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2017年11月08日

乳酸地獄へようこそ!【葉山ヒルクライムスプリント2017】

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陸上競技のなかで一番辛い種目は、400mや800mと言われている。それは、運動強度が高く、乳酸がもっともたまりやすいとされているからだ。全力で走っている時間は60秒~2分30秒ぐらい。
実際に走ってみると、痛みとして現れる身体の「休め」という命令に背いて走り続けることは、非常に苦しい。学生時代、100mを専門にしていた私はこの中距離種目が大の苦手だった。

さて本題に入りたい。11月5日(日)、神奈川県葉山町にある南郷上ノ山公園を会場に、今年で3回目となる「葉山ヒルクライムスプリント」が開催された。このイベントは「日本一短いヒルクライムレース」として、地元神奈川県ではちょっと有名だ。レースは南郷上ノ山公園までの上り約700m(平均勾配 約6.7%)で競われる。

種目は「タイムトライアル」と「チャンピオンシップ(勝ち抜き戦)」の2つ。今回私はチャンピオンシップに参加させていただいた。
チャンピオンシップでは、予選→(敗者復活戦)→準々決勝→準決勝→決勝と勝ち上がり戦で行われる。つまり、4本(敗者復活を入れると5本)のレースで先着すると優勝となる。ちなみに各レースは3~6名で争われる。

このイベント、時間にすると1分30秒から2分30秒ほどの間、坂道を駆け上がる。まさしく、乳酸が最も溜まりやすい運動強度とドンピシャだ。
と言うわけで(冒頭は言い訳です)、私は順当に予選を敗退し、敗者復活でも敗退したが、久しぶりに脚からお尻にかけて溜まった乳酸の痛みに苦しむ体験をできたのは、なんだか懐かしい気持ちになった。

 

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お手製のゲート(?)から走り出す。スタート直後から駆け引きが始まる
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直登ではなく、コーナーも多いので、ライン取りも重要なポイント

 

700mという距離は全力で走りきるには少し長く、ペース配分が難しい。先着して勝ち抜ぬくための駆け引きが加わることで、レース難易度はさらに高くなる。追い打ちをかけるように、各レース間の休憩時間も短く、参加者たちを苦しめた。このコースを4本も走った決勝進出者の4名はきっとものすごくキツかったはずだ。

短いスパンでレースがどんどんスタートするので、観戦だけでも楽しめるのもこのイベントの特徴。
子ども向けのウィーラースクールも開催し、イベント自体もお昼すぎにさくっと終わる。家族で参加して、イベント後は風光明媚な葉山を楽しむという参加者も多かった。

全国でも珍しいレース形式で、他にはない楽しさがある葉山ヒルクライムスプリント。脚に覚えのある方はぜひ来年チャレンジしてみてはいかがだろうか。参加定員は190名で、結構すぐにエントリーが埋まってしまうので、要注意だ!

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1本のタイムで競われるタイムトライアルは子どもたちの参加も多かったDSC_0018
子どもたちを追ってダッシュするお父さんお母さんが一番キツイ!?DSC_0007
最後の力を振り絞り、フィニッシュに飛び込む
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同会場ではウィーラースクールも開催された

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決勝戦、鈴木岳志さんが先着してフィニッシュ!
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チャンピオンシップ表彰式。左から、彦井浩孝大会実行委員長、2位 山本勝太さん、1位 鈴木岳志さん、3位 佐野友哉さん、4位 森榮晃彦さん、そして山梨 葉山町長。上位3名には葉山牛がプレゼントされた(4位は葉山牛入りカレー)
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表彰式にもたくさんの人が残り、暖かい拍手が勝者に贈られた

 

チャンピオンシップ優勝
「念願の初参加で優勝」鈴木岳志さん
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「地元のイベントだったので、初回から注目していたのですが、第1回、第2回は気づいたときには定員に達しており、今回初めて参加できました。ヒルクライムレースですが、距離が短いのでスプリンタータイプの方でも勝利を狙えるコースです。僕はクライマータイプなので、ゴールスプリントになると分が悪いと思い、できるだけ序盤からハイペースでレースを作り、ゴールスプリントになる前に自分からアタックを仕掛けました。今朝、YouTubeで昨年の動画を見て研究したのですが、作戦がハマって良かったです(笑)。途中路面がデコボコしているところもあるので、ライン取りに気をつけるだけでも、レースを有利に進められると思います。
トーナメント方式でインターバルも短く、キツいレースでしたが、レースの雰囲気も応援もアットホームで楽しく走れました」

 

葉山ヒルクライムスプリント2017 ⇒ https://www.facebook.com/cafhayama/

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