが強くなったので、今後さらなるレベルアップを目指したいと思います。
山岳ステージを乗り切って迎えた最終平坦ステージでまさかの…
二日間の山岳ステージを乗り切って迎えた、最終平坦ステージ。
PCSが示すプロフィールスコア(難易度)はゼロ。
確実に集団スプリントになるコースで、あわよくば自分のリザルトも狙って行きたいコース。
こんなコースでまさかの…DNF
レーススタートして少し経った辺りから、平坦ステージにも関わらず「異常な」キツさ。
そこから一時間ほど耐えて、ついにドロップ。なんでもない平坦路でまさかのドロップ。
ダンシングしてもバイクの振りが重くてキツイ…。
チームカーにも(ただ遅れたと思われ)置いていかれ、最後尾を走っている回収車以外すべての車列に置いていかれ… 残り距離は100km。
完全に心が折れてそこでバイクを降りてしましました。
が、回収される際にスローパンクを発見。なぜ気がつかなかったのか…。 自転車が進まない訳だ… と自分に憤りを感じるも時すでに遅し。
回収車に揺られてゴール地点へ。
今まで「ドロップするのは自分の力がないから」だったので、まさかスローパンクしているとは想像もしておらず、ひたすらに苦しみ続けていました。
何かおかしいと感じたら、冷静に状況を把握して対処する必要があると痛感しました(当たり前ですが)。

最終日に苦い思いをしましたが、大きな怪我を負ったりすることなく終えることができました。
後編はこの記事を書く2日前まで走っていた、Presidential Cycling Tour of Turkiye (2.Pro)について書いていこうと思います!
このレースはさらに色々あったので、乞うご期待ください!
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過去の記事
Vol.1 自転車ロード選手・小山智也
Vol.2 今シーズンまでの振り返り、そしてこれから
Vol.3 バイク「BH ULTARALIGHT」ご紹介
Vol.4 冬場のトレーニング振り返り
Vol.5 怒涛の1月、2月
Vol.6 今どきのプロはサイコンのこんな数値を見て走ってる
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著者プロフィール

小山智也こやま ともや
スペイン籍のUCI Pro Team「Burgos Burpellet BH」所属、プロロードレーサー ダイエットで自転車を始めてすぐ出会った方々のおかげでヨーロッパを志し、今もヨーロッパでレース活動を続ける。