記事ARTICLE

2019年01月13日

国内初のヴァーチャル風洞でエアロポジションを導き出す! アスロニアに「BIORACERスピードコンセプトセンター」オープン

a1_P1700120

東京都渋谷区のトライアスロンコンセプトショップ・アスロニアに、国内初のバーチャル風洞システム「BIORACER AERO(ビオレーサーエアロ)」を備えた「BIORACERスピードコンセプトセンター」がオープン。最適なエアロポジションの提案、細部まで体型に合わせたセミカスタムオーダーウェアなどで、勝ちにこだわるトライアスリートやサイクリストを総合的にサポートしていく。

手軽にエアロポジションをチェックできるヴァーチャル風洞システムBIORACER AERO

ベルギーに拠点を置く「BIORACER」は、どれだけ速くなれるか、強くなれるかをコンセプトに勝つためのサイクルウェア・トライアスロンウェアを開発するブランド。UCIワールドチームなどプロチームのスポンサーになるのではなく、ベルギー、オランダ、ドイツなど各国の自転車競技代表チームにウェアを供給している。

しかも無償供給ではなく、選手やチームがBIORACERを気に入って購入しているそうで、その性能への信頼は厚い。それを証明するかのようにBIORACERを着用した選手はオリンピック、世界選手権、ワールドカップで総計690個のメダルを獲得しているとのことだ。

アスロニアの白戸太朗代表も「数年前にBIORACERを初めて着たときに、いいものだと思いました。お客様にも勧められるし、何より自分が着たいウェアだと思いました」とトライアスリート目線で高く評価している。

 

b1_P1700060
アスロニアの白戸太朗代表。「商品はすべて自分で試しているが、BIORACERはストレスなく着れるし、かっこいい」と太鼓判を押す

アスロニアに国内初導入される「BIORACER AERO は、BIORACERが実際の風洞実験で得た膨大なデータを基に開発したバーチャル風洞システムだ。

これは、ライダーの乗車姿勢変化により設定スピードを維持するために必要なワット数をリアルタイムに表示するシステム。まずはローラー台に乗車した姿勢を正面からビデオカメラで撮影。コンピューターで前面投影面積を割り出し、さらに設定スピードでの出力(ワット数)も計算する。

b2_P1700125
ヴァーチャル風洞システム「BIORACER AERO」。カメラで撮影した自分の姿をモニターで確認しながら、ポジション調節も可能

あくまで前面投影面積をもとに算出したデータなので正確な空気抵抗ではないが、大企業や研究機関などでしかできない風洞実験を、ショップで気軽に体感できるのは大きなメリット。ツール・ド・フランス4勝のクリス・フルームも室内トレーニング用に所有しているそうで、サイクリストなら一度は試してみたいと思うはずだ。

b3_P1700110
上半身が起き上がったポジション。モニター右上の数値を見ると、40km/hで走るのに必要な出力は330W前後と表示されている

b4_P1700112
上半身を前傾すると、出力は300W前後まで下がる

b5_P1700113
さらに前傾を深くしてエアロポジションをとると、出力は250W前後に。最初のポジションと比較すると、約80Wも節約できていることになる

走行スピードが50km/h、55km/hとさらに高速域になると空気抵抗は2乗で増えるので、ポジションの違いによる出力差もさらに顕著となり、エアロポジションのメリットも大きくなる。

このシステムを利用することでライダーは空気抵抗が少ない、最適なエアロポジションを導き出せる。また、TTやトライアスロンのバイクパートなど実際のレース時間を設定するとことで、その姿勢を長く維持するためのトレーニングを行うモードもある。

1㎝四方単位で体を計測するフルオーダー採寸BIORACERトライアスロンウェア」

上記のヴァーチャル風洞に加え、アスロニアでは国内初のBIORACERスピードコンセプトセンター」として理想的なウェアのセレクトまでトータルで行うことができる。

 特に「フルオーダー採寸BIORACERトライアスロンウェア」は、アスリートの体型に合わせて各部のサイズを調整できる、セミカスタムオーダーのトライアスロンウェア。

 まずは1㎝四方のマス目が描かれた採寸用のウェアを着て、乗車姿勢で各マス目の伸縮具合を確認。1.5㎝以上伸びていればその部分の布地の面積を大きくし、逆に2/3cm以下まで縮んでいれば面積を小さくする。空気抵抗の原因となるシワを極力減らし、ライダーの体型にフィットしたウェアを作り出す。
価格は、2着(ノーマルタイプとメッシュタイプ)で約16万円とまさにスペシャルな決戦用ウェアだ。

b6_P1700101
採寸用のウェアを着て、乗車。1㎝四方のマス目の伸び縮み具合を細かく採寸して、ライダーの体型にフィットしたウェアを作成

b7_P1700145
BIORACER本社の事業開発担当マネジャー、クイントン・ファンロッヘレンベルフさん。「ヨーロッパの国とはたくさんメダルを獲ったので、東京五輪ではアジアの国と一緒にメダルを獲りたい」とアジア進出に意欲をみせる

 

サービスは2019年2月からスタート予定

今後、BIORACERはインターネットを通じてヴァーチャルレースできるサービスやウェアにIoT(Internet of Things=モノのインターネット)デバイスを装着して、ライダーの体温、体内の水分量、心拍数などをモニタリングして、体調管理や補給を行うシステムなども開発する計画があるという。

「BIORACERスピードコンセプトセンター」のサービスは、19年2月からアスロニアでスタート予定だ。各サービスの料金は追って、発表される。

 b8_P1700135
日本初のBIORACERスピードコンセプトセンター」誕生を記念し、アスロニアの白戸代表にベルギーでお馴染みの小便小僧(!)のレプリカが贈られた

 


写真と文:光石達哉
問い合わせ:トライアスロンコンセプトショップ・アスロニア
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目1番24号 鳩森八幡神社ビル1F
TEL:03-5413-7571

関連記事

記事の文字サイズを変更する

記事をシェアする

1,313 Views