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2017年06月19日

【Mt.富士ヒルクライム チームFR90】90分切りチャレンジ! サポートライダー福田昌弘さんレポート

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90分切りを目指す30名のサイクリストが協力して目標に向かいます。

第14回目をむかえた、Mt.富士ヒルクライム。一定のタイムをクリアしたサイクリストには記念のリングが贈られます。その中で最初に目指すリングが90分切りでもらえるブロンズリング。FUNRiDEが90分切りを目指すサイクリストをサポートするためにはじめた“チームFR90″も今年で三回目。今回も申し込み開始と共にすぐに受け付け終了となりました。
今回、“チームFR90″のサポートライダーを務めましたハムスタースピンの福田昌弘が、その模様をお伝えします。

今回集まった30名をサポートするのは私と、かつてはフランスのレースを歴戦し、一昨年まではLEOMO Bellmare Racing TeamでJPTの選手としても活躍していた大村 寛氏の2人。

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まずは前日に申込みを行ったメンバーとサポートライダーでミーティングを行いました。今回は85〜90分の間を目標にすること。最初から最後まで一定のペースで走るので、序盤でキツイと思った場合は早めにマイペースに切り替えてもらうことを伝えました。まずはメンバー同士で挨拶をしてもらい、そのまま場が和んでくると、色々な質問が飛び出しました。

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多くのサイクリストにとっての悩みの一つが「腰痛」。一概に「◯◯が悪い」というようなことはないのですが、その一つに「股関節の動きが十分でない」ということがあります。そこで即席講座がはじまりました。体幹部の安定からはじめて二人一組でパートナースクワットをしてもらい力の入れ方を確認しました。
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大会当日の天気は回復!

数日前までは雨予報でしたが、レース当日は曇り。時折日差しが差し込むと暑さを感じることもあったため、私はレーシングワンピース+アームカバーで走ることにしました。補給は朝のウチにしっかりと食べたため、スポーツドリンクを入れたボトル1本のみです。
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今回、1万人を越えたMt.富士ヒルクライム、まとまってスタートしないとバラバラになってしまうため、FR90は第9ウェーブの最後尾にならびました。さらに計測地点の前でメンバーがまとまっているか最終確認。いよいよリアルスタートです。

コースとなる富士スバルラインは、前半のほうが斜度がキツく、後半になるほど緩やかです。運営側で把握しているデータとしても前半にタイムを貯金し、後半にタレながらも90分以内にまとめている方が多いようです。今回、斜度と必要となるパワーから1km毎のタイムを計算しておいたのですが、気持ち前半を速めに走ることにしました。

集団の先頭には私が入りペースをコントロールします。後ろは大村選手にサポートしてもらい、集団に着いていけなさそうな選手には声をかけてマイペースに切り替えてゴールを目指してもらいます。

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今回、レース前までの限られた時間の中でも色々な話をさせてもらったのですが、その一つが呼吸。よく「過呼吸」といいますが、その多くは息が吸えないのではなく、息が吐けなくなること。10分毎に声をかけ、「ドリンク飲んで〜!」「深呼吸!!」と促します。

結果として5km、10km、15kmの通過タイムはパーフェクト。しかしながら多くのメンバーが集団から千切れてしまいました。

大きな誤算は「風」

勾配の変化が続くスバルラインですが、斜度のキツイ区間では重力がサイクリストを拒み、斜度のゆるい区間では風に邪魔をされます。その風が、今年は特に強く吹いていたようです。そのため、本来であればサポートライダーの後ろに入ることでパワーをセーブできる区間でも、思うようにはいかなかったようです。

こうして緩奥庭駐車場前を過ぎ、区間唯一の平地へ。残ったメンバーにはボーナスタイム。後ろに着いたことを確認したのち、ジワジワと時速45km/hまであげていきます。これだけでも30秒ぐらいは稼げましたね!

最後の上りは各自が力を出し切る区間。私は90分切りが確実なメンバーを見送り、後ろに残されたメンバーが来るのを待ってサポート。90分切りを達成した、いい笑顔でフィニッシュ!

実は私自身は10年以上ぶりとなるMt.富士ヒルクライム。心の中では「90分で上りきれるだろうか……」と少し不安にも感じていましたが、前日のミーティングに集合した皆さんの真剣な眼差しを見て、何が何でもサポートするという強い気持ちでレースに望みました。多くのメンバーと一緒に90分切りを達成出来て私自身も満足しています。
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さて、最後に気になった点ですが、ただ上りだけ…と言われるヒルクライムでも斜度がゆるい区間の多い富士スバルラインのコースでは、キツイ斜面を越えた後でもしっかりと速度をあげていくことが重要です。
しかし、レース中に観察していると、速度を乗せやすいこの区間を休憩区間としている方が多かったようです。また速度が出るほどに風の抵抗が大きくなる自転車走行の場合は、ゆるい区間では他のライダーから距離を開けずに走ることも重要です。
実際に“チームFR90″のメンバーの方でもキツイ区間をすぎた後に緩めてしまい、ゆるくなった区間で千切れていく方も多かったようです。

対策としては二つ、普段から平地などでもしっかりとペダルを踏む練習をすること、ゆるい区間ではドラフティングに入れるよう集団走行の練習も行なうことです。私自身も、サポートライダーとしてのペースコントロールのさじ加減は来年への課題となりました。

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今年目標を達成出来た方、来年はぜひシルバーを目指してください。今年達成できなかった方は、来年また一緒にがんばりましょう!

写真:編集部、福田昌弘
まとめ:編集部

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