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2020年05月22日

【コロナ禍中における自転車チームの今:J Proツアー】宇都宮ブリッツェン ~地元飲食店をチラシ配布でサポート!~

新型コロナウイルスの多大な影響をうけて自粛を余儀なくされているのはJプロツアーチームの選手たちも同じこと。今何をしているの? レースへの準備は? そんな疑問に、今回は宇都宮ブリッツェンの清水裕輔監督にこたえていただきました。

「新型コロナウイルスに負けない!」 当面のレースもなく、屋外でのトレーニングも制限される状況だが、国内最高峰のJプロツアーに参戦する各チームは前向きにこの危機を乗り越えようとしている。宇都宮ブリッツェンは、トレーニングの合間に積極的にファンや地域とのコミュニケーションを図っているようだ。

堀選手発案「ツール・ド・ポスティング」

栃木県宇都宮市に拠点を置くブリッツェン。JPTでも毎年複数の勝利を挙げる強豪で、近年は雨澤毅明選手、岡篤志選手らが海外チームに移籍するなど育成力も光っている。今シーズンも東京五輪出場を目指す増田成幸選手を中心に、ベテランから若手まで実力者がそろう。

現在、選手たちは個人練習をメインにZWIFTを活用したライドイベントなども行なっているという。「不要不急の外出を控え、屋内外でもコロナ対策に注意して活動しています」と清水裕輔監督。

清水裕輔監督©︎宇都宮ブリッツェン

また、地域密着型チームの先駆けであるブリッツェンらしく、ユニークな活動でファンや地域のみなさんと交流を図っている。

飲食店のテイクアウト情報が掲載されたチラシの配布を選手たちが行う「ツール・ド・ポスティング」は、地元・宇都宮出身の堀孝明選手の苦しんでいる飲食店の力になりたいという思いから実現。選手たちも、日頃お世話になっているお店のテイクアウトを頻繁に行っているという。

コロナ禍で苦しむ飲食店を手助けするためテイクアウトのチラシを配布する堀孝明選手

「こどもの日」に子どもたちと生電話

5月5日の「こどもの日」には、長期休校で自宅で過ごす子どもたちと堀選手、小野寺玲選手が電話で会話する「宇都宮ブリッツェン ヒーローインタビュー」を行った。

「こどもの日」に子どもたちと電話で会話する小野寺玲選手 ©︎宇都宮ブリッツェン

そのほかにもSNS上で「#ブリッツェン似顔絵選手権」として選手の似顔絵を募集。ファンだけでなく、ブリッツェンや他チームの選手も参加する盛り上がりを見せた。

清水監督は「自宅にいながらできる事や、楽しみを少しでもご提供できていれば幸いに思っています。また日頃からお世話になっている地元の皆さん、ファンの皆さんに今我々ができるお返しができればと思って活動しています。各企画とも地元メディアにも取り上げていただき、私の家にもポスティングして欲しい、という声やお子さんからお礼のお手紙をいただいたり、と我々も元気をもらっています」と喜ぶ。

3年ぶりブリッツェン復帰の大久保陣選手はSNSを勉強中
自宅でトレーニングに汗を流す堀孝明選手

最後に、ファンに向けて清水監督は「大変な状況下ですが、通常の生活に戻るようにみんなで協力していきましょう。レースが再開された時には各選手の魅力ある走りで盛り上げていきたいと思います」
と力強くメッセージを送ってくれた。

チームデータ

©️:宇都宮ブリッツェン / JBCF
正式名称宇都宮ブリッツェン
正式名称(カナ)ウツノミヤブリッツェン
創立日2008年10月
ホームタウン栃木県宇都宮市
公式HPアドレスwww.blitzen.co.jp
メインスポンサー名MERIDA(ミヤタサイクル)
使用バイクMERIDA
使用コンポーネントシマノ

関連URL:
Twitter https://twitter.com/blitzen_PR
Facebook https://www.facebook.com/blitzen.official/
JBCF https://www.jbcf.or.jp/

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