2020年05月26日
【連載/コロナ禍中における自転車チームの今:J Proツアー】マトリックスパワータグ~ ~レース以外でもわくわくさせる!~
新型コロナウイルスの多大な影響をうけて自粛を余儀なくされているのはJプロツアーチームの選手たちも同じこと。今何をしているの? レースへの準備は? そんな素朴な疑問にこたえていただきました。
※アンケート取材は5月13日時点の情報に基づき、行いました。
「新型コロナウイルスに負けない!」
当面のレースもなく、屋外でのトレーニングも制限される状況だが、国内最高峰のJプロツアーに参戦する各チームは前向きにこの危機を乗り越えようとしている。マトリックスパワータグは「レース以外でもわくわくさせる」との安原昌弘監督からの楽しみなメッセージが届いた。
「人の後ろについてて練習になるか!」
昨年はツール・ド・熊野総合優勝、Jプロツアーでは個人・チームともに総合優勝を飾るなど強さを見せつけたマトリックスパワータグ。今年は2年ぶりにチームに復帰する吉田隼人選手、昨年大活躍したオールイス・アウラール選手(現カハ・ルラル)に続くベネズエラから第二の刺客レオネルアレクサンダー・キンテロ選手ら強力な新戦力を迎え、レースが再開されればさらに大暴れすることが期待される。安原監督を筆頭に、関西チームらしい明るい雰囲気も人気だ。
現在の練習は「屋外練習は多くても2〜3名程度で、いわゆるソーシャルディスタンスを開ける」との指示を出しており、安原監督によると「昔のトレーニングで『人の後ろについてて練習になるか!』などと当時の指導者に怒鳴られた練習を思い出し、それぞれ間隔を10メートルくらい空けて、いわゆる追いかけあうトレーニーング」を行ったりしているそうだ。
屋内でのトレーニングについては「ZWIFTはチームではなく個人的に数名の選手がテスト的に始めてるが、トレーニング的な効果は期待できそう。チームでもこれから取り入れる予定」と本格的なヴァーチャルライドデビューにも前向きだ。
吉田隼人選手がZWIFTデビュー
最近の選手のトピックスについては「遅ればせながら吉田隼人がZWIFTデビュー(SNSでちょっとざわついてる)、向川選手がむかしながらのマスクトレーニング(大した効果ない)、小森選手のハンドルさばきトレーニング(いわゆるウイリーなど曲芸、子どもに受けてる)、安原監督のボケの上達(加齢によるものかも)」と安原監督節の報告が聞かれた。
ファンに向けては「皆さんをドキドキわくわくさせるべく選手は準備してます。もちろんレース以外でも。もうしばらくお待ちください」と今後に期待させるコメント。
そして、今シーズンの注目ポイントについては「積極果敢なレース、ベテランの技(ベテラン多いけど)。走り以外でも皆さんを楽しませる。今年新加入のベネズエラからの若手レオネルの走りに期待」と力強い意気込みが聞かれた。
正式名称 | MATRIX POWERTAG |
正式名称(カナ) | マトリックスパワータグ |
欧文表記 | MATRIX POWERTAG |
創立日 | 2006年1月 |
ホームタウン | 大阪府高石市 |
公式HPアドレス | https://team-matrix.jp/ |
メインスポンサー名 | 株式会社マトリックス |
使用バイク | FOCUS |
使用コンポーネント | SHIMANO |
関連URL:
TWITTER https://twitter.com/MATRIX_POWERTAG
FACEBOOK https://www.facebook.com/Matrix.Powertag
Instagram https://www.instagram.com/team_matrix_powertag/
JBCF https://www.jbcf.or.jp/
著者プロフィール
光石 達哉みついし たつや
スポーツライターとしてモータースポーツ、プロ野球、自転車などを取材してきた。ロードバイク歴は約9年。たまにヒルクライムも走るけど、実力は並以下。最近は、いくら走っても体重が減らないのが悩み。佐賀県出身のミッドフォー(40代半ば)。