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2018年11月14日

景色にグルメ! 栃木県北の魅力を再発見する秋の1泊2日サイクリング!

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那須高原をはじめとする栃木県北をめぐり、秋の景色や地元グルメを楽しむ1泊2日の「One Sky Project 栃木県北サイクルツーリズムモニターツアー」が10月13、14日に開催。
那須ブラーゼンの選手らと一緒に約30人のサイクリストが、秋風に吹かれながら爽やかな汗を流した。

サイクルバスで那須まで楽々移動!

栃木県北の那須町、那須塩原市、大田原市、矢板市のエリアは、プロのロードレースやロングライド、ヒルクライムなどの自転車イベントも数多く行われ、自転車による地域活性化に力を入れている地域。「One Sky Project」は、このエリアをもっと自転車が走りやすい環境にしていこうというプロジェクトで、今回のツアーはその第1弾として各地からサイクリストを迎え、地域の新たな魅力を発見してもらうため開催された。

プロジェクトのメンバーである那須ブラーゼンの若杉厚仁社長は「今回の参加者に意見をもらいながら、今後、魅力あるツアーを作っていきたい」と展望を語っている。

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ツアーを統括するのは、地域密着型ロードレースチーム「那須ブラーゼン」の若杉厚仁社長。元プロロード選手で、まだ29歳のさわやか青年だ

 

参加したサイクリストは約30人で、そのうち東京周辺からの参加者約20人は国際興業のサイクルバスに自転車を積み込んで、出発!

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東京から那須までは、サイクルバスで楽ちん移動。自転車からホイールを外し、フレームは毛布でカバーしてバスの荷室に固定するので、傷つくことなく安全に運べる

朝7時半に東京を出発して、11時ごろスタート地点の那須町サイクルステーションに到着。ここで地元参加のサイクリスト約10人やガイドライダーのみなさんと合流。ガイドライダーを務めるのは若杉さんに加え、那須ブラーゼンの永吉篤弥選手、椎貝竜哉選手、元プロロード選手の長沼隆行さん、元競輪選手の古谷幸樹さん、「じてんしゃ屋フレーシュ」の店主・藤田佳希さんの6名。自転車を組み立て、参加者を4つにグループ分けし、いよいよツアーのスタートだ。

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ガイドライダー兼ツアーのメカニックも務めた矢板市のスポーツ自転車店「じてんしゃ屋フレーシュ」の店主・藤田佳希さん。僕の自転車はブレーキが片利き気味だったので、スタート前に調整してもらった

 

今回のツアーは女性参加者が7割ぐらいと多かったが、僕ライター光石は、永吉選手、椎貝選手がガイドする男性中心の7人の第2グループに入った。

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一緒に走った第2グループのメンバー。後列左から、YOPIさんとTOMIさんのご夫婦、りょうさん、前列左からブラーゼンの椎貝選手、永吉選手、ponicさん

 

コース設定について「このプロジェクトにかかわっている那須町、那須塩原市、大田原市、矢板市の4つの市と町を回りながら、見どころある場所を通ります。普段からロードバイク、スポーツバイクに乗られている方が楽しめるものにしました」と若杉さん。参加者にはスポーツバイク初心者の人もいたけど、ガイドライダー、参加者みんなでサポートしながら走った。

初日は那須町から那須塩原市、矢板市へと南下していくルートで、距離は約70km。山岳が多いこのエリアだが、今回のコースは細かなアップダウンを繰り返しながら全体的には緩やかな下り基調と、上りが苦手な人でも走りやすい。ちなみに、獲得標高は400mほどだった。

空は雲が厚く、気温は15℃前後とやや肌寒い。ウィンドブレーカーか長袖のウェアを羽織りたいところ。紅葉はこれから本格化するとのことだが、色づいている葉っぱもちらちらと目に入ってきた。

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スタート直後はちょこちょこ上りながら、時速20km前後のペースで1時間ほど走る。美術館などの観光スポットが並ぶ那須高原の中に入り、路地を入ったところにある「Vamos×自転車食堂」で、ランチタイム。メニューはフランスパンのサンドイッチとサラダ、玉ねぎのスープ、カップケーキなど。すべて地元の食材を使っていて、ボリュームもあってお腹は大満足。特に玉ねぎのスープは、ほどよく甘さがしみ出していて最高!

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お店も料理もSNS映えな那須町の「Vamos×自転車食堂」はドライフルーツも人気。4枚目の写真右は、元競輪選手の古谷幸樹さん。現在は矢板市内の「クイック整体 整え屋」で整体や自転車のポジショニングなどを行っている。ツアー中も参加者のポジションを調整していた。

ここからは緩やかな下りが続く。道が広く、交通量も少ないので時速30km前後の快調なペースでぐいぐい進んで、那須塩原市に入る。

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歴史とグルメに触れる旅。リンゴ狩り体験も

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若杉さんによると、初日のルートのテーマは「明治の歴史を知る」とのこと。この日走っている「那須野が原」というエリアは、明治時代に華族が切り開いた農場や彼らが建てた洋風建築の別荘などが数多く残っていて、今年5月には「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~」として日本遺産に登録された。今回はゆっくり見られなかったが、明治期の洋館を見て回るサイクリングも楽しそうだ。

 

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トイレ休憩で立ち寄った道の駅「明治の森・黒磯」にある洋館「青木周蔵那須別邸」。時間があるときにでも、ゆっくり見学したいスポットだ

次に立ち寄った「千本松牧場」も、そうした日本遺産のひとつ。旧薩摩藩士で内閣総理大臣も務めた松方正義が開拓した農場だ。現在も国内外から多くの人が訪れる観光牧場として人気で、この日も大賑わいだった。

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ここで一緒に走っていたりょうさんが、牧場の生乳で作られた「バカ・ドルセ(スペイン語で、甘い牝牛)」というアイスをパクリ。なんと、土日祝日の2時~2時56分のわずか56分間(!)しか販売されないという幻のアイスで、たまたまタイミングよく買えたようだ。寒かったので僕は遠慮しておいたけど、ホントは一口だけもらいました。濃厚な味! ありがとう!

ちなみにサイクルバスは各スポットに先回りしているので、防寒着や買い物したお土産などは運んでくれるのですごく便利だ。

ここからさらに南下して矢板市に入ると、道路脇には大きな実をつけたりんごの木が目に入ってきた。矢板市は栃木県一のりんごの産地だそうで、次のお楽しみは「渡辺りんご園」でのりんご狩り体験! ここでは40種類ものりんごを栽培しているそうだが、この日はちょうど食べごろだった新世界とシナノスイートという品種を試食。個人的には酸味が少ないシナノスイートの方が好みかな。りんごの木から自分で実を採って、その場で皮をむいて食べるのも、贅沢なひとときだ。

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渡辺りんご園を出るころは、もう午後4時半。秋の日は釣瓶落としの言葉通り、一気に空も薄暗くなってきた。ここから約1時間走ってすっかり真っ暗になったころ、この日の最後の目的地「58ロハスクラブ」に到着。ここで再び自転車をサイクルバスに積み込んでもらい、僕たちはお風呂に入って汗を流す。

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この日のゴールは「58ロハスクラブ」。夕方5時半だが、すっかり日も暮れた

夕食は屋外でバーベキュー! 自家菜園のある「58ロハスクラブ」で作られたものも含め、食材はすべて栃木県産。お肉も柔らかくて絶品! もうこの日は自転車に乗らないので、思い思いにお酒を楽しんで、今日のライドを振り返ったりと自転車トークも楽しんで夜は更けていった。

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