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2019年07月17日

【八ヶ岳ヒルアタック】今中大介さんに聞いたヒルアタック攻略法 ※2019年7月29日情報更新

※2019年7月29日、一部情報を更新しました

八ヶ岳ヒルアタックとは一体どんなコースなのか。
天空と比喩される標高1000mを超える高地・小淵沢から、清里の森までをつなぐ、八ヶ岳高原ラインが主要コースとなる。全長約17.3km(計測区間約14.3km)、平均勾配は約2.5%、獲得標高こそ488mというデータだが、序盤の2kmは急勾配の上り、中盤は下りあり上り基調のアップダウン、そしてラストはアタックポイントになる7%前後の上りを越えるというバリエーションに富んだプロファイルとなる。スピードコースとなりロードレース的な駆け引きのあるレース展開となるはずだ。

ピュアクライマーはもちろん有利だが、戦い方次第ではオールラウンダーやスプリンターにも勝利のチャンスがあるといえるだろう。その理由とは!

 

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 通称“赤い橋”東沢橋を越えた丘の先、東沢大橋展望台前が計測終了地点。

アドバイザー・今中大介さんと試走ヒルアタック!

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1990年から1993年までシマノレーシングに所属し日本の総たるタイトルを獲得。1994年から1997年までイタリアの名門チームポルティに所属。クラシックレースやジロ・デ・イタリア、近代ツールとしては日本人初のツール・ド・フランス(1996年)に出場。1997年の引退後はインターマックスを創業。

今中大介さんからのビデオメッセージはこちら


 

道の駅こぶちさわをスタート!
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スタート地点は、道の駅こぶちさわ。https://mkobuchisawa.jp/
各クラスごとにローリングスタート。駐車場(申し込み制)で近隣に用意しています※2019年7月29日情報更新。フィニッシュ地点に車を停めた場合は、規制時間前にコースを下山してスタート地点へ向かいましょう。防寒着はスタートエリアの受付ブースで預かり可能(レース最後尾のオフィシャルカーでフィニッシュ地点に運びます)。
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ここがポイント/コース序盤の急勾配

パレード区間の2kmはおよそ8%の急勾配が続く。リアルスタート地点まではしばらく先だが、ここでパワーを温存するか、あえてペースを上げて走るか……。※2019年7月29日情報更新
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ポイント
「それなりに勾配がきつく一気にスピードを上げようとすると大きなパワーが必要。しかし勾配に緩急がないので、一定ペースを心がけると走りやすい。片側通行の場所もあるので注意しましょう」

2kmほど上ると大平交差点に差し掛かります。ここからリアルスタート。
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しばらくは緩やかな直線的な上りとなる。スピードが上がった場合は集団効果も期待できそう。

ここがポイント/アップダウン区間

今中さんをして「この区間はロードレース的だね」と言わしめた5kmすぎからのアップダウン区間。脚に余裕があるとついつい踏みたくなってしまうコースプロフィールです。パワーでガンガン攻めるのもいいし、不意打ちのアタックでライバルにダメージを与えることもできるはず。ロードレースのような駆け引きを楽しめる区間です。

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標高1330mの標識は7.5km地点。この下りでは時速40km以上は出そう。ここから9km地点までは、下り基調となる。

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下りからの上り返しでは、こんなアタックが見られるかもしれません。

ポイント
「とにかく緩やかなアップダウンで、標高1330mからは下り基調。ここでスピードを保ったまま上り切れば、下りでは高いスピードを保てそう」。この下りと上り返しは集団有利でいっきに丘をこえることができそう。上りでつけられた差を一気に詰めることもできるし、逆にアタックして差を広げるポイントにもなりそう。

ここがポイント/終盤の上りでパワーを出し切る

まきば公園・まきばレストランが右手側に見えてきたら、いよいよ標高は1400mを越えます。計測終了地点まで、残りはわずか。ここの上りが最後のアタックポイント。
コース幅が広く上りの感覚が掴みにくいですが、ラストアタックにふさわさしいなかなかの勾配です。

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赤い橋を越えて…..

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東沢大橋展望台を過ぎたら計測終了です!

ポイント
ラストアタックに備えましょう。
「まきば公園を過ぎたらあっという間に計測終了ポイントに着いてしまいます。また、この上りをライバルよりも先にいきおいよく橋を通過できれば勝率はかなり高まりますね」

フィニッシュは清里の森

フィニッシュ地点は、清里の森。計測終了ポイントを通過したら、そのまま清里の森まで走り抜けてください。
レースは終了していますので、コースの余韻に浸りながら脚をほぐすように回して走りましょう。
メイン会場は、施設内にある“森の音楽堂”。計測チップの回収や表彰式を行います。
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メイン会場がある清里の森。ここでフィニッシュしたみなさんをお出迎え。
前日受付はこちらで実施。
大会当日の駐車エリア(事前申請)も用意しています。

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清里の森までの長い下りは、交通規制区間ではなく対面通行となる。スピードの出しすぎに注意しましょう。レースは終わっているので、脚を休めるようにリラックスしてクランクを回そう。

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メイン会場は「森の音楽堂」。こちらで表彰式や、みなさんをおもてなしします。グランフォンドピナレロ八ヶ岳でもおなじみですね!

コラム:レースの後は“まきばレストラン”でリフレッシュ!

コースの勝負所の上りにある、まきば公園内の「まきばレストラン」。ここでは地元の特産物を扱ったフードメニューを提供しています。どれも美味しそうで迷ってしまいますが、ヒルクライムを走った後なら、ぜひコレに挑戦しましょう!

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その名も、清里ジャンボハンバーガー!!
食べてみないと感想なんて述べられません。スタッフも最後まで頂きました。
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ふんわりと甘いバンズに、シャキシャキすぎる高原レタス。そして3cmはあろうかという厚切り高原トマト。ほろほろな甲州ワインビーフ100%のパティも大ボリュームです。そして薫り高い富士桜ポークのベーコン….。予定調和のように「旨い!」という言葉が勝手に口からこぼれてしまいます……。
添えているザワークラウトもバーガーにぴったりな酸味の聞いたお味。
控えめに言って最高です。

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甲州ワインビーフのカレーも絶品というコメントをいただきました。どれだけ食ってんねん。

まきばレストラン
https://www.makiba-res.com/
山梨県北杜市大泉町西井出8240-1
TEL/FAX 0551-38-0220


 

 

さあ、気になったあなたは、こちらの大会ホームページをまずはチェック!
会場でお待ちしております!!

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